WIZE株式会社WIZE3664東証グロース情報・通信業2025年12月期, 連結, 日本基準

WIZEは何で稼いでいる?

WIZEの売上の約99%は「ライフスタイルIP事業」から。ほかに「IP投資育成事業」・「デジタルIP事業」などで稼いでいます。

売上100円あたり約12円の営業赤字です。

前期から売上は-8.6%。

数字で見ると

2025年12月期、事業利益の100%を1事業が占める

2025年12月期、現金は総資産の33%

2025年12月期、売上100円に営業損失12円

開示された数値から自動で作った要約

銀行・保険、または最新期に必要な数値が揃わない会社では、一枚絵の代わりに損益の図を表示しています。

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2025年12月期の数字(書類の提出日 2026-03-25)

売上高
28.1億円
営業利益
-3.3億円
利益率 -11.7%
純利益
-5.3億円
利益率 -18.8%
フリーCF
-3.7億円
開示値から計算
最大事業
ライフスタイルIP事業
事業売上の99.3%
開示値から計算
発行済株式数
84,638,408株
株主数
20,986人
平均年間給与(単体)
583万円
提出会社の開示値
現金比率
32.9%
現金 ÷ 売上 37.9%
開示値から計算
対業界利益率中央値
-16 pt
家具・インテリア・雑貨
開示値から計算
ROA
-19.2%
開示値から計算

売上100円の行き先

WIZEが100円売ったとき、何にいくら使い、いくら残るか。

2025年12月期
原価
40円
販管費
72円
営業赤字
12円
最終赤字
19円

利益率の年次推移

粗利率59.9%
2020年12月期: 41.1%41.1%2021年12月期: 48.2%48.2%2022年12月期: 54.1%54.1%2023年12月期: 55.7%55.7%2024年12月期: 62.3%62.3%2025年12月期: 59.9%59.9%20/1221/1222/1223/1224/1225/12
営業利益率-11.7%
2020年12月期: -9.3%-9.3%2021年12月期: -8.2%-8.2%2022年12月期: -9.9%-9.9%2023年12月期: -12.7%-12.7%2024年12月期: -5.1%-5.1%2025年12月期: -11.7%-11.7%20/1221/1222/1223/1224/1225/12
純利益率-18.8%
2020年12月期: -10.8%-10.8%2021年12月期: -24.1%-24.1%2022年12月期: -12.5%-12.5%2023年12月期: -11.3%-11.3%2024年12月期: -5.5%-5.5%2025年12月期: -18.8%-18.8%20/1221/1222/1223/1224/1225/12

年度をそろえて、売上から粗利・本業の利益・純利益が残る割合を比較します。未開示の年度は線をつなぎません。

5年の業績と利益率

2020年12月期 → 2025年12月期

売上高28.1億円
2020年12月期: 66.6億円66.6億円2021年12月期: 45.4億円45.4億円2022年12月期: 35.9億円35.9億円2023年12月期: 33.7億円33.7億円2024年12月期: 30.7億円30.7億円2025年12月期: 28.1億円28.1億円20/1221/1222/1223/1224/1225/12
営業利益率-11.7%
2020年12月期: -9.3%-9.3%2021年12月期: -8.2%-8.2%2022年12月期: -9.9%-9.9%2023年12月期: -12.7%-12.7%2024年12月期: -5.1%-5.1%2025年12月期: -11.7%-11.7%20/1221/1222/1223/1224/1225/12
純利益率-18.8%
2020年12月期: -10.8%-10.8%2021年12月期: -24.1%-24.1%2022年12月期: -12.5%-12.5%2023年12月期: -11.3%-11.3%2024年12月期: -5.5%-5.5%2025年12月期: -18.8%-18.8%20/1221/1222/1223/1224/1225/12
FCFマージン-13.4%
2020年12月期: -15.5%-15.5%2021年12月期: -15.3%-15.3%2022年12月期: -13.8%-13.8%2023年12月期: -7.1%-7.1%2024年12月期: -7.4%-7.4%2025年12月期: -13.4%-13.4%20/1221/1222/1223/1224/1225/12

売上(銀行・保険は経常収益)は棒、各利益率とFCFマージンは折れ線です。年度をそろえて、事業規模と利益・現金の残り方を比べます。FCFは営業CFと投資支出から計算する場合があります。

事業売上の構成変化

同じ事業キーを接続し、キーの異なる事業は新設・再編として表示。帯の太さは売上構成比。

人と生産性

2025年12月期
1人あたり売上(連結)
2,956万円
1人あたり営業利益(連結)
-345万円
1人あたり純利益(連結)
-554万円

前期比(2024年12月期 → 2025年12月期)

従業員数(連結) -5.9% · 売上(連結) -8.6%

指標21/1222/1223/1224/1225/12
従業員数(連結)12511911910195
平均年間給与(提出会社・単体)675万円630万円609万円642万円583万円
平均年齢(単体)43.5歳41.3歳41.7歳40.7歳39.5歳
平均勤続年数(単体)2.4年3.0年2.4年3.8年4.7年

1人あたりの値は連結売上・利益を連結従業員数で割ったものです。平均年間給与・年齢・勤続年数は提出会社単体の値で、持株会社では本社の少人数の平均になることがあります。従業員数の定義は会社ごとに異なります。開示値から計算(DERIVED)。

詳しく見る

業界

この会社が出てくる業界地図。

大株主など

  • 楽天証券株式会社5.8%
  • 藪 考樹5.4%
  • 株式会社ファミリーショップワタヤ5.0%
  • 五十畑 輝夫2.0%
  • BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)資産管理口1.6%
  • 山下 博1.4%
  • 武上 康介1.3%
  • 菅生 真史1.0%
  • 株式会社SBI証券1.0%

