ペットゴーペットゴー株式会社7140東証グロース小売業2026年3月期, 連結, 日本基準

ペットゴーは何で稼いでいる?

ペットゴーの売上の約96%は「ペットコマース事業」から。ほかに「ペットメディア事業」などで稼いでいます。

売上100円あたり約3円の営業赤字です。

前期から売上は-17.8%、営業利益は-189.3%。

数字で見ると

2026年3月期、事業利益の63%を1事業が占める

2026年3月期、事業の売上利益差-33pt

2026年3月期、現金は総資産の27%

開示された数値から自動で作った要約

銀行・保険、または最新期に必要な数値が揃わない会社では、一枚絵の代わりに損益の図を表示しています。

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2026年3月期の数字(書類の提出日 2026-06-24)

売上高
74.2億円
営業利益
-2億円
利益率 -2.8%
純利益
-2.7億円
利益率 -3.6%
フリーCF
-1億円
開示値から計算
最大事業
ペットコマース事業
事業売上の96.1%
開示値から計算
発行済株式数
1,889,200株
株主数
2,504人
平均年間給与(単体)
504万円
提出会社の開示値
現金比率
26.5%
現金 ÷ 売上 11.3%
開示値から計算
対業界利益率中央値
-7.7 pt
EC・ネット通販
開示値から計算
ROA
-8.3%
開示値から計算

売上100円の行き先

ペットゴーが100円売ったとき、何にいくら使い、いくら残るか。

2026年3月期
原価
69円
販管費
34円
営業赤字
3円
最終赤字
4円

利益率の年次推移

粗利率30.6%
2021年3月期: 27.3%27.3%2022年3月期: 26.7%26.7%2023年3月期: 28.4%28.4%2024年3月期: 27.9%27.9%2025年3月期: 31.1%31.1%2026年3月期: 30.6%30.6%21/322/323/324/325/326/3
営業利益率-2.8%
2021年3月期: 1.1%1.1%2022年3月期: 1.7%1.7%2023年3月期: 2.4%2.4%2024年3月期: 2.5%2.5%2025年3月期: 2.5%2.5%2026年3月期: -2.8%-2.8%21/322/323/324/325/326/3
純利益率-3.6%
2021年3月期: 0.8%0.8%2022年3月期: 1.1%1.1%2023年3月期: 1.5%1.5%2024年3月期: 1.7%1.7%2025年3月期: 1.4%1.4%2026年3月期: -3.6%-3.6%21/322/323/324/325/326/3

年度をそろえて、売上から粗利・本業の利益・純利益が残る割合を比較します。未開示の年度は線をつなぎません。

5年の業績と利益率

2021年3月期 → 2026年3月期

売上高74.2億円
2021年3月期: 94.6億円94.6億円2022年3月期: 96.5億円96.5億円2023年3月期: 100億円100億円2024年3月期: 99.1億円99.1億円2025年3月期: 90.3億円90.3億円2026年3月期: 74.2億円74.2億円21/322/323/324/325/326/3
営業利益率-2.8%
2021年3月期: 1.1%1.1%2022年3月期: 1.7%1.7%2023年3月期: 2.4%2.4%2024年3月期: 2.5%2.5%2025年3月期: 2.5%2.5%2026年3月期: -2.8%-2.8%21/322/323/324/325/326/3
純利益率-3.6%
2021年3月期: 0.8%0.8%2022年3月期: 1.1%1.1%2023年3月期: 1.5%1.5%2024年3月期: 1.7%1.7%2025年3月期: 1.4%1.4%2026年3月期: -3.6%-3.6%21/322/323/324/325/326/3
FCFマージン-1.4%
2021年3月期: 2.4%2.4%2022年3月期: -2.4%-2.4%2023年3月期: -2.6%-2.6%2024年3月期: 1.6%1.6%2025年3月期: 1.0%1.0%2026年3月期: -1.4%-1.4%21/322/323/324/325/326/3

売上(銀行・保険は経常収益)は棒、各利益率とFCFマージンは折れ線です。年度をそろえて、事業規模と利益・現金の残り方を比べます。FCFは営業CFと投資支出から計算する場合があります。

事業売上の構成変化

同じ事業キーを接続し、キーの異なる事業は新設・再編として表示。帯の太さは売上構成比。

人と生産性

2026年3月期
1人あたり売上(連結)
1.3億円
1人あたり営業利益(連結)
-364万円
1人あたり純利益(連結)
-482万円

前期比(2025年3月期 → 2026年3月期)

従業員数(連結) +16.7% · 売上(連結) -17.8%

指標22/323/324/325/326/3
従業員数(連結)5352524856
平均年間給与(提出会社・単体)458万円450万円522万円493万円504万円
平均年齢(単体)40.6歳41.7歳42.7歳43.4歳45.1歳
平均勤続年数(単体)5.1年5.8年6.6年7.8年7.8年

1人あたりの値は連結売上・利益を連結従業員数で割ったものです。平均年間給与・年齢・勤続年数は提出会社単体の値で、持株会社では本社の少人数の平均になることがあります。従業員数の定義は会社ごとに異なります。開示値から計算(DERIVED)。

詳しく見る

業界

この会社が出てくる業界地図。

大株主など

  • 黒澤 弘15.5%
  • 青柳 和洋8.7%
  • 中谷 将史5.2%
  • 小出 文彦3.7%
  • 株式会社ソウ・ツー3.2%
  • 廣田 智沙2.6%
  • マネックス証券株式会社2.5%
  • 株式会社コーポレート・アドバイザーズ2.3%
  • 橋爪 小太郎2.1%

2026-03-31

業界内の5軸プロフィール

直近の公開決算から、同じ主な業界の企業内での位置を示します。

  • ペットゴー主な業界: ペット
会社順位
  • 売上成長

    • ペットゴー12.54社
  • 利益率

    • ペットゴー12.54社
  • 現金化

    • ペットゴーデータなし
  • 効率

    • ペットゴー62.54社
  • 財務余力

    • ペットゴーデータなし

点は各社の主な業界内での順位です。会社ごとに比較対象となる業界が異なる場合があります。値がない軸はデータなしと表示し、総合点は計算しません。業界順位は投資推奨ではありません。

同業の近い規模の会社と比べる

同じ業界プロフィールの会社から、売上規模が近い企業を並べています。数値は各社の最新公開有報です。

会社決算期売上高本業利益率純利益率自己資本比率
ペットゴー株式会社202674.2億円-2.8%-3.6%32.0%
株式会社日本動物高度医療センター202661.9億円18.6%13.5%43.1%
株式会社WOLVES HAND202554.6億円16.6%10.9%44.9%
犬猫生活株式会社202644.9億円13.4%11.0%74.5%

