ブティックスブティックス株式会社9272東証グロース小売業2026年3月期, 単体, 日本基準

ブティックスは何で稼いでいる?

ブティックスの売上の約55%は「展示会事業」から。ほかに「M&A仲介事業」・「人材採用支援事業」などで稼いでいます。

売上100円あたり約28円が営業利益として残ります。

前期から売上は+5.8%、営業利益は+27.0%。

数字で見ると

2026年3月期、営業CFは純利益の2.3倍

2026年3月期、現金は総資産の84%

2026年3月期、売上100円から営業利益28円

開示された数値から自動で作った要約

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2026年3月期の数字(書類の提出日 2026-06-25)

売上高
54.7億円
営業利益
15.6億円
利益率 28.5%
純利益
6.2億円
利益率 11.3%
フリーCF
13.1億円
開示値から計算
最大事業
展示会事業
事業売上の54.5%
開示値から計算
発行済株式数
10,160,400株
自己株式数
375,100株
株主数
704人
平均年間給与(単体)
644万円
提出会社の開示値
現金比率
84.0%
現金 ÷ 売上 85.8%
開示値から計算
対業界利益率中央値
+21.1 pt
イベント・チケット
開示値から計算
ROE
23.6%
開示値から計算
ROA
11.1%
開示値から計算

売上100円の行き先

ブティックスが100円売ったとき、何にいくら使い、いくら残るか。

2026年3月期
原価
15円
販管費
57円
営業利益
28円
最後に残る純利益
11円

利益率の年次推移

粗利率85.2%
2022年3月期: 89.5%89.5%2023年3月期: 86.5%86.5%2024年3月期: 85.8%85.8%2025年3月期: 84.6%84.6%2025年3月期: 86.1%86.1%2026年3月期: 85.2%85.2%22/323/324/325/325/326/3
営業利益率28.5%
2022年3月期: 28.1%28.1%2023年3月期: 31.0%31.0%2024年3月期: 20.8%20.8%2025年3月期: 31.6%31.6%2025年3月期: 23.8%23.8%2026年3月期: 28.5%28.5%22/323/324/325/325/326/3
純利益率11.3%
2022年3月期: 16.7%16.7%2023年3月期: 20.4%20.4%2024年3月期: 13.8%13.8%2025年3月期: 5.8%5.8%2025年3月期: 4.9%4.9%2026年3月期: 11.3%11.3%22/323/324/325/325/326/3

年度をそろえて、売上から粗利・本業の利益・純利益が残る割合を比較します。未開示の年度は線をつなぎません。

4年の業績と利益率

2022年3月期 → 2026年3月期

通貨または連結範囲が異なるため、増減率は表示していません。

売上高54.7億円
2022年3月期: 20.9億円20.9億円2023年3月期: 30.5億円30.5億円2024年3月期: 44.1億円44.1億円2025年3月期: 43.4億円43.4億円2025年3月期: 51.7億円51.7億円2026年3月期: 54.7億円54.7億円22/323/324/325/325/326/3
営業利益率28.5%
2022年3月期: 28.1%28.1%2023年3月期: 31.0%31.0%2024年3月期: 20.8%20.8%2025年3月期: 31.6%31.6%2025年3月期: 23.8%23.8%2026年3月期: 28.5%28.5%22/323/324/325/325/326/3
純利益率11.3%
2022年3月期: 16.7%16.7%2023年3月期: 20.4%20.4%2024年3月期: 13.8%13.8%2025年3月期: 5.8%5.8%2025年3月期: 4.9%4.9%2026年3月期: 11.3%11.3%22/323/324/325/325/326/3
FCFマージン23.9%
2022年3月期: 38.6%38.6%2023年3月期: 22.8%22.8%2024年3月期: 16.6%16.6%2025年3月期: 27.6%27.6%2026年3月期: 23.9%23.9%22/323/324/325/325/326/3

売上(銀行・保険は経常収益)は棒、各利益率とFCFマージンは折れ線です。年度をそろえて、事業規模と利益・現金の残り方を比べます。FCFは営業CFと投資支出から計算する場合があります。

事業売上の構成変化

同じ事業キーを接続し、キーの異なる事業は新設・再編として表示。帯の太さは売上構成比。

人と生産性

2026年3月期
1人あたり売上(連結)
2,338万円
1人あたり営業利益(連結)
667万円
1人あたり純利益(連結)
265万円
指標23/324/325/325/326/3
従業員数(連結)114196161225234
平均年間給与(提出会社・単体)667万円621万円—647万円644万円
平均年齢(単体)34.8歳33.6歳—34.6歳32.6歳
平均勤続年数(単体)2.3年2.4年—2.4年2.6年

1人あたりの値は連結売上・利益を連結従業員数で割ったものです。平均年間給与・年齢・勤続年数は提出会社単体の値で、持株会社では本社の少人数の平均になることがあります。従業員数の定義は会社ごとに異なります。開示値から計算(DERIVED)。

詳しく見る

業界

この会社が出てくる業界地図。

大株主など

  • 新村 祐三48.9%
  • 新村 佐麻美6.5%
  • 山口 貴弘5.0%
  • 天池 祥子4.9%
  • 速水 健史3.8%
  • 田原 学3.6%
  • 株式会社日本カストディ(信託口)資産管理口2.4%
  • 株式会社SBI証券2.3%
  • 太田 丈史1.7%
  • 新村 理紗1.6%

2026-03-31 ※「資産管理口」は投資信託や年金などの株をまとめて預かる名義で、実際の持ち主(機関投資家など)ではありません。

業界内の5軸プロフィール

直近の公開決算から、同じ主な業界の企業内での位置を示します。

  • ブティックス主な業界: イベント・チケット
会社順位
  • 売上成長

    • ブティックスデータなし
  • 利益率

    • ブティックス94.49社
  • 現金化

    • ブティックス509社
  • 効率

    • ブティックス38.99社
  • 財務余力

    • ブティックスデータなし

点は各社の主な業界内での順位です。会社ごとに比較対象となる業界が異なる場合があります。値がない軸はデータなしと表示し、総合点は計算しません。業界順位は投資推奨ではありません。

同業の近い規模の会社と比べる

同じ業界プロフィールの会社から、売上規模が近い企業を並べています。数値は各社の最新公開有報です。

会社決算期売上高本業利益率純利益率自己資本比率
ブティックス株式会社202654.7億円28.5%11.3%47.0%
株式会社W TOKYO202643.8億円9.1%5.8%58.9%
株式会社御園座202632.2億円7.4%6.3%79.1%
株式会社セレスポ2026151億円7.2%5.1%77.4%
GLOE株式会社202619.2億円1.3%-0.6%35.5%