2025-12-31 ※「資産管理口」は投資信託や年金などの株をまとめて預かる名義で、実際の持ち主(機関投資家など)ではありません。

業界内の5軸プロフィール

直近の公開決算から、同じ主な業界の企業内での位置を示します。

  • WIZE主な業界: 家具・インテリア・雑貨
会社順位
  • 売上成長

    • WIZE3.614社
  • 利益率

    • WIZE2.818社
  • 現金化

    • WIZEデータなし
  • 効率

    • WIZE2518社
  • 財務余力

    • WIZEデータなし

点は各社の主な業界内での順位です。会社ごとに比較対象となる業界が異なる場合があります。値がない軸はデータなしと表示し、総合点は計算しません。業界順位は投資推奨ではありません。

同業の近い規模の会社と比べる

同じ業界プロフィールの会社から、売上規模が近い企業を並べています。数値は各社の最新公開有報です。

会社決算期売上高本業利益率純利益率自己資本比率
株式会社WIZE202528.1億円-11.7%-18.8%41.1%
株式会社和心202527.8億円20.4%25.4%66.4%
株式会社アミファ202588.4億円3.1%2.2%58.3%
株式会社丸八ホールディングス2026118億円13.1%31.3%73.5%
アクサスホールディングス株式会社2025121億円1.4%1.8%14.0%

時価総額・PER・株価利回りはEDINETに含まれないため表示していません。会社ごとに決算期や会計基準が異なる場合があるので、期末と出典を確認してください。

会社概要

WIZEは東京都渋谷区に本社を置く、2004年設立の暗号資産・ブロックチェーンの会社です。連結の従業員は95人。東証グロースに上場しています。

正式社名
株式会社モブキャストホールディングス
英文社名
MOBCAST HOLDINGS INC.
証券コード
3664
上場市場
東証グロース
本社所在地
東京都渋谷区東一丁目26番30号
代表者(有報の記載)
代表取締役CEO 藪 考樹
設立
2004年3月
資本金
9.4億円
従業員数(連結)
95人
平均年間給与(単体)
583万円
決算月
12月
業種(東証)
情報・通信業
公式サイト
mobcast.co.jp
法人番号
4010701024945

出典: 有価証券報告書(S100XTGV、2026年3月25日提出)。提出時点の情報で、その後の変更は反映していません。

有価証券報告書から読む会社情報

会社が提出した有報の記述を、年度と出典を添えて確認できます。

提出日 2026-03-25 · 書類 S100XTGV

事業の内容
3 【事業の内容】
当社グループは、当社及び当社の連結子会社4社(2025年12月末日現在)で構成されており、「エンターテインメントを通じて、世界をワクワクさせる。」という経営ビジョンのもと、クリエイターと共にIPを「共創・拡大・シナジー創出・仲間づくり」へと発展させる一連の流れを、グループ戦略「クリエイター共創経営」として推進し、現在、各ステップにおいて多様なクリエイターと協業を進め、事業成長を加速してまいります。
なお、当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

(1)主なサービスについて
・IP投資育成事業
IP投資育成事業におきましては、従来から関連会社との共同事業やバックオフィス業務支援を通じて、投資先の価値を向上させ、戦略パートナーへの譲渡による投資リターンを目指すことで保有する営業投資有価証券を譲渡し、グループIP創出からの投資収益化を目指してまいりました。また、急成長を遂げるD2C(Direct to Consumer)市場の波に乗り、グループ間シナジーを生み出す手段として当社グループにおけるライフスタイルIP事業のアパレル部門との隣接点が多いファッション事業を進めてまいりました。加えて、当連結会計年度より暗号資産「ソラナ」を使用した「ソラナ・トレジャリー事業」を開始しました。ソラナ・トレジャリー事業は、当社の財務基盤を戦略的に強化し、株主価値の最大化と上場維持基準の達成を力強く目指すものであり、将来的には主力事業を「ソーシャル・エンターテインメント&メディア事業」と連携させ、当社が目指す「社会貢献」と「企業成長」の好循環を加速させることによる更なる成長可能性を追求してまいります。具体的には暗号資産ソラナを保有することでステーキング報酬が安定的に得られる他、中長期的なキャピタルゲイン、更にはSolana財団が運営する「Solana Foundation Delegation Program」に正式採択されたことにより外部のソラナ保有者からの委任も促進され、バリデータとしての運用収益も期待されます。
・ライフスタイルIP事業
ライフスタイルIP事業である株式会社ゆとりの空間は、雑誌やテレビ等のメディアでなじみ深い料理家の栗原はるみ氏が「暮らしを楽しむコツ」や「ライフスタイル」をオリジナルの食器やキッチン雑貨、調味料、エプロン、ウェア等にて提案する生活雑貨ショップ「share with Kurihara harumi」を全国の百貨店で展開、加えてECサイト、アウトレット等で同製品を販売してまいりました。また、同じく料理家である栗原心平氏によるこだわりの商品、厳選した地方の食品を販売するオンラインショップ等の「ごちそうさまブランド」事業にて新規顧客の獲得を推進。加えて、栗原はるみ氏、栗原心平氏による企業様へオリジナルレシピの提供や共同開発等のプロデュース事業や出版物のIPコンテンツ事業に力を入れております。
・デジタルIP事業
デジタルIP事業であるNINJIN株式会社は、従来は厳選したアニメ等のライセンスIPを使用してゲーム等のデジタルコンテンツのプロデュースを行っておりましたが、「デジタル分野でのリストラクチャリング(再構築)を完了させ、自社IP創出へのチャレンジの推進」という成長戦略の下、ライセンスIP事業の譲渡、競馬専用SNSと競馬ゲームの融合したコミュニティを開発する株式会社クラウドホースファームの吸収合併を経て、同社が開発運営してきた競馬ファン向け次世代型スマートフォンアプリ「オシウマチャンネル(現 オシウマ・ダービー・ブラッド)」をリリースし、デジタルIP事業における成長の加速化を目指してまいりました。