時価総額・PER・株価利回りはEDINETに含まれないため表示していません。会社ごとに決算期や会計基準が異なる場合があるので、期末と出典を確認してください。

会社概要

ペットゴーは東京都中野区に本社を置く、2004年設立のネットサービス・アプリの会社です。連結の従業員は56人。東証グロースに上場しています。

正式社名
ペットゴー株式会社
英文社名
Petgo Corporation
証券コード
7140
上場市場
東証グロース
本社所在地
東京都中野区本町一丁目32番2号
代表者(有報の記載)
代表取締役社長 黒澤 弘
設立
2004年11月
資本金
4.6億円
従業員数(連結)
56人
平均年間給与(単体)
504万円
決算月
3月
業種(東証)
小売業
公式サイト
corp.petgo.jp
法人番号
4011101038288

出典: 有価証券報告書(S100YI94、2026年6月24日提出)。提出時点の情報で、その後の変更は反映していません。

有価証券報告書から読む会社情報

会社が提出した有報の記述を、年度と出典を添えて確認できます。

提出日 2026-06-24 · 書類 S100YI94

事業の内容
3 【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ペットゴー株式会社)の他、連結子会社3社で構成されており、ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等を販売するペットコマース事業を基盤として、DTC(*1)ブランド、マルチチャネル(*2)、サブスクコマース展開を行っております。また、2025年4月にペットメディア事業を展開する株式会社FLAFFYを、2025年12月に犬の預かりマッチングプラットフォーム事業を展開する株式会社DogHuggyを連結グループに加えており、ペットコマースで培った顧客基盤及びペットデータ(*3)を活用し、モノ消費に加えて、メディア、ケア等のコト消費へと事業領域を拡大しております。
 報告セグメントの構成は、ペットコマース事業(ペットゴー株式会社、ペットゴープロダクツ株式会社)、ペットメディア事業(株式会社FLAFFY)となっております。

(1) 事業環境
人間の医療では医薬分業が一般的でありますが、ペットには医薬分業が存在せず、動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品は、従来、動物病院で購入されることが一般的でありました。近年は、ペットの健康に対する飼い主の意識が高まっていることに加え、犬猫の平均寿命が伸長していることから、ペットヘルスケア商品に対するニーズは拡大しております。
また、ペットを家族の一員として捉える意識の浸透、いわゆるペットヒューマニゼーションの進展により、ペット市場は、ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等の物販を中心としたモノ消費にとどまらず、医療、美容、預かり、保険、おでかけ等のサービス・体験を中心としたコト消費へと広がっております。
このような環境のもと、当社グループでは、動物病院以外の販売経路で動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品を販売することにより、動物病院へ行くことができない犬猫の飼い主の負担を軽減し、ペットのQOL向上に貢献することを目指しております。また、動物病院におけるペットヘルスケア商品の流通に関わる負担を軽減することで、獣医師が医療に専念できる環境づくりが進み、さらなる高度医療や夜間診療等の獣医療サービスの質の向上にも寄与するものと考えております。
加えて、当社グループは、株式会社FLAFFYの子会社化によりペットメディア及びペットイベント領域へ、株式会社DogHuggyの子会社化により犬の預かりマッチング等のペットケア領域へ事業領域を拡大しております。

(2) ペットコマース事業における取扱商品について
 当社グループでは、ペットのQOL向上に役立つ商品として、従来動物病院で販売されることが多かった動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫を対象としたペットヘルスケア商品を中心に販売しております。また、ナショナルブランド(*4)商品に加えて、DTCブランド製品も取り扱っております。
 ① 動物用医薬品
 動物用医薬品には、指定医薬品と要指示医薬品の2種類の規制区分がありますが、当社グループはいずれの区分にも指定されていないもののみを販売しております。販売中の主な医薬品には、ノミ・マダニ駆除薬をはじめ、目薬、皮膚薬、外耳炎薬、胃腸薬等があります。
 ② 食事療法食
 犬猫のペットフードのうち、栄養成分の量や比率等を調節することによって、特定の疾病等に対していわゆる食事療法として使用されることを意図して作られたもの(注)を販売しております。
(注)農林水産省「動物用医薬品等の範囲に関する基準について」
 ③ その他のペットヘルスケア商品
 ・総合栄養食
 ・サプリメント
 ・ケア用品等

(3) ペットコマース事業の特徴
ペットコマース事業の特徴は、「DTCブランド」「マルチチャネル」「サブスクコマース(定期購入)」の3つであります。
① DTCブランド
当社グループは、2021年3月期より、ペットヘルスケアDTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売しております。
主なDTCブランドは以下となります。
 ・犬猫の食事療法食「ベッツワンベテリナリー」
 ・犬猫の総合栄養食「ベッツワンプレミアム」
 ・犬猫のノミ・マダニ駆除薬「ベッツワンプロテクトプラス」(ジェネリック動物用医薬品)
そのほか、犬猫の関節、目、下部尿路や腸内環境の健康維持に対応した各種サプリメント(栄養補助食)、薬用シャンプー、歯磨きペースト、デンタルガムなどのデンタルケア製品、毎日のペットライフに欠かせないウェットティッシュやペットシーツ、猫砂等のDTCブランド製品も展開しております。
当社グループは、DTCブランド製品の商品企画を内製で行うとともに、OEMパートナーを活用したファブレス(*5)での製造体制を構築しております。また、当社グループが蓄積する顧客基盤及びペットデータを活用し、購買動向、顧客ニーズ、疾患や悩み等を分析することで、DTCブランド製品の企画開発及びマーケティングに活用しております。今後も、食事療法食に加え、プレミアムフード、動物用医薬品、サプリメント等の品揃えを拡充し、DTCブランドの成長を通じて収益性の向上を図ってまいります。
② マルチチャネル
当社グループの主な取扱商材は、犬猫の日々の健康をサポートするペットヘルスケア商品が大半を占めており、定期的に消費されるものであります。当社グループは、できるだけ多くの飼い主が利用しやすいよう、自社ECに加え、複数の他社ECにも出店し、ペットヘルスケア商品に特化したマルチチャネル展開を行っております。また、マルチチャネル展開により、顧客基盤を拡大し、ペットデータを蓄積することで顧客ニーズを的確に把握することに努めるとともに、特定の販売チャネルへの依存を軽減し、販売機会の損失防止を図っております。
この結果、アクティブ購入者数(*6)は46万人(2026年3月末時点)、累計ユニーク購入者数(*7)は277万人(2026年3月末時点)まで拡大しており、当社グループの売上高に占めるオンライン店舗の売上高の割合は約90%となっております。また、オンライン店舗での売上高の約80%は、リピート顧客(*8)による売上高となっております。
また、オフラインとしてホームセンター等への卸売も行っており、当社グループがホームセンター等から注文を受けた商品を一括して納入し、店舗内に当社の特設コーナーを設置し販売しております。
③ サブスクコマース(定期購入)
自社EC及び他社ECにおける購入形態の1つである定期購入は、継続して成長しております。
当社グループの主な取扱商材は、定期的に消費されるものであり、定期購入とは比較的相性が良いものであります。自社ECにおける定期購入は、購入タイミング及び配送日時を自由に設定でき、解約の自由度も高いため、その利便性の高さから、自社ECの売上高に占める定期購入比率は、第17期で33%、第18期で41%、第19期で50%、第20期で57%、第21期で55%、第22期で56%と着実に増加傾向にあります。当社グループは、今後もサブスクコマースの対象となる品揃え拡充及び利便性向上に取り組むことで、継続購入の促進及び顧客LTVの向上を図ってまいります。