時価総額・PER・株価利回りはEDINETに含まれないため表示していません。会社ごとに決算期や会計基準が異なる場合があるので、期末と出典を確認してください。

会社概要

ブティックスは東京都港区に本社を置く、2006年設立の人材サービスの会社です。連結の従業員は234人。東証グロースに上場しています。

正式社名
ブティックス株式会社
英文社名
Boutiques,Inc.
証券コード
9272
上場市場
東証グロース
本社所在地
東京都港区三田一丁目4番28号
代表者(有報の記載)
代表取締役社長 新村 祐三
設立
2006年11月
資本金
5,000万円
従業員数(連結)
234人
平均年間給与(単体)
644万円
決算月
3月
業種(東証)
小売業
公式サイト
btix.jp
法人番号
7010701023374

出典: 有価証券報告書(S100YJV7、2026年6月25日提出)。提出時点の情報で、その後の変更は反映していません。

有価証券報告書から読む会社情報

会社が提出した有報の記述を、年度と出典を添えて確認できます。

提出日 2026-06-25 · 書類 S100YJV7

事業の内容
3【事業の内容】

当社は、展示会事業、M&A仲介事業、人材採用支援事業の3つの事業を展開しており、報告セグメントと事業セグメントは同一の区分で管理しております。

展示会事業の介護分野におきましては、新規参入や業容拡大を図る各種サプライヤー(※)と、高齢者施設等の新設・修繕等を検討する介護事業者とを一堂に集めて商談を促進する場を提供する展示会「CareTEX」の開催・運営を行っており、IT分野におきましては、各種ソリューションを提供するIT関連サプライヤーと企業・官公庁のDX化を検討する担当者とを一堂に集めて商談を促進する場を提供する展示会「DXPO」の開催・運営を行っております。

M&A仲介事業におきましては、介護・医療・障害福祉・保育・建設・IT・調剤業界における事業承継ニーズに応えるM&Aの仲介業務を行っております。

人材採用支援事業におきましては、新卒向けの採用イベントの開催、及び求人企業への人材紹介を行う人材採用支援サービスを営んでおります。

なお、当社は2027年3月期より、人材採用支援事業につきましては、展示会事業の採用支援分野として、大規模就活イベント『Growth就活DXPO』を軸に事業の再構築を行い、従来のサービスである小規模採用イベント及び新卒紹介につきましては、『Growth就活DXPO』のマッチング・サービスの一部として事業モデルを転換することで、収益力向上を図っていく予定です。これにより、2027年3月期第1四半期以降は、従来「人材採用支援事業」としていた報告セグメントを「展示会事業」に統合することとしております。

(※)介護用品メーカー、機械浴槽や建材等の設備備品メーカー及び介護ソフトや配食等の施設向けサービス事業者等

1.展示会事業の概要

展示会事業における各サービスの内容は以下のとおりです。

名称

内容等

介護分野

「CareTEX」

「ヘルスケアJAPAN」

「Careテクノロジー」

「からだケアEXPO」

「CareTEX」は、介護事業者と介護用品・高齢者施設向け設備・備品等を取り扱う企業が一堂に会する介護業界日本最大級のBtoB展示会。決裁権限者の参加割合が高く、効率的に商談を行えることが特徴で、2015年3月の東京展を皮切りに、大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌、金沢、広島と開催都市を拡大していくとともに、2024年からは東京展の開催を年2回に拡大。今後新たに2027年中の新潟、愛媛での開催を予定。東京展(冬開催)、大阪展に関しては、総合展「ケアウィーク」として、「CareTEX」に加え、健康寿命延伸をテーマとした「ヘルスケアJAPAN」、介護テック分野の「Careテクノロジー」、健康施術分野の「からだケアEXPO」(※東京展のみ)を同時開催。

2020年からは、実際の展示会(リアル展)と並行して365日24時間オンライン上で開催される介護業界のオンライン展示会を開催。

IT分野

「バックオフィスDXPO」

「営業・マーケDXPO」

「EC・通販DXPO」

「IT・情シスDXPO」

「AIエージェントDXPO」

「製造イノベーションDXPO」

「建設テックDXPO」

IT分野では、下記の各職種に向けたソリューション・サービスを一堂に集めたBtoB展示会を開催。

「バックオフィスDXPO」…企業の管理部門向けの業務改革・生産性向上を支援。

「営業・マーケDXPO」「EC・通販DXPO」…顧客と接点を持つ営業・マーケティング部門や小売店等に向け、売上アップや販売促進を支援。

「IT・情シスDXPO」…システム開発・セキュリティ対策・IT人材育成など企業のIT活動を幅広く支援。

「AIエージェントDXPO」…管理部門・営業・マーケ等の各々の業務の脱属人化・効率化を支援。

2022年よりオンライン展に加えてリアル展として東京、大阪、福岡、名古屋、横浜と開催地域を拡げていき、2024年から東京での開催を年2回に拡大。2026年には札幌展の開催を予定しているほか、2027年中の新潟、神戸、愛媛での新規開催を決定。

また新たな切り口として業種を軸とした効率化・DX推進を支援するための「製造イノベーションDXPO」を東京・大阪で、「建設テックDXPO」を大阪で2026年及び2027年に開催予定。

採用支援分野

「Growth就活DXPO」

※2026年度より新規開催予定

展示会事業の第3の分野として、成長著しいグロース企業や優良ベンチャー企業の人材採用に特化した大規模就活イベントを開催。仕事を通じて成長したい求職者を集め、“選考直結型”の合同説明会を実施し、効率的な採用を支援。

リアル展と並行してオンラインでも合同説明会を実施予定。

介護分野の展示会である「CareTEX」では、出展料金等を支払って出展する介護業界サプライヤーと、無料で招待する介護・高齢者施設などの事業者とのマッチングを図っております。

介護事業者には、事業規模が小さく情報収集力や情報発信力に課題を抱えている企業が多く、情報不足を解決するビジネスマッチングの場が求められております。このため当社は、一般個人の来場者も多く含まれる通常のPR型展示会と異なり、介護事業者と介護業界サプライヤーとを一堂に集めてプロ同士の商談を促進する展示会を開催しております。

当社は展示会に出展して販路拡大・販売促進を期待する介護業界サプライヤーと、介護事業者の商品購入・選定の権限者(以下「アクティブバイヤー」)の商談成果の向上を図るために、事前に要望を確認した上で展示会会期中における商談のセッティングを代行する「営業アポイント取得代行サービス」等の各種サービスを提供することにより、マッチングの満足度を最大化する仕組みを構築しております。