(2)特徴と強み
・IP投資育成事業
投資先のバリューアップに繋がる支援体制を構築してまいりましたが、それにより、投資先企業の価値向上に伴い保有する株式の価値を高め、戦略的譲渡による収益化の実現を目指してまいります。そして、新たに開始した「ソラナ・トレジャリー事業」の名のとおり暗号資産として「ソラナ」を選択した理由として、①コア事業の未来を拓く、卓越した技術親和性が挙げられ、ソラナは1秒間に数千件以上の取引処理が可能とされており、かつ、1件あたりの手数料は平均で数円未満にとどまることが一般的であることから、その「圧倒的な処理速度」と「極めて低い取引コスト」は、「ソーシャル・エンターテインメント&メディア事業」が目指す、大規模なファンがストレスなく参加できる当社独自のWeb3エコシステムの構築に寄与するものと考えております。この他、②株主価値の向上に寄与するインカムゲインによる収益性、③新たな成長機会と捉える市場での独自性と将来性ということで、市場における独自のポジションの確立を目指してまいります。
・ライフスタイルIP事業
「栗原はるみ」「栗原心平」ブランド
料理家としてなじみ深い栗原はるみ氏と栗原心平氏がそれぞれ持つ「ブランド」と「世界観」をベースにした生活雑貨、食品等の提供、オリジナルレシピの提案、共同開発といったプロデュース事業が強みになっております。
・デジタルIP事業
ライセンスIP事業として培ってきた企画、プロデュース、版権元との関係性といった実績があり、また、オリジナルIP事業としましては、現在配信している「オシウマ・ダービー・ブラッド」、YouTube、電子漫画等、これまで自社で企画を行ってまいりました。

(3)収益構成について
・IP投資育成事業
 ①関連会社向け収入
 関連会社のバックオフィス業務支援及び個別プロジェクトのエージェント業務収入の他、IP(知的財産)やその保有企業への投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて投資リターンを得ることを目指してまいります。
 ②アパレル収入
 ファッションD2Cを始動し、オンラインによるアパレル販売収入です。
 ③ソラナ・トレジャリー事業収入
 暗号資産「ソラナ」を取得し、それを保有することで得られるステーキング報酬、キャピタルゲイン収入を目指す「DAT(Digital Asset Treasury)事業」と保有するソラナを自社運用する他、第三者からのデリゲーション(委託)を受けてステーキング・運用を行い、運用委託収益を確保する「バリデータ事業」を目指してまいります。
・ライフスタイルIP事業
 ①キッチン雑貨収入
 料理家の栗原はるみ氏、栗原心平氏が提案するオリジナルのエプロン、ウェア、食器等のキッチン雑貨の販売収入です。主要な販売経路としては、百貨店等の小売店舗及びオンラインによるEコマースとなります。
 ②ロイヤリティ収入
 栗原はるみ氏、栗原心平氏の書籍・雑誌販売からのロイヤリティ収入、両氏がそれぞれ監修するレシピ食品からのロイヤリティ収入です。
 ③レストラン収入
 レストラン「ゆとりの空間」の飲食売上収入です。
・デジタルIP事業
 ①有料課金収入
 当社グループが運営するサービスは、基本的に無料にて利用可能なサービスとなっておりますが、配信ゲーム内での各種アイテムの利用を望むユーザーの要望に応えるために、ゲーム内の一部機能を有料サービスとして提供しております。
 ②契約金及びレベニューシェアによる収入
 当社グループは、ゲーム等のデジタルコンテンツの企画等のプロデュースを行うことで、開発及び配信・運営を行うパートナー企業様からのこれらのコンテンツに係る契約金及び配信に対するレベニューシェア等を受領することが可能であります。

[事業系統図]
経営方針・課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。

 (1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、「エンターテインメントを通じて、世界をワクワクさせる。」という経営ビジョンを掲げ、経営資源をグループIPビジネス(価値創造・価値拡大)へ集中方針のもと、企業実態を正確に表した3つの事業セグメント(①IP投資育成事業、②ライフスタイルIP事業、③デジタルIP事業)にて、企業価値の最大化を目指しております。

 (2) 目標とする経営指標
当社グループが重視している経営指標は、売上高及び営業利益であります。売上高及び営業利益を継続的に成長させ、企業価値向上を図ってまいります。

 (3) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、「継続成長できる仕組みづくり、多様な資金調達ノウハウ、エンタメ・IT業界ネットワークの3つのソリューションを活用し、世界観・意義・ストーリーのあるコンテンツを才能資源と共に生み出し、グローバル市場に届ける」ことを重要な戦略と位置付けています。これらの才能資源やIPの価値最大化の手段として、動画マーケティング・D2C等デジタルコンテンツを軸としたマーケティング戦略を進めてまいりました。最近では、インターネットを介してコンテンツを届けるプラットフォームが乱立、プラットフォーマー同士の競争が激化することでコンテンツの獲得競争等が起こり、IPの需要がますます高まっております。また、ライセンスIPは権利元等の意向を受けやすいことから自社ではコントロールしづらいという事情もあり、IPの重要性を改めて確信し、経営資源をグループIPビジネス(価値創造・価値拡大)へ集中させてまいりました。そして、IP創出を担うグループ企業へとピボットした以降は、クリエイターとの共同会社設立を進め、前連結会計年度からは共同会社の株式の一部を戦略的パートナーへ譲渡することで、収益化フェーズへ移行しております。