(4) ペットメディア事業の特徴
ペットメディア事業は、主に株式会社FLAFFYにおいて、SNSの運用やペットイベントの企画・運営を通じて、ペット用品、ペットサービス等のペットとともに楽しめる体験の紹介を行っております。
20万人を超える総フォロワーを有するSNS運用では、ペットとの生活を豊かにする情報を発信しており、クライアント企業のプロモーション、SNS運用支援、コラボアイテムの発売等も行っております。また、数万人を集客するイベント運営においては、ペットと飼い主が一緒に楽しめる特別な体験を創出することを目的として、多様なニーズに対応した企画を行っております。
当社グループは、ペットコマース事業で培った顧客基盤とFLAFFYが有するメディア及びイベント運営力を組み合わせることで、ペット関連企業へのマーケティング支援、イベント収益の拡大、当社グループサービスへの送客等のシナジー創出を図ってまいります。

(5) その他の特徴
その他の特徴としては、主に株式会社DogHuggyにおいて、近所の愛犬家であるドッグホストと、犬の預かりを希望する飼い主をつなぐ犬の預かりマッチングプラットフォームを運営しております。
犬の飼い主にとって、旅行、出張、入院、冠婚葬祭等により一時的に愛犬を預ける必要が生じる場面があります。一方で、従来型のペットホテルでは、愛犬の性格や生活環境に合わない場合もあり、より家庭的な環境で安心して預けたいというニーズが存在しております。DogHuggyは、こうしたニーズに対し、経験豊富なドッグホストと飼い主をマッチングすることで、飼い主にとって安心できる預かり体験の提供を目指しております。当社グループは、ペットコマース事業で培った顧客基盤及びペットデータを活用し、DogHuggyへの送客、ホスト募集支援、UI/UX(*9)改善及び当社グループサービスとの連携を進めることで、ペットケア領域における収益機会の拡大を図ってまいります。
上記を図で示した当社グループの事業系統図は以下のとおりとなります。

(6) 当社の強み
当社グループの強みは、長年にわたるペットコマース事業及びマルチチャネル展開を通じて蓄積してきた「膨大な量の顧客データと付加価値の高いペットデータ」であると考えております。
当社グループは、自社EC、他社EC及びオフラインを横断した販売活動を通じて、犬猫の飼い主に関する顧客データに加え、ペット種(犬、猫)、品種(犬種、猫種)、ライフステージ、性別、疾患や悩み、購買商品、購入頻度等の付加価値の高いペットデータを蓄積しております。
これらのデータは、当社グループがペットコマース事業及びペットライフ領域を展開するにあたり、それぞれの顧客及びペットを理解し、最適な商品・サービスの提供、DTCブランド製品の企画開発、マーケティング、グループ企業への送客、アライアンス先との新サービス企画等を行う上で、重要な情報リソースとなっております。
具体的な活用事例は以下のとおりであります。
(マーケティング)
・顧客属性分析
・利用ブランド分析
・UI/UX最適化
・広告販促ターゲティング最適化
・セグメント別コミュニケーション最適化 等
(製品企画・開発)
・購買動向分析
・売れ筋商品分析
・疾患や悩みの調査分析
・飼育状況及び消費動向分析
・新商品企画への活用 等
(送客・グループ企業支援)
・グループ会社サービスへの送客
・イベント及び体験サービスへの集客支援
・メディア及びケア領域での顧客ニーズ把握
・アライアンス先との新サービス企画支援 等
このように、当社グループは、膨大な量の顧客データと付加価値の高いペットデータを、DTCブランド製品のマーケティング及び企画開発に加え、グループ会社への送客、メディア・ケア領域でのサービス拡大、アライアンスによる新たな顧客接点の創出等に活用し、ペットライフ全体で価値向上を推進しております。

<用語解説>
*1 DTC(Direct to Consumer)
自ら企画、生産した商品を自社EC等を通じて消費者に直接販売すること
*2 マルチチャネル
自社ECだけではなく、複数の大手オンラインモールやオフラインを横断した販売形態の総称のこと
*3 ペットデータ
ペット種(犬、猫)、品種(犬種、猫種)、ライフステージ(年齢)、性別、疾患等のデータのこと
*4 ナショナルブランド
大手メーカーが全国規模で展開するブランドのこと
*5 ファブレス
製造のための自社工場を持たないこと
*6 アクティブ購入者数
過去1年間において当社のいずれかのオンライン店舗を1回以上利用した顧客数のこと。同じ顧客が期間内に何度購入されても、また複数の店舗を併用してもカウント数は1となります
*7 累計ユニーク購入者数
過去に当社のいずれかのオンライン店舗を利用した顧客数のこと。同じ顧客が期間内に何度購入されても、また複数の店舗を併用してもカウント数は1となります
*8 リピート顧客
過去に1回でも購入したことのある顧客のこと
*9 UI/UX(User Interface / User Experience)
優れた顧客体験とそれを実現するインターネット上の顧客接点のこと
経営方針・課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針
当社グループは、「ペットライフをハッピーに」をビジョンとして掲げ、テクノロジーを活用してペットのQOLを最大化していくことが、ペットと飼い主のより豊かな暮らしの実現につながるものと考えております。
当社グループは、これまでペットフード、ペット用品、動物用医薬品等のEコマースを中心に、犬猫の飼い主との接点を拡大し、顧客基盤及びペットデータを蓄積してまいりました。今後は、これらを競争力の源泉として、ペットコマースに加え、メディア、ケア等のペットライフ領域へ事業領域を拡張し、モノ消費とコト消費を横断するペットライフ・プラットフォーム企業への進化を目指してまいります。