当社は、アクティブバイヤーの来場割合が7割を占める当社運営の展示会を、マッチング・プラットフォームと捉え、介護事業者の開業準備から運営に至るまでの様々なニーズに応えることのできる介護業界サプライヤーとのマッチングを図ることで、介護事業者の事業拡大・事業運営効率化を支援できるものと考えております。

また、リアル展と並行して介護業界日本最大級のオンライン展示会である「CareTEX365オンライン」を開催しており、リアル展と同様、介護業界サプライヤーと、介護事業者とのマッチングを図っております。365日24時間、全国どこでもマッチングが可能となったことから、より多くの介護事業者の事業拡大・事業運営効率化を支援できるものと考えております。

オンライン展示会は、関連サプライヤーの新製品情報が一堂に集うオンライン出展ブースである「ウェブース」、オンライン商談設定サービスである「コネクト」、業界の最新情報を発信するオンラインセミナー「ウェビナー」の3つのサービスから構成されております。

IT分野の展示会(サービス名:DXPO ディーエクスポ)は、介護分野の展示会によって培ったノウハウをベースに、各種ソリューションを提供するIT関連サプライヤーと、企業・団体・官公庁のDX推進に携わるアクティブバイヤーとを一堂に集めることで、課題解決及び顧客獲得に直接つながるビジネスマッチングの場を提供しております。

リアル展の開催に加え、オンライン展を通年開催することにより、継続的なマッチングの機会を提供し、天変地異等の不可抗力によってリアル展の開催が延期・中止された場合でも、柔軟なマッチングが可能となっております。

また、地球環境への配慮と経済性の観点から、「出展ブースを複数社でシェアする」という、新発想の「シェアブース」方式を採用しております。2つの展示会を連続開催し出展ブースを居抜きとして再利用することで、残材・廃棄物を最小限にするとともに、施工・運営コストを削減した結果、業界最安水準の出展料を実現いたしました。出展を検討しやすい価格設定としたことにより、大手企業だけでなく、ベンチャー・スタートアップ企業が活用しやすいマッチングの機会を提供しております。

採用支援分野の展示会「Growth就活DXPO」は2026年に新規開催を予定している新サービスであり、成長著しいグロース企業と、「仕事を通じて成長 (グロース) したい」求職者とのマッチングの場を創出いたします。当社独自のシェアブース方式を採用しているため、多額の出展費用の捻出が難しい成長途上のベンチャー・スタートアップ企業であっても積極的な出展が可能となっております。

2.M&A仲介事業の概要

M&A仲介事業における各サービスの内容は以下のとおりです。

名称

内容等

M&A仲介

「介護M&A支援センター」

「医療M&A支援センター」

「障害福祉M&A支援センター」

「保育M&A支援センター」

「建設M&A支援センター」

「IT M&A支援センター」

「調剤M&A支援センター」

小規模案件が多い介護・医療・障害福祉・保育・建設・IT・調剤等の業界の事情を踏まえ、売り手からの最低手数料を100万円と設定した業界最安水準の価格体系が特徴。展示会に来場する経営者のリスト等を効率的に活用し、19,000社以上の買い手がニーズを登録。

M&A仲介事業は、展示会の来場者や提携先の金融機関等、様々なルートからの情報提供の中で、M&Aによる事業承継ニーズを有する介護・医療・障害福祉・保育・建設・IT・調剤関連事業者等に対し、M&A仲介サービスを提供しており、譲渡契約締結による成功報酬型での仲介手数料をいただいております。

当社が保有する19,000社以上の介護・医療・障害福祉・保育・建設・IT・調剤事業譲受希望者リストの事業者に対して、事業形態・エリア・規模等の譲受希望条件が合致する売却希望案件を紹介することで、買い手候補者の探索や成約期間の短縮を図っております。このため、1案件当たりに要する人件費等の営業活動費を低く抑えることができ、業界最安水準の手数料にて仲介を行っております。

当社が独自に開発した「M&A工程管理システム」により、厳格な工程管理を行うことで、従来コンサルタント個人の経験や能力に依存しがちなM&Aの工程を「定型化」「可視化」し、案件進捗の確実性とスピードを担保する体制を整えるとともに、2023年より新教育制度・新KPI管理手法を新たに導入し、徹底的な行動管理を行うことにより実務能力が高くかつ即戦力となる強固な人材の育成に取り組んでまいりました。これらによって、いずれの分野においても質の高いM&A仲介サービスを提供しております。

3.人材採用支援事業の概要

人材採用支援事業における各サービスの内容は以下のとおりです。

名称

内容等

新卒向け採用イベント

「ジョブトラ」

就活情報サイト

「ジョブトラアカデミー」

新卒向け人材紹介

「ジョブトラエージェント」

「ジョブトラ」は、求人企業7社と就活生40人をマッチングする、選考直結型の就活イベント。メインイベントとして難解なビジネスゲームを行うことで、就活生自身も自己の能力・適性を知ることができるとともに、求人企業側も、従来の合同説明会や個別面談などではなかなか見抜けなかった就活生の能力・適性を知ることができるため、就活生と求人企業双方のマッチング精度を大きく上げられるのが特徴。

人材採用支援事業は、新卒入社における「入社3年後のミスマッチをなくす」を企業理念として掲げ、就活生の6人に1人が利用(株式会社リアライブ調べ)する就活情報サイト「ジョブトラアカデミー」の運営を軸に、就活生向けの「小規模マッチングイベント」の開催、並びに新卒向け人材紹介事業等を行っております。

また、「ジョブトラアカデミー」に登録した学生を対象に、人材紹介等の事業も展開しており、企業・学生双方にきめ細かい情報提供とマッチングの場を提供することで、ミスマッチが起こりがちな現行の採用活動の構造を変革すべく、様々な仕組み作りに取り組んでいます。

[事業系統図]
経営方針・課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものです。

(1) 経営方針

当社は、『マッチング・ファースト』を企業理念に掲げ、最適なマッチングで最高の満足を提供することで、産業を活性化し、豊かな社会を実現したいと考えております。

そのため、当社は「経営理念」を以下のとおり定めております。

一.マッチングの満足度を最大化する

二.新しいサービスの創造で新しい市場を創造する

三.利益を伸ばし続けることがみんなの幸せになる

四.不正を行わず、誠実にビジネスを行う

五.変わらず生き続けるために変わり続ける

(2) 経営環境及び経営戦略

当社が主に事業を行う介護業界においては、異業種からの新規参入による競争の激化や人材採用難の状況が継続していることにより、全体として厳しい状況が続いております。この結果、介護事業所の再編が加速しており、M&Aによる事業承継への需要が高まっている状況にあります。また、我が国の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は年々上昇し、介護サービスの需要が拡大していることを背景として、介護高齢者マーケットへの参入意欲は引き続き旺盛です。