 (4) 会社の対処すべき課題
当社グループは、今後の事業展開において、業容を拡大し、経営基盤を安定化させるために、以下の課題を認識しており、迅速に対処してまいります。

 ① 収益力の強化
当社グループは、当社設立後ソーシャルゲームへ特化したビジネスを続けておりましたが、その後IP創出を行うグループ企業へピボットし、クリエイターとの共同会社を複数設立してまいりました。そして、当連結会計年度より、共同会社の株式の一部を戦略的パートナーへ譲渡し収益化を開始しております。創業以来20年間クリエイターとコンテンツを作り続けてきた実績を強みに、クリエイターと共にIPを「共創し、拡大し、シナジーを生み、更なる仲間をつくる」という一連の流れを、グループ戦略「クリエイター共創経営」として推進し、現在、各ステップを様々なクリエイターと進行しております。
当社グループは、経営資源をグループIPビジネス(取得・開発・拡大)へ集中させる方針の下、IP投資育成事業、ライフスタイルIP事業、デジタルIP事業の3つの事業セグメントにおいて、以下のことを目指しております。
IP投資育成事業については、従来から関連会社のバックオフィス業務の支援及び個別プロジェクトのエージェント業務を行いながら、事業目的であるIPやその保有企業への投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて投資リターンを得ることを目指してまいりましたが、前連結会計年度から、保有する営業投資有価証券の内、米国法人エンハンスの株式の一部を譲渡し、営業利益の計上を実現することができましたが、当連結会計年度においても引き続き戦略パートナーへの営業投資有価証券の譲渡による収益化を目指しております。また、前連結会計年度から新たにファッション事業を立ち上げ、当連結会計年度においては、自社ブランド「KaLae」を立ち上げ、Instagramを中心にLINE等も活用したSNSマーケティングを展開、20代後半から30代前半の女性層に共感性の高いライフスタイル提案型D2Cモデルを進めてまいりました。この他、社会課題の解決と企業成長の両立を目指すM&A戦略「SIAP(Social Impact Acceleration Program)」構想を当連結会計年度において新たに掲げ、社会的意義と経済性の両立を掲げる企業と連携し、当社グループのネットワークやIP創出力との相乗効果により持続的な成長の実現を図るべく、パートナーシップの締結に向けた協議を段階的に進めてまいりました。さらに、EVO FUNDおよび当社代表取締役CEO藪考樹を割当予定先とする新株予約権の発行及び行使により12億円の資金調達をすることができ、その資金をもとに暗号資産(ソラナ)を活用した事業「ソラナ・トレジャリー事業」を進めるべく、ソラナの取得を開始しました。今後はステーキング収益が期待される一方で、Solana財団が運営する「Solana Foundation Delegation Program(SFDP)」に正式採択されたことでバリデータ運用に繋がり、さらにはLST(Liquid Staking Token)の活用についても検討を開始するなど、DAT事業の高度化・収益基盤の拡張を進めてまいります。
ライフスタイルIP事業については、株式会社ゆとりの空間は、当連結会計年度より掲げた①デジタルマーケティングの加速、②クリエイティブデザインの再活用、③データドリブンなアパレル受注販売の3つを意識した「販売戦略」、ユーザーデータを活用したマーケットイン型ものづくりを意識した「開発戦略」、そして、従来の案件に続くライセンスモデルの拡大を意識した「ライセンスビジネス」の3つの成長戦略の下、キッチン雑貨「share with Kurihara harumi」を全国の百貨店で展開、加えてECサイト、アウトレット等で同製品を販売してまいりました。また、同じく料理家である栗原心平氏によるこだわりの商品、厳選した地方の食品を販売するオンラインショップ等の「ごちそうさまブランド」事業にて新規顧客の獲得を推進しております。さらには栗原はるみ氏、心平氏による企業様へオリジナルレシピの提供や共同開発等のプロデュース事業や出版物のIPコンテンツ事業にも力を入れており、両者のブランドを活かしたロイヤリティ収入をそれぞれ拡大し、更なる収益獲得を目指してまいります。
デジタルIP事業である株式会社X-VERSEは、前連結会計年度においてライセンスIP事業を譲渡した後、競馬専用SNSと競馬ゲームの融合したコミュニティを開発する株式会社クラウドホースファームを吸収合併し、商号を株式会社X-VERSEから現在のNINJIN株式会社に変更しました。吸収合併する前は厳選するアニメ等のライセンスIPを使用してゲーム等コンテンツのプロデュースを行っておりましたが、開発費の高騰や人気ライセンスIPの獲得競争激化等、売れるゲームの開発が困難になっていた中においてもライセンスIPを使用したモバイルゲームだけではなく、多様なジャンルでの自社IP創出にチャレンジしてまいりました。そして、「デジタル分野でのリストラクチャリング(再構築)を完了させ、自社IP創出へのチャレンジの推進」の成長戦略の下、株式会社クラウドホースファームが開発運営を進めていた競馬ファン向けゲーミングSNS「オシウマチャンネル(現:オシウマ・ダービー・ブラッド)」やYouTubeチャンネル「yossyのオシウマチャンネル」を配信し、より多くのユーザーに楽しんでもらえるコンテンツとして届けてまいりました。加えて、これまでにおいて、G1レースと連動したユーザー参加型の新機能「オシウマPOG(ペーパーオーナーゲーム)」を実装したり、株式会社ヤマダデンキのデジタル会員基盤を活かしたサービス提供を行うプラットフォームである「ヤマダゲーム」において「オシウマ・ダービー・ブラッド」を配信、さらには、競馬メディアおよび競馬専門紙に「オシウマ・ダービー・ブラッド」の特集記事が掲載されるなど、積極的にゲームの信頼性とブランド向上に寄与することができました。