(2) 中期成長戦略
当社グループは、外部環境の変化を踏まえ、従来のナショナルブランド中心・コマース主体の成長モデルから、より収益性が高く、持続的な成長が可能な事業構造への転換を進めております。
当社グループは、これまでナショナルブランドを中心に成長してまいりましたが、2020年4月にDTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売するなど、自社ブランドの立ち上げ及び育成に注力してまいりました。その結果、2026年3月期において、売上高に占めるDTCブランドの構成比率は約34%まで伸長いたしました。
今後の中期成長戦略においては、既存ECの収益基盤の再構築、DTCブランドの拡大による利益率の改善、M&Aを通じたコト消費領域への展開及びアライアンスを通じた新たな顧客接点・収益機会の創出に取り組むことで、ペットライフ市場における事業領域の拡大を図ってまいります。
具体的には、以下の4つの成長ドライバーを軸として、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
① ECでの成長
自社EC及び他社ECにおいて、UI/UXの改善、ポイント施策、パーソナライゼーション、サブスクリプションの強化等に取り組むことで、既存顧客の継続利用及びLTVの向上を図ってまいります。また、マルチチャネルでの販売基盤を活用し、DTCブランド及び主要ナショナルブランドの販売機会を最大化することで、ペットコマース事業の再成長を目指してまいります。
② DTCでの成長
食事療法食、プレミアムフード、動物用医薬品、サプリメント等を中心としたDTCブランドの品揃え拡充、販売チャネルの拡大及び広告販促投資を進めてまいります。特に、食事療法食に加え、プレミアムフードを新たな成長領域として育成することで、ナショナルブランドへの依存度を低減し、利益率の改善を目指してまいります。
③ M&Aでの成長
当社グループは、2025年4月にペットメディア事業を展開する株式会社FLAFFYを、2025年12月に犬の預かりマッチングプラットフォーム事業を展開する株式会社DogHuggyを子会社化いたしました。今後は、当社の顧客基盤及びペットデータを活用し、グループ会社との相互送客、サービス連携、マーケティング支援等を進めることで、メディア及びケア領域における収益機会の拡大を図ってまいります。また、既存顧客基盤とのシナジーが見込める高収益領域については、継続的にM&Aの検討を進めてまいります。
④ アライアンスでの成長
当社グループは、ペットライフ市場において、新たな顧客接点及び収益機会の創出に取り組んでまいります。当社のデジタル顧客基盤及びペットデータを活用した新サービス開発、送客、広告、データ活用等を推進し、ペットライフ・プラットフォームの構築を加速してまいります。

(3) 目標とする経営指標
当社グループは、スローガンの実現を目指しながら、中長期の持続的な成長による企業価値の増大を目指しております。そのための重要な経営指標は、売上高、DTC売上高、営業利益及び営業利益率としております。

(4) 経営環境
当社グループを取り巻く経済環境は、物価上昇による影響を受けつつも、個人消費は雇用・所得環境の改善を背景に底堅く推移しております。
ペット業界においては、一般社団法人ペットフード協会が公表した「2025年全国犬・猫飼育実態調査」によると、犬の飼育頭数は6,820千頭、猫は8,847千頭となっております。世帯別の飼育率は犬が前年から0.2ポイント減少の8.5%、猫が前年と0.2ポイント減少の8.4%となりました。また、平均寿命は犬が14.82歳、猫が16.00歳と引き続き高齢化傾向にあります。さらに、総務省が2026年2月に発表した「家計調査」によると、総世帯平均のペット関連年間支出額は27,212円(2025年の調査では24,645円)に拡大しており、ペット関連支出は継続して増加しております。
ペット市場の規模については、株式会社矢野経済研究所が発刊した「2025年版ペットビジネスマーケティング総覧」によると、2023年度ペット関連総市場規模は小売金額ベースで前年度比4.5%増の1兆8,629億円で推移し、2024年度は前年度比2.6%増の1兆9,108億円と見込まれ、2025年度は前年度比0.8増の1兆9,257億円と予測されております。この背景には、ペットの飼育頭数が伸び悩む一方で、ペットを家族の一員として捉える意識の浸透、いわゆるペットヒューマニゼーションの進展により、フードのプレミアム化、医療・ヘルスケア需要の拡大、ペット関連サービスへの支出増加が進んでいることが挙げられます。
当社グループは、ペット市場を、ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等の物販を中心とした「モノ消費」と、医療、美容、預かり、保険、おでかけ等のサービス・体験を中心とした「コト消費」で構成される「ペットライフ市場」として捉えております。ペットの家族化、高齢化及び1世帯あたりのペット関連支出の増加を背景に、ペットライフ市場は、従来の物販領域にとどまらず、ペットと飼い主の生活全体を支える広い領域へ拡大しているものと認識しております。
特に、ペットのおでかけ、移動、宿泊、飲食、体験等を含む領域については、ペットを家族の一員として日常生活や余暇に同伴したいというニーズの高まりを背景に、新たな市場機会が生まれております。当社が実施した「ペットのおでかけに関する実態調査」においても、犬の飼い主のうち、直近1年間で愛犬と日帰りのおでかけに行った割合は58.6%、国内宿泊旅行に行った割合は33.2%となりました。また、当該調査に基づく当社推計では、犬の日帰りおでかけ市場及び国内宿泊旅行市場の合計は約4,000億円規模に達する可能性があるものと認識しております。
以上から、犬の飼育頭数は減少傾向、猫の飼育頭数は概ね堅調に推移しているものの、ペット関連支出の増加、犬猫の平均寿命の伸長、ペットヒューマニゼーションの進展により、国内ペット市場は今後も堅調に推移していくことが予想されます。また、ペット市場は、ペットフード・用品等のモノ消費に加え、医療、美容、預かり、おでかけ等のコト消費へと広がりを見せており、当社グループにとって新たな成長機会が拡大しているものと考えております。
当社グループは、継続成長が期待される国内ペットライフ市場において、これまで培ってきた顧客基盤及びペットデータを競争力の源泉として、ペットコマース、DTCブランド、メディア、ケア等の領域を横断的に展開してまいります。これにより、「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド」の実現に向け、ペットと飼い主のより豊かな暮らしに貢献してまいります。