このような環境のもと、当社は展示会を開催することによって、展示会事業単体として収益を上げながら、来場者である介護事業者と出展社である各種サプライヤー(※)、双方の決裁権限者の情報並びに業界特有の課題・ニーズに直接アクセスできる利点を活かし、M&A仲介並びに人材採用支援を含む様々なサービスを提供していく独自のビジネスモデルを展開しております。

(※)介護用品メーカー、機械浴槽や建材等の設備備品メーカー及び介護ソフトや配食等の施設向けサービス事業者等

(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社では、主な経営指標として、企業の事業活動の成果を示す営業利益を重要な経営指標と考えております。また、収益性判断の指標に営業利益率を掲げております。

事業別には、展示会事業については、主な収入である出展料が出展小間数×小間単価となり、小間単価に大きな変動がないため、出展小間数(出展社に貸し出すために仕切られたスペースの単位)を重要な指標としております。M&A仲介事業については、主な収入である仲介手数料が成約組数×手数料単価となり、手数料単価に大きな変動がないため、成約組数を重要な経営指標としております。また、人材採用支援事業につきましては、主な収入であるイベント出展料が、採用イベントの開催数×手数料単価となり、手数料単価に大きな変動がないため、採用イベント開催数を重要な経営指標としております。

当社は、大きく変容する社会・ビジネス環境に対応し、更なる事業拡大を図るため、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画「Vision2025」(以下「第一次中計」といいます。)を2021年5月に公表しておりました。

第一次中計は、計画開始前の2021年3月期の実績と比べて、売上高4.0倍増、営業利益5.8倍増という野心的な計画でありましたが、この実現に向けて取り組んでまいりました結果、売上高につきましては、第一次中計の目標を計画どおり2025年3月期に達成し、営業利益につきましては、当初の計画から1年遅れとなったものの、2026年3月期に、第一次中計の目標の96%まで到達することができました。

以上の結果、第一次中計開始前の2021年3月期から2026年3月期までの5年間で、当社の売上高は4.3倍(5年間の年平均増収率33.8%)、営業利益は5.5倍(5年間の年平均増益率40.8%)と急拡大することとなり、第一次中計を通して、当社は飛躍的な成長を遂げることができたと考えております。

第一次中計で掲げた目標達成に目途が立ったことから、当社は、更なる事業拡大を図るため、2029年3月期を最終年度とする、第二次中期経営計画「Vision2029」を新たに策定し、2026年5月13日に公表いたしました。

当社は、この第二次中期経営計画の達成をとおして、2028年3月期を基準期としてプライム市場への上場を果たし、企業理念である「マッチング・ファースト」を実現してまいります。

<第二次中期経営計画「Vision2029」の業績目標>

 (単位:百万円)

2026年3月期

(実績)

2027年3月期

(業績予想)

2028年3月期

(計画)

2029年3月期

(計画)

最終年度の

2026年3月期比

売上高

5,469

7,021

8,523

10,175

1.86倍

営業利益

1,559

2,211

2,917

4,001

2.56倍

経常利益

1,565

2,218

2,930

4,012

-

当期純利益

619

1,419

1,875

2,568

-

調整後営業利益(※)

1,711

2,299

2,968

4,014

-

純資産

2,989

4,197

6,124

8,705

-

(※)調整後営業利益=営業利益+のれん償却費+顧客関連資産償却費+株式報酬費用

(4) 優先的に対処すべき事業上の課題

2027年3月期の我が国経済は、引き続き緩やかな回復基調で推移することが期待される一方、地政学リスクの高まりや海外の経済政策の動向の影響等、依然として先行き不透明な状況が続くものと推測しております。

セグメント別の見通しは以下のとおりです。

なお、当社は2027年3月期より、「人材採用支援事業」につきましては、「展示会事業」の「採用支援分野」として、大規模就活イベント『Growth就活DXPO』を軸に事業の再構築を行い、従来のサービスである小規模採用イベント及び新卒紹介につきましては、『Growth就活DXPO』のマッチング・サービスの一部として事業モデルを転換することで、収益力向上を図っていく予定です。これにより、2027年3月期第1四半期以降は、従来「人材採用支援事業」としていた報告セグメントを「展示会事業」に統合することといたしました。

① 展示会事業

介護分野におきましては、今後も「CareTEX」の開催エリアの拡大及び出展規模の拡大を図っていく計画です。2027年3月期におきましては、既存の展示会の開催・運営に加え、2027年4月に愛媛県において「CareTEX四国」、及び2027年6月に新潟県において「CareTEX新潟」を新規開催することを決定し、来場者及び出展社への販促活動を行っていく予定です。リアル展へのニーズが引き続き増大傾向にあることから、出展小間契約は順調に獲得できることを見込んでおります

IT分野におきましては、「DXPO」の開催・運営を行ってまいります。2027年3月期におきましては、昨年までの年6回の開催に加え、北海道において「DXPO札幌」の新規開催を予定しております。

また、採用支援分野として、2026年8月及び11月には、成長著しいグロース企業や優良ベンチャー企業の人材採用に特化した大規模就活イベント(リアル+オンラインによる合同説明会)である新卒向け『Growth就活DXPO』の東京都での新規開催を予定しております。

② M&A仲介事業

M&A仲介事業におきましては、引き続き、新教育制度・新KPI管理手法の運用を徹底し、実務能力が高くかつ即戦力となる強固なコンサルタントの育成に努めてまいります。また、コンサルタントの大量採用による先行投資と収益のバランスを考慮しつつ、引き続き、積極的なコンサルタントの採用を行ってまいります。

なお、案件管理を部門長に権限移譲したことにより、部門間の案件進捗に想定以上の乖離が発生し、全体の成約率が低下することとなった状況を踏まえ、事業部横断で全案件の進捗を管理する体制(2025年3月期まで実施)を再開し、正副事業部長による案件進捗のダブルチェック制度も導入し、案件進捗の精度向上に努めてまいります。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。

当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に取り組む方針ですが、当社の経営状況及び将来の事業についての判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。

なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。

また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクをすべて網羅しているものではありませんので、この点にご留意下さい。

1.事業環境に関連するリスクについて

(1) 介護関連市場について

当社は主に、介護事業者を対象として、商談の場を提供する展示会の主催及びM&A仲介サービスを提供しておりますが、介護事業者は介護保険法の適用を受けるサービスの提供を事業内容とするため、介護保険制度の影響を受けることになります。

介護保険制度は3年ごとに介護保険法及び介護報酬の改正が行われており、これに合わせて3年を1期とする市町村介護保険事業計画の策定が行われております。法令の改正及び大幅な報酬改定により、当社の取引先である介護事業者が事業内容の変更を余儀なくされる等の影響を受けた場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 展示会市場について

展示会は一度開催された場合、毎年定期的に開催される性質を有していることに加え、ノウハウの蓄積により、異業種への横展開が比較的容易です。しかしながら、展示会を開催するにあたっては、開催規模や来場者の利便性を考慮した適切な会場を用意する必要がありますが、当社が予定したとおりに会場の確保が進まない場合や、自然災害、感染症等により会場が使用困難となった場合、展示会の開催ができず、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、金融危機等の経済動向によっても、出展社による出展の見合わせや来場者数の減少が発生する可能性があります。

このような場合、会期の延期や会場の変更を行う等の対策を実施します。会期を延期した場合、同一事業年度内の開催となる場合には、業績への影響は軽微となる見込みですが、翌事業年度となる場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(3) M&A市場について

M&A市場は、介護・医療・障害福祉業界においては、法定要件に見合った人材確保の難しさや、競争激化、介護報酬や診療報酬等の基本報酬部分の実質減額改定傾向に加えて、オーナー経営者の高齢化に伴う後継者問題も増加しており、大きな需要があります。また、近年参入した建設・IT業界においても、オーナー経営者の高齢化に伴う後継者問題が増加しており、介護・医療・障害福祉業界と同様に大きなM&Aニーズがあります。今後も、小規模事業者にとっては出口戦略の一つとして、大手事業者にとっては拡大戦略又は得意分野への選択と集中の一つの手段として、M&Aの活用は増加するものと予測しており、当社でも様々なM&Aニーズに対応できるように体制を整備しております。しかしながら、将来的な後継者問題解決策としてのM&A譲渡ニーズが減少に転ずること、当社が対象としている事業の対象市場の動向によりM&A買収ニーズが減少に転ずること等を要因として、市場が縮小した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、現状M&A仲介業務を直接的に規制する法令等はありませんが、2024年に経済産業省より公正なM&Aに関するルール形成にむけた各種ガイドラインが策定されるなど、M&A市場を対象とした諸政策についての議論が高まっております。当社は当該ガイドラインを遵守して事業を行っておりますが、今後、法令等の制定・改定により、また、法解釈の変更により、M&A仲介業務に対する何らかの規制を受けることとなった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

なお、当社は、中小企業庁の「M&A支援機関登録制度」や業界団体「一般社団法人M&A支援機関協会」が定めた仲介事業者やアドバイザリー事業者としての一定の要件を満たしており、登録事業者及び会員として公開されております。これに加えて、中小企業庁による「中小M&A資格試験」の実施及び試験合格者の登録制度の導入が予定されており、本制度が実施された場合には当社も担当者の当該資格取得を推奨する予定です。今後、登録要件の変更や制度の改定等により登録事業者・会員でなくなった場合、また、担当者による中小M&A資格の取得が困難になった場合には当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

上記に加え、M&A取引又はM&A制度に係る金融商品取引法、会社法、税法、対象とする市場領域の関連法等の法改正が行われることで、社会におけるM&Aニーズも変化する可能性があり、それらの結果、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(4) インターネット関連市場について

当社は、オンライン展示会をインターネット技術を用いてサービス提供しており、インターネットの更なる発展は当社の事業の成長にとって重要です。当社の事業においては「電気通信事業法」及び関連法令等の規制を受けており、届出電気通信事業者としてユーザーの通信の媒介に係る通信の秘密の遵守等が義務付けられております。今後新たな法的規制の導入、法解釈の変更、技術革新の遅れ等、予期せぬ要因により、インターネット業界全体及び関連市場の成長が鈍化した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、インターネット業界においては、スマートフォンやクラウドサービスの普及、AI(人工知能)の活用等、新技術・新サービスが次々と生み出されており、当社の事業においてもこれらの変化に対応していく必要があるという認識のもと、サービスの改良に取り組んでおります。しかしながら、技術革新において当社が予期しない変化が生じた場合、既存システムの改良、新たな開発等による費用の支出が必要となり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(5) 人材採用支援関連の市場について

人材採用支援市場は、景気動向による雇用情勢の影響を受けやすく、当社の想定を超える景気後退や経済環境の変化が発生した際は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、当社は、主として新卒採用を中心としたサービスを運営しており、求職者と求人者の需給関係による影響を受けます。パートやアルバイト、派遣社員など非正規雇用の増加等にみられる雇用形態の変化や中途採用等の採用方法の多様化、少子化の進展、大学進学率の変化、景気変動に伴う企業の採用動向等さまざまな要因により上記の需給関係は変動しますが、その結果、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

2.当社の収益構造に関するリスクについて

当社が運営しているサービスのうち、展示会事業について売上高及び営業利益の計上が展示会の開催月に偏重します。このため、展示会の開催時期や開催場所、規模やタイプの異なる展示会を増やしていくこと、また、M&A仲介事業も拡大していくことで、年間をとおして売上及び利益の計上時期を平準化していく方針ですが、当社が予定したとおりに会場を確保できない場合や、来場者及び出展社の確保が困難になる事態が発生した場合、M&Aコンサルタントの採用が予定どおりに進まない場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

なお、2026年3月期における四半期別の売上高及び営業損益の推移は以下のとおりです。

当社は2025年10月1日付で連結子会社であった株式会社リアライブを吸収合併したことに伴い、第3四半期会計期間より非連結決算会社へと移行いたしました。そのため、第1四半期会計期間及び第2四半期会計期間の数値につきましては参考値として四半期連結会計期間の数値を記載しております。

(単位:千円)

四半期別売上高・営業損益推移

第1四半期連結会計期間

(自 2025年4月1日

至 2025年6月30日)

第2四半期連結会計期間

(自 2025年7月1日

至 2025年9月30日)

第3四半期会計期間

(自 2025年10月1日

至 2025年12月31日)

第4四半期会計期間

(自 2026年1月1日

至 2026年3月31日)