 ② サイトの安全性および健全性強化への対応
 当社グループは、ユーザーが安心して利用できるサービス環境を提供することが、信頼性の向上、ひいては事業の発展に寄与するものと認識しております。当社グループは、ユーザーに対してインターネットを通して、コンテンツや各種サービスを提供する立場から、ユーザーが安心して利用できるようにサイト・各種サービスの安全性や健全性を継続的に強化していくことが必要であると考えております。個人情報保護や知的財産保護等に関するサイト・各種サービスの安全性の強化に加え、利用規約の徹底やサイトパトロール等の体制強化など、健全性維持の取り組みを継続的に実施してまいります。

 ③ システムの強化
 当社グループの事業は、主にインターネット上で展開されていることから、サービス提供に係るシステム稼働の安定性を確保することが経営上重要な課題であると認識しております。そのため、当社グループでは、ユーザー数増加やユーザー満足度の向上を目的とした新規サービス・機能の開発等に備え、設備への先行投資を継続的に行ってまいります。

 ④ 組織体制の強化
 当社グループは、今後のさらなる成長を目指す上で、その時点時点において、優秀な人材の確保や人材の能力を最大限に引き出す人事制度の構築、最適な組織設計が重要な経営課題であると認識しております。そのために、経営理念に沿った人事ポリシーを構築し、成長フェーズに合った評価制度、人材育成制度、福利厚生や働きやすい社内環境整備に取り組んでおります。また稼げるクリエイターを育成すべく、グループ全体でのナレッジシェアとインセンティブ設計を専門的に担う人事部門へ戦略的投資を実施しております。また、組織設計においては、当社グループ事業および戦略に応じて、常に最適な組織を模索し、役員および従業員の自律性を高め、より階層の少ない透明性の高い組織設計を行っていく方針であります。
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】
 当社グループの事業、その他に関するリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。

1.事業に関するリスク

① IP投資育成事業
当社グループは、M&Aを含めた企業投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて最終的に株式を売却するまでの投資育成事業を重要な事業として位置づけ、投資したIP企業の価値を高めるべく支援等を行ってまいりました。投資育成事業は当社グループの事業成長には必要不可欠な要素であるものの、不確定な要素でもあります。計画どおりの効果が得られない場合、当社グループの事業展開、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、前連結会計年度から新たにファッション事業を立ち上げ、当連結会計年度においては、自社ブランド「KaLae」のファッション雑貨の販売を開始しましたが、ファッション雑貨は流行や嗜好が短期的に大きく変化することがあり、消費者の嗜好に合致しない場合や新商品の開発に遅れが生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。加えて「ソラナ・トレジャリー事業」として暗号資産「ソラナ」の取得を開始しましたが、ソラナを保有することでステーキング報酬としてのインカムゲインは発生する一方で、ソラナの時価は変動するため、評価損が発生する場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

② ライフスタイルIP事業

ⅰ 商品開発・店舗運営について
 当社グループは、キッチン周りを中心として暮らしを楽しむアイデアやライフスタイルを提案する生活雑貨の販売を行っております。
 ライフスタイル商品は流行や嗜好が短期的に大きく変化することがあり、当社グループの開発商品が消費者の嗜好に合致しない場合や新商品の開発に遅れが生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
ⅱ 在庫管理について
 当社グループの商品は流行や嗜好の変化、または気候の変動等に影響されることから、需要予測が不調であった時には、在庫が増加することとなります。このため商品仕入にあたっては、発注数量の最小化を促進するなど、在庫水準の適正化に努めております。しかしながら、当社グループの対応にも関わらず過剰在庫が発生する可能性があります。
また、当社グループは、滞留在庫について滞留期間や販売可能価額を基準として評価減を実施しているため、滞留在庫が増加するような場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
ⅲ 食の安心、安全について
 当社グループでは一部の店舗において食品の提供を行なっておりますが、近年、食品業界におきましては、製品の規格や産地の偽装問題、消費または賞味期限についての虚偽表示や誤表示など、食の安心、安全を揺るがす問題が発生しております。消費者の食の安心、安全に対する関心はますます高まっており、この対応を誤れば危機的状況を招く社会情勢にあります。
 このリスク回避のために当社では全社に及ぶ品質保証体制と各種品質関連マニュアルの徹底による事前防止システムを確立し、食の安心、安全について万全の備えで臨むとともに、万一発生した場合には損失を最小限に抑えるための対応マニュアルの整備に加え、生産物賠償責任保険へ加入しております。
 しかしながら、予期せぬ製品の欠陥の発生や、仕入原料に不適切な物質の使用・混入あるいはその他の原因により、大規模な製品回収や製造物責任が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
ⅳ 原材料について
 当社グループの使用する原料は、主に農産物であり、天候不順、自然災害による収穫量の増減、需給状況などにより仕入価格が変動する可能性があります。輸入原料の場合には、為替変動によっても仕入価格が変動する可能性があります。
 また、原油価格の変動により、石油製品である容器類、包装材料の仕入価格が変動する可能性があります。
こうしたリスクについては、安定供給先の確保、事前の価格交渉、適切なタイミングでの価格決定等によりリスクを回避する努力を行っております。
しかし、予期せぬ突発的事情により原材料の安定的調達ができなくなった場合や仕入価格が高騰した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
ⅴ 法的規制
 当社グループは、食品衛生法、PL法(製造物責任法)、不当景品類及び不当表示防止法や環境・リサイクル関連法規など、各種の法的規制を受けております。これらの規制を遵守できない場合には、当社の活動が制限される可能性や、コストの増加を招く可能性があります。
 当社グループとしては、各種規程の整備によるほか、各主管部門と管理部門が連携しすべての法的規制を遵守するように取り組んでおります。
 しかし、予測外の法的規制の強化や新たな規制が発生し、当社グループの事業活動の制限やコスト増加が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
ⅵ 小売事業について
 当社グループは、生活雑貨ならびに衣類、レシピ本の百貨店や専門店による店頭販売に加え、消費者ニーズをより的確に捉えることが必要と判断し、直営店による小売事業ならびにオンラインショップによる通販を行っております。
 今後も店舗開発ならびにウェブサイト改修への投資をしてまいりますが、計画に沿った成長ができなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ デジタルIP事業
当社グループは、エンターテインメントの潮流を見極め、多様なジャンルでの自社IP創出にチャレンジしてまいりました。自社IPにおいては、他社の知的財産権を侵害するリスク、不適切な管理によりIPのイメージダウンを招くリスク、海外展開時に文化や風習の違いでコンテンツが受け入れられないリスクなどが考えられます。また、デジタルIP事業において創出した自社IPがユーザーを惹きつけることができなかった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