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社グループが対処すべき主な課題は以下のとおりであります。
① DTCブランド製品の開発強化
当社グループが販売する犬猫の食事療法食や動物用医薬品等のペットヘルスケア商品の多くは、海外企業によるナショナルブランドが大きな市場シェアを有しており、当社グループの商品売上においても依存している状態となっております。これらの海外企業の経営方針の変更や原材料高騰等により、商品調達価格の値上げ、商品の廃盤欠品、当該ナショナルブランドのブランド力の毀損等の事態の発生により、飼い主の購入価格上昇の可能性や継続的な商品の供給が困難になる可能性があり、ペットライフのQOL向上に大きな支障を与える可能性があります。
そのため、これらの海外ナショナルブランド商品の依存度を下げ、DTCブランド製品の売上構成比を向上していくことが犬猫の飼い主に対する安定的な商品供給と当社グループの収益性を高めていく上で重要な課題であると認識しております。
当社グループは今後、これら海外企業のナショナルブランドに対する競争力向上を図るため、高品質で付加価値の高い商品の開発、競争力ある価格の実現及び品揃えの拡充による商品ポートフォリオの確立によって、犬猫の飼い主に支持されるDTCブランドの構築を行ってまいります。

② 自社ECの認知度向上
当社グループがペットヘルスケア商品を販売する自社ECは、ペットが日常的に使用する物品を販売するチャネルであるため、飼い主における認知度が当社グループの業績に与える影響は大きく、今後の継続的な成長のためには、多くの飼い主から支持されるブランド価値を構築していくことが重要な課題であると認識しております。ペット市場は今後も拡大し、競争も激化することが予想されます。今後の継続的な事業拡大及び競合企業との差別化を図るためには、犬猫の飼い主に対する自社ECのブランド確立及び認知度の向上が必要不可欠であると考えております。
当社グループは今後も引き続き、ネット広告等を利用した自社ECの広告宣伝活動を通じ、犬猫の飼い主の認知度が高いサイトを目指してまいります。

③ DXプラットフォームの強化
当社グループの事業は、Eコマースでの展開を中心としており、事業運営に係るDXプラットフォームの重要性が極めて高いことから、当該プラットフォームを安定して稼働させることが重要な課題であると認識しております。このため、安定した事業運営を行うにあたっては、新たな機能やサービスの導入等の継続的なシステム開発、アクセス数の増加等を考慮したサーバー管理や負荷分散等の対応及びセキュリティの一層の強化等の安定的なシステム運用が求められております。当社グループでは今後、システムプラットフォーム開発及び安定運用のための人員確保、突発的なアクセス増加にも耐えられるようなサーバー設備の強化や社内エンジニアの教育・研修の実施等に努めてまいります。

④ 物流機能の強化
当社グループの事業であるペットヘルスケア商品販売のEコマースにおいては、今後も継続的な成長が見込めることから、その成長の実現にあたっては、受注件数の増大に対応した物流機能の強化が重要な課題であると認識しております。受注件数の増加に対応するため、当社グループが運営する自社物流センターでは、システムによる入出荷、在庫管理を行っております。しかしながら、突発的な受注増や複雑化する物流業務に対して今後も安定的な運用を維持していくためには、さらなる出荷能力の向上及び業務の効率化が不可欠となっております。そのため、当社グループでは、自社で開発したクラウド型の倉庫管理システムにより入出荷プロセスの最適化に努めること及び外部の物流業者に業務委託を行うことで、出荷能力の拡大及び業務の効率化に取り組んでまいります。

⑤ 人材の育成及び確保
今後の事業拡大及び収益基盤の確立のためには、当社グループ従業員の継続的な能力育成及び成長機会の提供と優秀な人材の確保が重要な課題であると認識しております。そのため、採用面においては、中途採用を中心に優秀な人材の確保に努めてまいります。また、人的基盤を強化するために、研修受講等による採用担当者のスキル向上など採用体制の強化、教育・育成・指導の実施、社員の職位・職務に応じた適切な研修制度の確立及び人事評価制度の高度化等を積極的に推進し、当社グループ従業員の教育・育成を進め、働き甲斐のある職場環境の整備を行ってまいります。

⑥ コーポレート・ガバナンス機能の強化
当社グループは、成長段階にあり、業務運用の効率化やリスク管理のための内部管理体制のさらなる強化が重要な課題であると認識しております。このため、バックオフィス業務の整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでまいります。具体的には、コンプライアンスマニュアルの制定等コンプライアンスを徹底する体制の強化に加え、基幹業務システムの有効活用による業務の効率化、事業部門サイドと管理部門サイドのコミュニケーションの徹底、継続的な内部監査の実施による内部管理体制の強化、監査等委員監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の充実、定期的なコーポレート・ガバナンスに関する社内教育の実施などを引き続き行ってまいります。
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。ただし、これらは当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見し難いリスクも存在します。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 当社グループの事業環境について

① Eコマース普及の可能性について
当社グループは、インターネット上におけるペットケア商品の販売を行うEコマース(ペットコマース事業)を主体に事業を展開しております。当社グループの今後の成長を図る上でEコマースのさらなる発展が前提にあると考えております。
国内Eコマース市場は着実に成長を続けており、2024年の消費者向け国内Eコマース市場は26.1兆円(前年比5.1%増)(注)と報告されております。当社グループが属する物販系分野は、15.2兆円(前年比3.7%増)(注)と着実に市場規模が拡大しております。
当社としては、最新の情報を入手し、当該環境に対応した事業方針や戦略策定等の対策検討に努めますが、今後新たな法的規制の導入、技術革新の遅れなど、当社の予期せぬ要因によって、Eコマースの発展が阻害された場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(注) 経済産業省「電子商取引に関する市場調査」(2025年8月公表)

② 犬猫の頭数について
当社グループが取扱うペットケア商品やペットサービスは、犬猫を対象としたものとなります。近年、犬の飼育頭数が減少傾向、猫の飼育頭数は微増傾向で推移しております。当社としては最新の情報を入手し、当該環境に対応した事業方針や戦略策定等の対策検討に努めますが、今後、動物愛護管理法による規制強化や社会環境の変化等により犬猫の飼育頭数に著しい減少が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

③ 競争の激化による業績変動について
ペットコマース市場においては、競合他社が複数存在します。当社としては、UI/UXの最適化によるサブスクコマースの強化、自社ECのブランド価値の向上及びDTCブランド製品の強化に努め、特徴のあるサービスを提供することで競争優位性を有していると考えておりますが、競合他社との競争の激化による顧客の流出やコストの増加等が発生した場合には、新規顧客件数や既存顧客件数の減少のほか、販売価格の低下、広告宣伝費の増加等の理由により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