売上高

793,489

1,393,856

1,583,752

1,913,198

営業利益又は

営業損失(△)

△268,132

308,868

470,657

808,955

3.事業内容に関連するリスクについて

(1) 展示会事業について

①介護分野

当社では現在、介護業界の主要なサプライヤーを一堂に集めた展示会「CareTEX」を8都市(東京、大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌、金沢、広島)で運営しております。全国展開を進めることで、全国に分散した介護事業者のプラットフォームとなるべく拡大を進めており、その過程で、月別の損益及び業務量の平準化を図る予定です。また、オンライン展を通年開催することにより、月別の損益の平準化を図っております。

当社は展示会を開催することによって、アクティブバイヤー並びに業界のサプライヤーの情報をデータベース化しており、双方の決裁権限者(サプライヤーにおいては販売価格の決定権を有する権限者)に直接アクセスできるという利点を活かして、M&A仲介サービスの提供が可能となることから、入り口としての展示会を重要なものであると捉えております。しかしながら、当社が主催する展示会の開催内容の陳腐化や、来場者数の確保が困難になる事態が発生した場合並びに出展社数の減少といった事態等が発生した場合には、当社の計画どおりに推移せず、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、展示会の開催には、会場の確保・出展社の獲得及び来場者の誘致といった各局面において、開催分野における業界の専門知識や展示会運営についてのノウハウが必要であるため、参入障壁は高いものと考えておりますが、同様のノウハウを有する競合が参入した場合、当社が開催する展示会への出展社の出展意欲が競合展へと分散し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

加えて、展示会においては、出展社による知的財産権を侵害した展示、出展社・来場者間の紛争発生、展示場内の安全管理上の問題、その他の何らかの要因により、当社が主催者責任を問われて訴訟を提起された場合等において、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 ②IT分野

当社では現在、バックオフィス、フロントオフィスの各種システムベンダー・サプライヤーを一堂に集めたハイブリッド展示会「バックオフィスDXPO」「営業・マーケDXPO」「EC・通販DXPO」「IT・情シスDXPO」を5都市(東京、大阪、福岡、名古屋、横浜)及びオンライン上で運営しており、早期に全国展開を進めることで、全国に分散した各種システムベンダーのプラットフォームとなるべく拡大を進めており、その過程で、月別の損益及び業務量の平準化を図る予定です。

リアル展の開催には、介護分野と同様に、展示会運営についてのノウハウが必要であり、かつ、オンライン展の開催においては、効率的な商談・マッチングが可能なプラットフォームの構築が必要であるため、参入障壁は高いと考えております。しかしながら、リアル展においては、出展社・来場者間の紛争発生、展示会場内の安全管理上の問題、オンライン展においては、技術革新において当社が予期しない変化が生じた場合、その他何らかの要因により、当社が主催者責任を問われて訴訟を提起された場合等において、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

③採用支援分野

当社は2027年3月期より、「人材採用支援事業」につきましては、「展示会事業」の「採用支援分野」として、大規模就活イベント『Growth就活DXPO』を軸に事業の再構築を行い、従来のサービスである小規模採用イベント及び新卒紹介につきましては、『Growth就活DXPO』のマッチング・サービスの一部として事業モデルを転換することで、収益力向上を図っていく予定です。

リアル展においては、出展社・来場者間の紛争発生、展示会場内の安全管理上の問題、オンライン展においては、技術革新において当社が予期しない変化が生じた場合、その他何らかの要因により、当社が主催者責任を問われて訴訟を提起された場合等において、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、マッチング・サービスの一部として提供予定である人材紹介サービスは、職業安定法の適用を受けており、当社は手数料を徴収して職業紹介を行うことができる有料職業紹介事業の許可を厚生労働大臣より取得しております(厚生労働大臣許可13‐ユ‐318416)。職業安定法に基づく厚生労働大臣許可の有効期限は2028年7月31日までであり、その更新についての障害は、現状においては、認識しておりませんが、今後、これらの関係法規が改廃された場合や新たな法的規制が設けられた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(2) M&A仲介事業について

M&A仲介事業は譲渡意向のある企業と買収意向のある企業を、当社の保有する企業情報のデータベースを活用して仲介するサービスです。当社は両者のマッチングが円滑に進み、早期に成約に至るよう案件の進捗管理を適時に実施しておりますが、両者での条件交渉が難航する場合や、デューデリジェンス作業が遅延すること等を要因として、想定どおりに案件が進捗しない場合並びに成約時期の変動・成約規模の変動があった場合、期間ごとの業績が大きく変動する可能性があるとともに、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、当社ではコンプライアンスを遵守しM&Aの仲介を行うよう社内体制の整備に努めております。仲介業務においては公平・中立の立場で業務を進められるように倫理にも配慮するよう細心の注意を払っており、2021年9月にはM&A支援機関登録制度に登録し、2025年4月には一般社団法人M&A支援機関協会に加入いたしました。しかしながら、情報提供の過誤、譲渡先・買収先間の紛争、その他の何らかの要因により、当社が仲介手数料の返還や減額等を求められた場合等には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(3) 人材の獲得、確保、育成について

当社が事業を拡大するに当たり、特に展示会の主催に関しての専門知識及び経験を有する人員の獲得、育成、維持が重要な課題であると認識し、これに積極的に取り組んでおります。また、M&A仲介サービスにおいては、新教育制度・新KPI管理手法が定着したため、当社の教育プログラムを通じてM&Aコンサルタントとしての成長が期待できる人員を獲得することが重要な課題であると認識し、これに積極的に取り組んでおります。しかしながら、人材を適時に確保できない場合、人材が大量に社外流出してしまった場合、あるいは人材育成が計画どおりに進捗しない場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、当社は事業規模に応じた組織体制を志向しており、現時点では比較的小規模な組織で事業運営を行っていることから、従業員が欠けるような事態に至った場合の経営成績及び財政状態への影響は相対的に大きいものと考えられます。そのため、新卒採用・中途採用を問わず積極的な採用及び教育を実施しております。

(4) 競合について

当社の事業は、展示会を入り口として得られる決裁権限者のデータベースを活用し、M&A仲介サービスを行う独自のビジネスモデルですが、個別の事業単体で見た場合には、展示会の主催やM&A仲介等において同様のサービスを提供している企業もあり、これらの企業が今後、複合的な展開をする場合には、競合関係になり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(5) 情報セキュリティの管理について

当社は、展示会の開催ごとに取得したアクティブバイヤー並びにサプライヤーの情報、「介護M&A支援センター」等の公式サイトにて登録されたM&Aの譲渡または買収の意向を持つ企業の情報、及び就職情報サイトにて登録された学生の情報をそれぞれ
役員の状況・略歴
(2)【役員の状況】

男性 5名、女性 1名 (役員のうち女性の比率16.7%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

代表取締役社長

キャリア事業部管掌

新村 祐三

1966年12月22日

1990年4月

リードエグジビションジャパン株式会社(現RX Japan株式会社)入社

2004年1月

同社取締役就任

2006年11月

当社設立 代表取締役社長就任

2023年4月

株式会社リアライブ代表取締役会長就任

2023年10月

株式会社リアライブ取締役就任

2024年4月

株式会社リアライブ取締役会長就任

2025年4月

株式会社リアライブ代表取締役社長就任

2025年10月

当社代表取締役社長キャリア事業部管掌就任(現任)

(注)2.