2.財務リスク
① 事業投資の回収可能性に関するリスク
当社グループは、M&Aを含めた企業投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて最終的に株式を売却するまでの投資育成事業を重要な事業として位置づけ、投資したIP企業の価値を高めるべく支援等を行っております。投資育成事業は当社グループの事業成長には必要不可欠な要素であるものの、不確定な要素でもあります。計画どおりの効果が得られない場合、当社グループの事業展開、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
② 減損リスク
当社グループは「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しており、保有資産の将来キャッシュ・フロー等を算定し、減損の測定等を実施しております。今後、保有資産から得られるキャッシュ・フローの状況等によっては当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

3.情報セキュリティ及びシステムに関するリスク
当社グループは、サービス及びそれを支えるシステム、並びにインターネット接続環境の安定した稼働が、事業運営の前提であると認識しております。
従って、常時データバックアップやセキュリティ強化を実施しているほか、サーバそのものをセキュリティが、厳しく安定的なシステム運用が可能な外部事業者が提供するデータセンターに設置するほか、運用効率が良く、且つ、セキュリティが堅牢な外部事業者のクラウドサービスを選定して利用する等の体制の構築に努めております。
また、事業活動において顧客等の個人情報や技術情報及び他社の機密情報などを受け取ることがありますが、機密情報に関して適切なセキュリティ対策等、必要な措置を講じております。
2021年4月26日提出の臨時報告書のとおり、当社グループ内で発生しました外部からの不正アクセスによる情報漏えいに対しては、徹底した事実調査及び原因究明を実施し、被害の拡散防止に努めるとともに、再発防止策を実施するなど必要な措置を継続しております。
しかしながら、デジタル技術の浸透や、情報セキュリティシステムへの攻撃の高度化かつ巧妙化により、当社グループの対策が十分に機能せず外部からの不正アクセスを防止できなかった場合や、従業員の故意又は過失等によって、新たな情報漏えい事故やサービス停止が発生した場合には、当社グループの信用やブランド価値が毀損され、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

4.法的規制・制度動向によるリスク
個人情報保護に関連する法的規制について
当社グループでは、インターネットサービスの提供を通じ、利用者本人を識別することが出来る一定数の個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。
当社グループは、個人情報の外部漏洩・改ざん等の防止のため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉え、個人情報を取り扱う際の業務フローや権限体制を明確化し、個人情報保護規程をはじめとした個人情報管理に関連する規程や規則等を制定しております。

5.人員体制に関するリスク
当社グループは、安定した事業継続及び更なる事業拡大のためには、各分野における適切な人材確保及び人材配置が必須であると考えております。特に、IPの創出およびコンテンツ企画、ライフスタイル商品企画・開発に携わる優秀な人材確保が重要だと考えておりますが、技術革新が著しく、豊富な経験を保有する人材の絶対数が少ないことから、優秀な人材確保は容易ではないと認識しております。従って、適切な人材確保及び人員配置ができなかった場合、または人材が流出した場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

6.自然災害等に関するリスク
地震・台風等の自然災害やその他の事業活動の継続に支障をきたす事象が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。こうした事態が発生した場合に備え、事業継続プランを検討しており、状況に応じ事前の対策を実施する予定でありますが、災害等による物的・人的被害が予想を大きく超える規模になった場合には、事業の継続が困難になる可能性があります。
7.継続企業の前提に関する重要事象等
継続企業の前提に関する重要事象等を解消するための対応策等
 当社グループは、2015年12月期より10期連続して営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。当連結会計年度においても、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことから、継続企業の前提に関する疑義を生じさせるような事象又は状況が続いていると認識しております。
 当社グループは、足元の業績改善を進めることにより当該状況を解消するために、以下の対応策を講じることにより、事業面につきましては収益の確保及び費用の削減を進めるとともに、財務基盤の一層の安定化に取り組んでおります。