④ 市場環境の急激な変化に伴うブランド価値の毀損リスク
当社グループが展開するペットメディア事業においては、消費者の嗜好や価値観の変化、社会的トレンドの急速な移り変わりが、既存ブランドの魅力や市場適合性に影響を与える可能性があります。特に、SNSや口コミなどの情報流通手段の多様化・即時化により、ネガティブな評判や批判が拡散された場合、ブランドイメージが一時的あるいは恒常的に毀損されるリスクがあります。
また、ブランドに対する社会的期待や倫理的要請の変化に対応できなかった場合にも、消費者との信頼関係が損なわれる可能性があります。
そのため、当社グループではこれらの動向に関する情報収集を行っておりますが、既存のSNSにおけるユーザーの利用動向の変化や、新たなSNSの流行に対して、当社グループの適切な対応が遅れた場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。

⑤ 法的規制等について
当社グループは「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」、「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「製造物責任法」、「特定商取引に関する法律(特商法)」、「不正競争防止法」、「消費者契約法」、「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」、「商標法」等による法的規制を受けております。
当社グループでは、これらの法令等を遵守するための管理体制及び従業員教育を徹底し、コンプライアンス管理体制の整備に努めておりますが、これらの法令に違反する行為が行われた場合、法令等の改正又は新たな法令等の制定により法的規制が強化された場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
また、薬機法の規定により、動物用医薬品を陳列、販売するには、「動物用医薬品販売業」の許可が必要となり、当社は神奈川県にて「動物用医薬品店舗販売業」の許可を得ております。もし何らかの理由によって許可が取消しを受けた場合には、当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 当社グループの事業の内容について

① 特定のオンラインモールへの依存について
当社グループにおけるペットヘルスケア事業では、楽天グループ株式会社が運営する「楽天市場」、ヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」、アマゾンジャパン合同会社が運営する「Amazon.co.jp」及びKDDI株式会社が運営する「au PAY マーケット」といった大手オンラインモールに出店しており、各社の規約に従いサービスを提供しております。当社グループの売上全体に占める他社ECに出店した店舗の売上は約60%となっております(2026年3月期)。
当社グループにおいては、複数のオンラインモールへの出店や自社ECの運営などにより、一つのオンラインモールに依存しない運営体制を構築しておりますが、今後、各オンラインモールを取り巻く環境の変化等により、オンラインモールの集客力が変動し、利用する顧客が減少することにより、当社グループの出店店舗の運営に支障が生じた場合、また、今後のオンラインモール運営者の経営方針の変更等により、手数料率の引き上げに伴うオンラインモールへの出店に関する費用が増加した場合、オンラインモール運営者との関係悪化や規約違反による出店契約解消、オンラインモールにおけるシステムトラブル、モール閉鎖等により、当社グループが出店する店舗の運営が継続不能となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

② 特定の仕入先への依存について
当社グループの全仕入金額に占める割合が10%以上となる主要仕入先の数及び仕入金額の割合の合計は、2社にて約72%となっております(2026年3月期)。当社グループでは、新たな仕入先の開拓に努めながらも、これら主要仕入先との取引も引き続き拡大していく方針であります。
しかしながら、何らかの事情により、新たな仕入先の開拓がうまく行かず、主要仕入先との取引条件が大きく悪化した場合又は取引額が大幅に減少した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

③ ナショナルブランド商品への依存について
当社グループの商品売上は、ナショナルブランド商品が占める割合が大きくなっています。当社グループは、DTCブランド製品の開発に努めながらも、ナショナルブランド商品の適切な在庫量の確保を行い、顧客に安定供給できるように取り組んでいく方針であります。
しかしながら、製造業者の事情や方針変更等により、当該商品の長期欠品や大幅な値上げ等が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

④ 物流機能について
当社グループでは、神奈川県厚木市に自社運営による物流センターを構え、取扱商品の検品・保管・仕分・梱包といった物流関連業務を行っております。当社グループは、商品出荷件数の増加に応じて、業務フローを最適化し安定した出荷ができる環境の整備に努めるとともに、他社の物流拠点も活用を行っていく方針であります。しかしながら、これらを適時に行えず物流関連業務に滞りが発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑤ 特定の配送業者への依存について
当社グループでは、お客様への商品配送の大部分を特定の配送業者に委託しております。当社グループとしては同社との良好な取引関係の維持に努めるとともに、適正サイズでの商品発送を行ってまいります。しかしながら、近年の配送ドライバー不足などの影響を背景に配送料の大幅な値上げや取引関係の縮小などがあった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

⑥ DTCブランドの製品開発について
当社グループの商品のうち一部は、当社グループの商品開発部門と製造委託企業が共同で商品開発を行い、当社グループの保有するブランド名称の下、製造委託企業にて製造されるDTCブランド製品であります。これらの製品開発においては、商品開発部門が調査を行い、さらに必要に応じ顧問弁護士に再調査依頼又は相談をするなど、第三者の知的財産権を侵害しないことを確認する体制を構築しております。しかしながら、当社グループによる製品開発に際して、意図せず第三者の知的財産権の侵害が生じた場合には、当社グループへの損害賠償責任の追及や商品販売を制限されることで、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループが販売したDTCブランド製品の表示内容については、ペットフード安全法及びペットフード公正競争規約で定められている表示項目の確認を行っておりますが、製品の内容について不具合等が発生した場合には、大規模な返品、製造物責任法に基づく損害賠償や対応費用の発生により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

⑦ 需要予測に基づく商品仕入れと価格変動について
当社グループのペットコマース事業において販売する商品の大部分は、需要予測に基づいた仕入れを行っております。しかしながら、実際の受注が需要予測を上回った場合には販売機会を失うこととなり、実際の受注が需要予測を下回った場合には、過剰在庫が発生しキャッシュ・フローの悪化や商品評価損が発生する可能性があります。当社グループでは販売時及び仕入時の社内フローを整備することで、キャッシュ・フローの悪化や商品評価損の発生を防止するとともに、販売機会を失うことがないように対応する方針であります。
また、当社グループのDTCブランド製品の原材料等の価格変動や海外情勢等の外的な要因により仕入価格が高騰した場合には、代替する原材料への変更等の対応を行いますが、代替する原材料が適時に調達できない場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