4,788,200

常務取締役

メディア事業部管掌

武田 学

1970年7月14日

1994年4月

リードエグジビションジャパン株式会社(現RX Japan株式会社)入社

2003年4月

ブレインワークス株式会社(現株式会社セレブリックス)入社

2008年6月

株式会社イーヴァム・インターナショナル取締役就任

2011年8月

サクラインターナショナル株式会社入社

2012年11月

サクラインターナショナル株式会社取締役就任

2018年10月

当社入社 営業本部展示会事業統括部長就任

2019年4月

当社執行役員メディア事業部長就任

2020年6月

当社取締役メディア事業部管掌就任

2023年4月

株式会社リアライブ取締役就任

2024年4月

当社常務取締役メディア事業部管掌就任(現任)

(注)2.

34,800

常務取締役

コンサルティング

事業部管掌

速水 健史

1976年7月30日

2001年4月

株式会社日本興業銀行(現株式会社みずほ銀行)入社

2006年9月

株式会社日本テクノロジーベンチャーパートナーズ入社

2007年3月

株式会社アイ・ピー・エス・フーズ代表取締役就任

2009年8月

株式会社アイ・ピー・エス入社

2011年11月

当社入社

2012年10月

当社取締役管理本部長就任

2015年4月

当社常務取締役管理本部長就任

2020年4月

当社常務取締役管理本部・コンサルティング事業部管掌就任

2022年4月

当社専務取締役コンサルティング事業部管掌就任

2023年4月

株式会社リアライブ取締役就任

2024年2月

当社常務取締役コンサルティング事業部管掌就任(現任)

(注)2.

368,000

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

取締役

(監査等委員)

土橋 薫

1962年4月10日

1985年4月

沖電気工業株式会社入社

1988年6月

株式会社アイシーエス企画(現株式会社JTBコミュニケーションデザイン)入社

1989年4月

リードエグジビションジャパン株式会社(現RX Japan株式会社)入社

2017年3月

当社入社 営業本部海外事業統括部長就任

2022年4月

当社メディア事業部展示会営業1部シニアセールス就任

2022年10月

当社メディア事業部展示会営業1部シニアセールス 兼 コンプライアンス推進委員就任

2023年4月

当社管理本部コンプライアンス推進委員就任

株式会社リアライブ監査役就任

2023年6月

当社取締役(常勤監査等委員)就任(現任)

(注)3.

106,000

取締役

(監査等委員)

田中 智行

1980年1月26日

2004年12月

中央青山監査法人(みすず監査法人)入所

2007年8月

PwCあらた監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)入所

2008年1月

株式会社オーナーズブレイン入社

2009年1月

公認会計士登録

2009年7月

有限責任監査法人トーマツ入所

2015年9月

株式会社ブリッジ(現ブリッジコンサルティンググループ株式会社)入社

2017年4月

ブリッジコンサルティンググループ株式会社執行役員就任

2022年6月

当社取締役(監査等委員)就任(現任)

2023年12月

ブリッジコンサルティンググループ株式会社取締役就任(現任)

(注)3.

-

取締役

(監査等委員)

森川 友尋

1982年1月7日

2005年4月

最高裁判所司法研修所司法修習生(59期)

2006年10月

弁護士(第一東京弁護士会)登録

三宅坂総合法律事務所入所

2017年1月

三宅坂総合法律事務所パートナー就任(現任)

2023年6月

当社取締役(監査等委員)就任(現任)

(注)3.

-

計

5,297,000

(注)1.田中智行氏、森川友尋氏は社外取締役です。

2.監査等委員でない取締役の任期は、2026年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2027年3月期に係る定時株主総会終結の時までです。

3.監査等委員である取締役の任期は、2025年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2027年3月期に係る定時株主総会終結の時までです。

① 社外役員の状況

 当社の社外取締役は2名です。当社は、経営の意思決定機能を持つ取締役会に対し、社外取締役を選任することで経営への監視機能を強化しております。当社の意思決定に対して、幅広い視野を持った有識者に第三者の立場から適時適切なアドバイスを受けております。

 社外取締役田中智行氏は、公認会計士としての財務及び会計に関する専門的な知識と、企業経営者としての豊富な経験と見識を活かし、取締役会の意思決定の妥当性・適正性を確保するための助言を期待できることから、監査等委員である社外取締役をお願いいたしました。同氏と当社の間には特別の利害関係はありません。当社は、同氏を株式会社東京証券取引所の定めに基づき、「独立役員」として届け出ております。

 社外取締役森川友尋氏は、弁護士としての豊富な見識と経験を活かし、客観的・中立的な立場から当社の経営全般に関する助言を期待できることから、監査等委員である社外取締役をお願いいたしました。同氏は、当社が顧問弁護士契約を締結する三宅坂総合法律事務所(以下、同所といいます)のパートナー弁護士を兼務しておりますが、2026年3月期における同所への支払報酬額は1百万円であり、当社が定める独立性に関する基準と照らして主要な取引先には該当しないことから、独立性を阻害するものではなく、一般株主と利益相反が生じるおそれがないと判断しています。当社は、同氏を株式会社東京証券取引所の定めに基づき、「独立役員」として届け出ております。

 当社の社外取締役は、取締役会に出席し議案等について意見を述べる等、客観的・中立的に経営全般を監督・監査する他、定期的に監査等委員会を開催し、監査方針、監査計画の確認、会計監査の実施の状況、内部監査報告に関して報告を受け、意見交換、情報交換を行うことにより、当社経営陣への監督機能・牽制機能として重要な役割を果たしているものと考えております。また、社外取締役は管理部門を管掌する執行役員と定時取締役会等で意見交換を行う他、必要に応じて管理部門担当者に直接聴取を行う等、内部統制の実効性について監督しております。