事業・経営基盤の安定化
 当社グループは、経営資源をグループIPビジネス(価値創造・価値拡大)へ集中させる方針の下、IP投資育成事業、ライフスタイルIP事業、デジタルIP事業の3つの事業セグメントにおいて、それぞれ以下のことを目指しております。また、「IP創出による企業価値向上」と「戦略的パートナーへの株式譲渡」により当社単体の黒字化を目指してまいります。具体的には、①投資事業強化、②ファッション事業拡大、③成長への戦略投資の3つを戦略的優先事項として掲げ、①投資事業強化としては、戦略パートナーへの株式譲渡による収益化を強化すべく、投資事業部を独立組織として再編いたしました。また、②ファッション事業拡大としては、グループ横断のシナジー創出を目的に、パートナー会社の協力のもと事業拡大を推進、自社ブランドの立ち上げと投資先企業の成長支援を通じ、当社収益への貢献を加速してまいります。加えて、③成長への戦略投資としては、「IP創出による収益化加速」と「HDコストの更なる最適化」を目的に、M&A戦略「SIAP(Social Impact Acceleration Program)構想」及び「ソラナ・トレジャリー事業」を新たに掲げました。加えて、本社移転を実施、稼げるクリエイターを育成すべく、グループ全体のナレッジシェアとインセンティブ設計を専門的に担う人事部門への戦略的投資を実施するなど、成長基盤の強化を進めてまいりました。

IP投資育成事業
 IP投資育成事業については、従来から関連会社との共同事業やバックオフィス業務支援を通じて投資先の価値を向上させ、戦略的パートナーへの譲渡による投資リターンを目指してまいりました。
 前連結会計年度においては、保有する営業投資有価証券(「米国法人エンハンス」株式)の一部を譲渡することができましたが、当連結会計年度においては保有する営業投資有価証券の譲渡を実現することができず、翌連結会計年度においても引き続き譲渡および収益獲得の実現を目指してまいります。また、前連結会計年度に新たに立ち上げたファッション事業については、当連結会計年度において自社ブランド「KaLae」を立ち上げ、Instagramを中心にLINE等も活用したSNSマーケティングを展開、20代後半から30代前半の女性層に共感性の高いライフスタイル提案型D2Cモデルを進めております。
 さらに、社会課題の解決と企業成長の両立を目指すM&A戦略「SIAP(Social Impact Acceleration Program)」構想を新たに掲げ、社会的意義と経済性の両立を掲げる企業と連携し、当社グループのネットワークやIP創出力との相乗効果を通じて、持続的な成長の実現を目指してまいります。そして、2025年10月3日付適時開示「新たな事業の開始に関するお知らせ」にてお知らせしましたとおり、今回企業価値を飛躍させる次世代の成長戦略として「ソラナ・トレジャリー事業」(以下、「本事業」といいます。)を始動しました。本事業は、当社の財務基盤を戦略的に強化し、株主価値の最大化と上場維持基準の達成を力強く目指すものであり、将来的には主力事業である「ソーシャル・エンターテイメント&メディア事業」と連携させ、当社が目指す「社会貢献」と「企業成長」の好循環を加速させることによるさらなる成長可能性を追求してまいります。

ライフスタイルIP事業
 ライフスタイルIP事業については、株式会社ゆとりの空間は、前連結会計年度より掲げた①デジタルマーケティングの加速、②クリエイティブデザインの再活用、③データドリブンなアパレル受注販売の3つを意識した「販売戦略」、ユーザーデータを活用したマーケットイン型ものづくりを意識した「開発戦略」、そして、従来の案件に続くライセンスモデルの拡大を意識した「ライセンスビジネス」の3つの成長戦略の下、キッチン雑貨「share with Kurihara harumi」を全国の百貨店及びECサイト、アウトレット等で販売しております。また、料理家の栗原はるみ氏、栗原心平氏による企業様へのオリジナルレシピの提供や共同開発等のプロデュース事業及び出版物のIPコンテンツ事業に力を入れてまいりました。
 当連結会計年度においては、期間限定で「share with Kurihara harumi伊勢丹浦和店」をオープンしたほか、顧客データを活用して企画・開発した「保存容器」「水切りラック」を販売、また、6月末から各店舗及び自社ECサイトで展開しているセールも奏功し、百貨店、自社ECサイトの売上に繋げることができました。一方で、従来から収益性の高い自社ECの拡大を目的にYouTubeやSNSを活用したデジタルマーケティングを強化してまいりましたが、その成果としてクリエイター及びブランドの公式アカウントを合わせたSNSフォロワー数は累計200万人を突破し、「share with Kurihara harumi」「ゆとりの空間オフィシャルサイト」の会員数は20万人を超えました。これらの取り組みの一環として先般公式ア
役員の状況・略歴
(2) 【役員の状況】
①役員一覧
男性6名 女性1名 (役員のうち女性の比率14.3%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数(株)

代表取締役CEO

藪 考 樹

1970年10月14日生

1995年12月

株式会社ベルパーク入社

1999年9月

同社取締役営業本部長

2000年7月

同社常務取締役営業本部長

2003年1月

同社常務取締役グループ事業
統括本部担当
ジェイフォンサービス株式会社
(現株式会社ジャパンプロスタッフ)
代表取締役社長

2004年3月

当社設立 代表取締役CEO(現任)

2017年8月

レトロワグラース株式会社 取締役

2018年5月

The Human Miracle株式会社 取締役(現任)

2023年6月

株式会社DUST ANGEL 取締役
(現株式会社docka)取締役(現任)

(注)1

4,597,000

取締役

知 久 峻 輔

1982年7月24日生

2005年4月

株式会社大京 入社

2013年9月

株式会社グロービス 入社

2018年4月

同社 代表室 シニアアソシエイト

2019年4月

当社 入社

2019年10月

当社 代表室 室長

2023年4月

当社 グループ戦略IR室 室長

2024年4月

当社 グループ代表室 室長 兼 グループIR室 室長

2025年3月

当社 取締役(現任)