⑧ 主要SNSのユーザー利用動向やプラットフォームの規制変更等について
ペットメディア事業は、Instagramを中心としたSNSプラットフォーム上でのマーケティング手法を中心に事業を行っております。利用者が増加傾向にあるSNSプラットフォームは広告媒体としての訴求力が高まることから、各SNSプラットフォームのユーザーの利用動向は重要な指標となります。
そのため、当社グループではこれらの動向に関する情報収集を行っておりますが、既存のSNSにおけるユーザーの利用動向の変化や、新たなSNSの流行に対して、当社グループの適切な企画変更等の対応が遅れた場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。また、広告関連の規約・規制等の変更により、従来可能であった広告手法を用いることができなくなる可能性があり、当社グループのマーケティング手法や体制の変更等の対応が遅れた場合や、SNSのセキュリティ面の不備により当該プラットフォームの信頼性に疑義が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。

⑨ システムトラブルについて
当社グループは、Eコマースの管理を始め、受注、発注、仕入、在庫管理、発送、売上までの多くの業務を当社が開発、運用する業務管理システムに依存しております。これらのシステムでは、それぞれ予備系統や予備データの保有機能等の二重化措置やファイアウォール、ウィルスチェック等、外部からの攻撃を回避するための対策を講じております。しかしながら、地震、台風等の自然災害、事故、停電など予期せぬ事象の発生や想定を超えたアクセスの急激な増加、コンピュータウィルスの侵入、人為的な破壊行為又は構築したアプリケーション内の不具合等、様々な要因によって当社グループのシステムの障害又は通信ネットワークに障害が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑩ 個人情報の取扱いについて
当社グループは、Eコマース等による商品の販売に際してお客様の氏名、住所等の申し出を受け、多くの個人情報を保有しており、個人情報保護法の適用を受けております。このため、当社グループは、個人情報にかかる取り組みとして、データの暗号化、厳格なアクセスコントロール等に努めているほか、個人情報保護方針、個人情報保護規程及び情報セキュリティ管理規程を制定し、契約社員や派遣社員を含む全社員を対象とした社内教育の徹底と管理体制の構築を行っております。また、2018年3月には、プライバシーマークの付与を受けるなど、情報管理体制の整備強化に努めております。
しかしながら、外部からの不正なアクセスや想定していない事態によって個人情報の外部流出が発生した場合には、当社グループの業績及び企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。

⑪ 風評被害について
当社グループは、Eコマースによる販売を主体としており、当社グループが取扱う商品や当社グループのサービス内容について、インターネット上での書き込みが発生しやすい状況にあります。当社グループに対する否定的な風評が発生し流布した場合に、それが事実に基づくものであるか否かに関わらず、当社グループの社会的信用に影響を与える場合があります。当社グループでは「カスタマーレビューガイドライン」を公開し、お客様がレビューを投稿する時の参考にしていただくとともに、趣旨にそぐわない内容や当社を陥れるような内容の場合、当該レビューを削除する対応を行っており風評被害リスクの早期発見及び影響の極小化に努めておりますが、悪質な風評が流布した場合には当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

⑫ 知的財産権について
当社グループは、運営するサイト名称やDTCブランド製品について商標登録を行い、商標権など知的財産権を所有しており、法令の定めに則って権利の保全に努めておりますが、第三者による当社グループの権利の侵害により、企業・ブランドイメージの低下、商品開発の阻害を招いた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループが運営するEコマース上で販売する商品及び掲載する画像については第三者の知的財産権を侵害しないように監視・管理を行っておりますが、今後も知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが提起されないという保証はなく、そのような事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

(3) 組織体制について

① 代表者への依存について
当社の設立者で当社グループの事業推進の中心人物でもある代表取締役社長黒澤弘は、経営方針や経営戦略等、当社グループの事業活動全般において重要な役割を果たしており、同氏に対する当社グループの依存度は高くなっております。
当社グループにおいては、同氏に過度に依存しない経営体制を構築すべく、他の取締役や従業員への権限委譲や情報共有を進めておりますが、何らかの理由により同氏の職務遂行が困難となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

② 小規模組織であることについて
当社グループの組織体制は小規模であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。当社グループは今後の事業拡大に向けた優秀な人材の採用やその後の人材の育成や管理職への登用を行い業務執行体制の充実を図っていく方針であります。また、当社グループは女性の活躍を推進するための就業環境の整備を推進しております。しかしながら、人材の確保が適時適切に行えない場合には当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 内部管理体制の構築について
当社グループの継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識しており、今後とも業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のために内部管理体制の構築及び適切な運用を徹底してまいります。しかしながら、事業が急速に拡大することにより、内部管理体制が
役員の状況・略歴
(2) 【役員の状況】

① 役員一覧
男性5名 女性1名(役員のうち女性の比率16.7%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数(株)

代表取締役社長
(CEO)

黒澤 弘

1971年6月25日生

1994年4月

住友商事㈱入社

2000年4月

McKinsey&Company入社

2004年11月

当社設立代表取締役社長就任(現任)

2017年5月

ペットゴープロダクツ㈱代表取締役社長就任(現任)

2025年4月

㈱FLAFFY取締役就任(現任)

2026年4月

㈱DogHuggy取締役就任(現任)

(注)4

291,689

取締役副社長
(CTO)

小出 文彦

1979年1月10日生

2001年4月

㈱アルファシステムズ入社

2005年11月

楽天㈱(現楽天グループ㈱)入社

2006年8月

当社入社

2008年6月

当社取締役就任

2023年6月

当社取締役副社長就任(現任)

2026年4月

㈱DogHuggy取締役就任(現任)

(注)4

68,901

取締役経営企画部長(CF0)

佐藤 建史

1987年2月6日生

2009年4月

新日本監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)入所

2015年8月

ジャパン・ビジネス・アシュアランス㈱入社

2017年4月

トライオン㈱(現トライズ㈱)入社

2018年11月

当社入社

2018年12月

当社経営企画部長

2019年4月

当社執行役員

2023年6月

当社取締役経営企画部長就任(現任)

(注)4

2,310

取締役
(監査等委員)

百田 功

1948年2月16日生

1970年4月

住友商事㈱入社

2004年2月

IIJ America Inc., CEO & President, New York, NY

2016年6月

当社社外監査役就任

2019年6月

当社社外取締役(監査等委員)就任(現任)

2025年4月

㈱FLAFFY監査役就任(現任)

2026年4月

㈱DogHuggy監査役就任(現任)

(注)5

26,000

取締役
(監査等委員)