 また、社外取締役はいつでも当社の顧問弁護士等から、監査業務に関する助言を得ることができることとしております。

 当社は、株式会社東京証券取引所が定める独立性基準、及び会社法の定める社外取締役の要件を踏まえ、社外取締役の独立性に関する基準を制定しております。社外取締役が当該基準の項目のいずれにも該当しないと確認される場合、当該社外取締役は当社からの独立性を有し、一般株主と利益相反が生じるおそれがないものと判断しております。

 監査等委員である取締役は、随時内部監査室長による内部監査に関する報告を求めることができる他、内部監査室長及び会計監査人と一堂に会して意見交換を行う等の連携を図っています。

 内部監査室長は、定期的に監査等委員会及び会計監査人との間で意見交換を行う他、監査等委員会からの求めに応じ内部監査結果、内部統制整備状況等必要な情報の報告を行っております。
沿革
2【沿革】

当社の創業者かつ現代表取締役社長である新村祐三は、介護用品の販売を中心としたeコマース事業を展開する企業として2006年11月に当社を設立いたしました。

当社の会社設立以来の沿革は、以下のとおりであります。

年月

概要

2006年11月

ケアシティ・ホールディングス株式会社(現ブティックス株式会社、以下「当社」)を、資本金3,500万円にて東京都大田区に設立。

2007年2月

当社が介護用品のレンタル・販売事業を行うケアシティ株式会社(以下「ケアシティ」)の全株式を取得し、100%子会社化。

インターネット通販事業を行うため、当社の100%出資により、ケアセレクト株式会社(2009年2月にブティックス株式会社に社名変更、以下「ケアセレクト」)を東京都品川区に設立。

2007年6月

ケアセレクトが、介護用品のインターネット通販事業を開始。

2007年10月

専門店型通販ショップの1号店として「カイゴ急便」を開始。

2009年2月

ケアセレクトの社名を、ブティックス株式会社(以下「旧ブティックス」)に変更。

2009年10月

健康器具のインターネット通販事業を開始。

1号店として、ルームランナーの専門通販「ルームランナー販売センター」を開始。

2010年3月

業務拡大に伴い、旧ブティックス及び当社のオフィスを東京都品川区西五反田二丁目に移転。

2011年3月

当社が保有するケアシティの全株式を、同社の経営陣に譲渡。

2011年7月

当社と旧ブティックスが合併。当社の社名をブティックス株式会社に変更。

2013年3月

介護用品・健康用品総合通販ショップ「けあ太朗」を開始。

2015年3月

東京で「CareTEX」(介護用品・介護施設産業展)の定期開催を開始。

2015年4月

介護施設・介護事業者向けのM&A仲介サービス(「介護M&A支援センター」)を開始。

2016年12月

大阪で「CareTEX関西」の定期開催を開始。

2017年5月

医療施設に特化したM&A仲介サービスである「医療M&A支援センター」を開始。

2017年10月

商品ジャンル特化型展示商談会「CareTEX One」を横浜にて開催。

2018年3月

東京ケアウィーク(「CareTEX」「健康長寿産業展」「次世代介護テクノロジー展」「超高齢社会のまちづくり展」の4展示会で構成)の定期開催を開始。

2018年4月

東京証券取引所マザーズに株式を上場。

2018年7月

福岡で「CareTEX福岡」の定期開催を開始。

2018年8月

名古屋で「CareTEX One」を開催。

2018年11月

中国杭州市に合弁会社「杭州方布健康科技有限公司」を設立。

2018年12月

配食・介護食のマッチング・サービスである「CareTEX365」を開始。

2019年5月

大宮で「CareTEX One」を開催。

2019年4月

東京都港区に本社移転。

2019年8月

名古屋で「CareTEX名古屋」の定期開催を開始。

2019年9月

仙台で「CareTEX One」を開催。

2019年12月

広島で「CareTEX One」を開催。

2020年3月

eコマース事業を譲渡。

2020年7月

介護業界初のオンライン展示会「CareTEX365オンライン」を開始。

2020年8月

合弁会社「杭州方布健康科技有限公司」を持分譲渡により合弁契約解消。

2020年9月

仙台で「CareTEX仙台」の定期開催を開始。

2020年12月

障害福祉事業者に特化したM&A仲介サービス「障害福祉M&A支援センター」を開設。

2021年3月

健康施術業界初のオンライン展示会「からだケアEXPO365オンライン」を開始。

2021年5月

札幌で「CareTEX札幌」の定期開催を開始。

2021年9月

M&A支援機関登録制度に登録。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行。

2022年8月

東京で「バックオフィスDXPO」、「フロントオフィスDXPO」の定期開催を開始。

2023年2月

人材事業への参入を目的として、株式会社リアライブの株式取得のための株式譲渡契約を締結。

2023年3月

大阪で「バックオフィスDXPO」、「営業・マーケDXPO」他フロントオフィス系DXPOの定期開催を開始。

2023年4月

株式会社リアライブの全株式を取得し子会社化、人材採用支援事業に参入

2023年10月

福岡で「バックオフィスDXPO」、「営業・マーケDXPO」他フロントオフィス系DXPOの定期開催を開始。

2025年4月

一般社団法人M&A支援機関協会に加入。

2025年6月

名古屋で「バックオフィスDXPO」、「営業・マーケDXPO」他フロントオフィス系DXPOの定期開催を開始。

2025年10月

株式会社リアライブを吸収合併。

2025年11月

北陸地域で「CareTEX北陸」の定期開催を開始。

2026年1月

広島で「CareTEX広島」の定期開催を開始。

横浜で「バックオフィスDXPO」、「営業・マーケDXPO」他フロントオフィス系DXPOの定期開催を開始。

役員情報は有報に記載された範囲です。部長級など社内キーマンの網羅情報ではありません。

出典

出典書類を表示(6件)
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第20期(2025/04/01-2026/03/31)

    ID S100YJV72026-06-25書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第19期(2024/04/01-2025/03/31)

    ID S100W4GN2025-06-25書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第18期(2023/04/01-2024/03/31)

    ID S100TTN22024-06-26書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    訂正有価証券報告書-第17期(2022/04/01-2023/03/31)

    ID S100S05W2023-10-11書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第16期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

    ID S100OGC32022-06-27書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第15期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

    ID S100LSIZ2021-06-28書類を開く

XBRL から抽出: 42 / 他の開示値から算出: 1

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