ダイセル株式会社ダイセル4202東証プライム化学2026年3月期, 連結, 日本基準

ダイセル 2026年3月期の決算

ダイセルの売上の約44%は「エンジニアリングプラスチック事業」から。ほかに「マテリアル事業」・「セイフティ事業」などで稼いでいます。

売上100円あたり約7円が営業利益として残ります。

前期から売上は-1.2%、営業利益は-31.0%。

増収増益などの型

減収減益

売上 -1.2%・営業利益 -31.0%。開示値から計算。

営業レバレッジ: 26.38倍(利益成長率 ÷ 売上成長率)

前の年からどう変わった

2025年3月期 → 2026年3月期

売上高
-1.2%5,865億円 → 5,796億円
売上総利益
-11.2%1,647億円 → 1,463億円
営業利益
-31.0%610億円 → 421億円
親会社株主に帰属する純利益
-79.4%495億円 → 102億円
営業キャッシュフロー
-27.4%934億円 → 678億円
フリーキャッシュフロー
-100.8%211億円 → -1.8億円

決算のポイント

  • 2026年3月期の売上高は5,796億円で、前期の5,865億円から1.2%減りました。
  • 営業利益は610億円から421億円へ31.0%減り、親会社株主に帰属する純利益は495億円から102億円へ79.4%減りました。
  • 営業キャッシュフローは678億円に減り、設備投資の680億円をまかないきれず、フリーキャッシュフローは-1.8億円になりました。

変化の要因

  • 建設中のCOC樹脂の新しいプラントで、需要拡大の遅れと投資額の増加から収益性が下がったとして減損損失を計上し、純利益が大きく減りました。
  • マテリアル事業は、酢酸の主要な使い道の需要が弱く市況が下がったことや、アセテート・トウの顧客の在庫調整、為替の影響で減収減益でした。
  • エンジニアリングプラスチック事業は増収でしたが、減価償却費や定期修繕費用が増えて減益になりました。一方、セイフティ事業は中国・インドでの販売増で増益でした。

注意しておきたい点

  • 自動車や半導体・電子デバイスの市場は変化が激しく、米国などの関税政策や中東情勢も需要や価格に影響する可能性があります。
  • 設備投資で資材や人件費が上がったり工期が遅れたりすると、採算が下がり、さらに減損が必要になる可能性があります。
  • 主な原料であるメタノールの市況が、供給側の設備トラブルなどで動くと収益に響きます。

有価証券報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31) / 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 · 有価証券報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31) / 事業等のリスク

お金の流れ

2025年3月期 → 2026年3月期

売上100円の行き先

ダイセルが100円売ったとき、何にいくら使い、いくら残るか。

2026年3月期
原価
75円
販管費
18円
営業利益
7円
最後に残る純利益
2円

利益率の年次推移

粗利率25.2%
2021年3月期: 28.3%28.3%2022年3月期: 29.6%29.6%2023年3月期: 27.1%27.1%2024年3月期: 28.5%28.5%2025年3月期: 28.1%28.1%2026年3月期: 25.2%25.2%21/322/323/324/325/326/3
営業利益率7.3%
2021年3月期: 8.1%8.1%2022年3月期: 10.8%10.8%2023年3月期: 8.8%8.8%2024年3月期: 11.2%11.2%2025年3月期: 10.4%10.4%2026年3月期: 7.3%7.3%21/322/323/324/325/326/3
純利益率1.8%
2021年3月期: 5.0%5.0%2022年3月期: 6.7%6.7%2023年3月期: 7.6%7.6%2024年3月期: 10.0%10.0%2025年3月期: 8.4%8.4%2026年3月期: 1.8%1.8%21/322/323/324/325/326/3

年度をそろえて、売上から粗利・本業の利益・純利益が残る割合を比較します。未開示の年度は線をつなぎません。

どの事業で稼いでいる

事業(セグメント)ごとの売上と、そこから残る利益。

2026年3月期
  • エンジニアリングプラスチック事業2,547億円
    44%
    営業利益率 7.5%業界: 化学
  • マテリアル事業1,613億円
    28%
    営業利益率 9.3%業界: 化学
  • セイフティ事業1,042億円
    18%
    営業利益率 5.9%業界: 自動車部品
  • スマート事業377億円
    7%
    営業利益率 1.4%業界: 半導体材料
  • メディカル・ヘルスケア事業162億円
    3%
    営業利益率 2.6%業界: 化学
  • その他54.5億円
    1%
    営業利益率 16.6%

事業ごとの利益の出方

※ セグメントの数値は内部取引を含み、会社全体の合計とは一致しません

出典

出典書類を表示(6件)
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第160期(2025/04/01-2026/03/31)

    ID S100YBO02026-06-17書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第159期(2024/04/01-2025/03/31)

    ID S100VYQ92025-06-18書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第158期(2023/04/01-2024/03/31)

    ID S100TPVN2024-06-24書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第157期(2022/04/01-2023/03/31)

    ID S100R12O2023-06-26書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    訂正有価証券報告書-第156期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

    ID S100OOJW2022-07-07書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第155期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

    ID S100LS802021-06-28書類を開く

XBRL から抽出: 56 / 他の開示値から算出: 2

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