藤池 智則

1967年9月18日生

1997年10月

司法試験合格

2000年4月

弁護士登録(第一東京弁護士会)、堀裕法律事務所(現堀総合法律事務所)入所

2005年10月

英国・アシャースト法律事務所(ロンドン)入所

2006年2月

堀裕法律事務所(現堀総合法律事務所)復職(現任)

2008年6月

 当社社外監査役就任

2017年5月

㈱エディア社外取締役(監査等委員)就任(現任)

2019年6月

当社社外取締役(監査等委員)就任(現任)

(注)5

―

取締役
(監査等委員)

伊藤 章子

1979年12月9日生

2004年12月

新日本監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)入所

2014年10月

クリフィックス税理士法人入所

2015年6月

当社社外監査役就任

2017年10月

伊藤章子公認会計士事務所代表就任(現任)

2019年4月

ピクシーダストテクノロジーズ㈱社外監査役就任(現任)

2019年6月

当社社外取締役(監査等委員)就任(現任)

2023年1月

合同会社アコット代表社員(現任)

2023年10月

㈱RevComm社外監査役就任(現任)

2023年11月

プリモグローバルホールディングス㈱社外取締役監査等委員就任(現任)

2025年6月

新電元工業㈱社外監査役就任(現任)

2025年9月

公益財団法人日本バスケットボール協会監事(現任)

(注)5

―

計

388,900

 (注)1.当社の監査等委員会の体制は次のとおりであります。
委員長 百田功、委員 藤池智則、委員 伊藤章子
 なお百田功は、常勤の監査等委員であります。
2.取締役(監査等委員)百田功、藤池智則及び伊藤章子は社外取締役であります。
3.取締役(監査等委員)伊藤章子の戸籍上の氏名は、浜田章子であります。
4.任期は、2025年6月27日開催の株主総会の終結の時から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。

5.任期は、2025年6月27日開催の株主総会の終結の時から2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。
6.当社は、意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制度を導入しております。執行役員の氏名及び担当は以下のとおりであります。

氏名

役職名

大久保 靖

執行役員 兼 管理部長

牛田 洋子

執行役員 兼 SCM部長

細谷 千恵美

執行役員 兼 ビジネス推進部長

② 社外役員の状況
 当社の社外取締役は3名であります。
 当社は社外取締役を選任するための独立性に関する基準又は方針はないものの、専門家としての経験や幅広い見識に基づいて客観的かつ適切な監督又は監査が遂行できることを個別に判断しております。また、その選任に際しては、東京証券取引所の独立役員の独立性に関する判断基準等を参考に、一般株主との利益相反が生じる恐れがない者であることを社外取締役の選任の際に考慮しております。
 監査等委員である社外取締役百田功は、長年に渡る総合商社での勤務経験を通じて培った経験・見識からの視点に基づき、当社の業務全般を含めた経営の監督の強化を図ることができるものと判断し、社外取締役として選任しております。同氏は、当社の普通株式26,000株、当社の新株予約権60個を保有しておりますが、この関係以外に当社と同氏の間に、人的関係、資本関係又は取引関係等の利害関係はありません。
 監査等委員である社外取締役藤池智則は、弁護士としての専門性を有しており、企業法務とコンプライアンスの観点から監査等委員監査の強化を図ることができるものと判断し、社外取締役として選任しております。同氏は、当社の新株予約権60個を保有しておりますが、この関係以外に当社と同氏の間に、人的関係、資本関係又は取引関係等の利害関係はありません。
 監査等委員である社外取締役伊藤章子は、公認会計士・税理士としての専門性を有しており、財務及び会計の専門的な見地から監査等委員監査の強化を図ることができるものと判断し、社外取締役として選任しております。同氏は、当社の新株予約権60個を保有しておりますが、この関係以外に当社と同氏の間に、人的関係、資本関係又は取引関係等の利害関係はありません。

③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員監査及び会計監査の相互連携並びに内部統制との関係
 監査等委員である社外取締役は、内部監査担当者及び会計監査人と相互に監査計画の説明を行うことで情報を共有し、かつ定期的に情報交換を行うことで、緊密に相互連携を図り、効果的に監査を実施できるよう努めております。
沿革
2 【沿革】
当社は、2004年11月東京都新宿区において創業し、インターネットを介したペット用品の通信販売を開始いたしました。その後、「ペットのQOL(*1)向上」に重点をおいた犬猫のペットヘルスケア商品に特化することにより業容を拡大して参りました。
当社の設立から現在に至るまでの経緯は、次のとおりであります。

年月

概要

2004年11月

「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド~ペットライフを幸せに・世の中を幸せに」をスローガンに、インターネットを介したペット用品の通信販売を主たる事業として、東京都新宿区三栄町にペットゴー株式会社(資本金1,000万円)を設立

2005年2月

インターネットを介したペット用品の総合通信販売を行うウェブサイト「ペットゴー(http://www.petgo.jp)」によるサービス開始

2005年3月

オンラインモール「楽天市場」へ出店

2005年4月

オンラインモール「Yahoo!ショッピング」へ出店

2007年4月

オンラインモール「Amazon.co.jp」へ出店

2007年8月

神奈川県愛甲郡に物流センターを設置

2008年3月

食事療法食・動物用医薬品・サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品の取扱いを開始

2013年4月

定期購入サービスを開始

2014年9月

ホームセンターでの販売を開始

2016年7月

本社を東京都中野区本町に移転

2017年5月

100%出資子会社ペットゴープロダクツ株式会社を設立

2017年10月

動物病院を東京都中野区本町に開院

2018年3月

プライバシーマークを取得

2019年7月

ペットゴーアプリの提供を開始

2020年4月

DTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売

2022年4月

東京証券取引所グロース市場に株式を上場

2025年4月

株式会社FLAFFYの株式を取得し、連結子会社化

2025年12月

株式会社DogHuggyの株式を取得し、連結子会社化

2026年3月

神奈川県厚木市に物流センター(Petgo Fulfillment Center Atsugi(PFCA))を移転

<用語解説>
*1 ペットのQOL(Quality Of Life):
ペットの生活が健康で豊かであることの指標となる概念

役員情報は有報に記載された範囲です。部長級など社内キーマンの網羅情報ではありません。

出典

出典書類を表示(5件)
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第22期(2025/04/01-2026/03/31)

    ID S100YI942026-06-24書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第21期(2024/04/01-2025/03/31)

    ID S100W3EE2025-06-26書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第20期(2023/04/01-2024/03/31)

    ID S100TQXY2024-06-26書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第19期(2022/04/01-2023/03/31)

    ID S100R7XX2023-06-30書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第18期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

    ID S100OKLC2022-06-29書類を開く

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