(注)1

-

取締役

半 田 勝 彦

1972年5月9日生

1995年4月

株式会社大広 入社

1999年6月

株式会社エイティーワン・エンタテインメント 入社

2001年6月

株式会社博報堂 入社

2003年12月

株式会社博報堂DYメディアパートナーズへ移籍

2006年6月

株式会社F1メディア 代表取締役社長

2009年4月

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 雑誌局出版ビジネス部長

2014年4月

同社 メディアビジネス開発センター開発三部長

2017年4月

株式会社博報堂DYアウトドア 取締役デジタル戦略担当

2017年11月

株式会社ドリームインキュベータ 入社

2018年3月

株式会社ボードウォーク 取締役COO 兼 CMO

2019年10月

株式会社ドリームインキュベータ 執行役員(現任)

2021年2月

ピークス株式会社 代表取締役 兼 取締役会議長(現:株式会社ADDIX)

2020年3月

当社 取締役(現任)

2024年4月

株式会社知開を設立 代表取締役(現任)

2024年12月

株式会社インタースペース 社外取締役(現任)

(注)1

-

取締役

高 田 佳 匡

1984年1月30日生

2011年8月

曾我・瓜生・糸賀法律事務所
( 現瓜生・糸賀法律事務所) 入所

2017年11月

株式会社日本リーガルネットワーク監査役就任(現任)

2018年4月

鎧橋総合法律事務所開所代表弁護士就任(現任)

2025年4月

株式会社CoeFont 監査役就任(現任)

2026年3月

当社 取締役(現任)

(注)1

-

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数(株)

常勤監査役

大 槻 浩 一

1961年11月20日生

1982年4月

田邊税理士事務所 入社

1989年11月

株式会社トムス 入社

2016年7月

同社 取締役部長

2018年2月

同社 管理本部本部長

2020年3月

当社 監査役(現任)

(注)2

-

監査役

藤 田 誠 司

1960年11月13日生

1988年10月

港監査法人(現有限責任あずさ監査法人)入所

1992年8月

公認会計士登録

1997年1月

藤田公認会計士事務所設立 代表就任(現任)

2003年3月

株式会社リプラス 監査役

2008年3月

株式会社アッカ・ネットワークス 監査役

2008年3月

株式会社ウィーヴ 監査役

2009年11月

株式会社ダイキサウンド 監査役

2011年11月

株式会社レイル 監査役(現任)

2012年3月

税理士登録

2012年10月

株式会社スイッチメディア 監査役(現任)

2014年1月

株式会社ジェイメック 取締役

2020年3月

当社 監査役(現任)

2020年4月

ティーアンドケー株式会社 取締役

2021年7月

株式会社ジェイメック 代表取締役副社長(現任)

2023年3月

ティーアンドケー株式会社 代表取締役(現任)

2023年12月

アドバイザーナビ株式会社 監査役(現任)

(注)2

-

監査役

谷 口 奈 津 子

1990年6月23日生

2017年12月

最高裁判所司法研究所 入所

2018年12月

第一東京弁護士登録
法律事務所イオタ 入所

2019年4月

第一東京弁護士会労働法制委員会委員

2020年9月

虎ノ門第一法律事務所 入所

2021年10月

慶應義塾大学大学院法務研究科教授(有期)(非常勤)

2023年4月

第一東京弁護士会常議員

2024年3月

当社 監査役(現任)

(注)2

-

計

4,597,000

(注) 1.2025年12月期に係る定時株主総会終結の時から2026年12月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。
2.2024年12月期に係る定時株主総会終結の時から2027年12月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。
3.取締役半田勝彦氏および高田佳匡氏は、社外取締役であります。
4.監査役藤田誠司氏および谷口奈津子氏は、社外監査役であります。

② 社外取締役及び社外監査役
当社は、社外取締役2名、社外監査役2名を選任しております。社外取締役半田勝彦氏は、経営経験等や幅広い見識を有し、当社取締役会の意思決定に際して適切な助言、指導ができると判断し就任を要請しております。社外取締役高田佳匡氏は、弁護士の資格を有し、企業経営の監督・監査経験から、当社のコンプライアンス体制の強化に貢献できると判断し当社より就任を要請しております。社外監査役藤田誠司氏は、公認会計士・税理士の資格を有しており、財務及び会計に関する専門知識・経験等を有しております。社外監査役谷口奈津子氏は、弁護士としての専門知識・経験等を有しております。
社外取締役及び社外監査役の重要な兼職先と当社との間に特別の利害関係はありません。
当社は、社外役員の独立性に関する基準又は方針を定めておりませんが、各社外役員は当社と資本関係のある会社、大株主、主要な取引先の出身者ではなく、高い独立性を有しているものと判断しております。
また、当社は、社外取締役及び社外監査役として有用な人材を迎え、その期待される役割を十分に発揮できるようにするため、職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査人との相互連携並びに内部統制部門との関係
社外取締役は、取締役会への出席等を通じて内部監査の報告を受けるとともに、監査役会との情報交換、会計監査人からの報告等を踏まえ意見を述べることにより、これらの監査と連携のとれた取締役の職務執行に対する監督機能を果たしております。また、取締役会の一員としての意見又は助言により内部統制部門を機能させることを通じて、適正な業務執行の確保を図っております。
 社外監査役は、監査役会で策定された監査の方針及び職務の分担等に従い、取締役会をはじめとする重要な会議への出席や業務及び財産の状況調査等を通じて、取締役の職務執行を監査しております。また、会計監査人、内部監査部門及び内部統制部門と情報交換や協議を行う等により相互連携を図り、監査機能の充実に努めております。
沿革
2 【沿革】

年月

事項

2004年3月

モバイルコンテンツの企画開発を目的として、東京都港区に株式会社モバイル・ブロードキャスティング(資本金50,000千円)を設立

6月

本社を東京都目黒区に移転

12月

商号を株式会社モブキャストに変更

2010年2月

モバイルエンターテインメントプラットフォーム「mobcast」サービスの提供を開始

12月

「mobcast」においてソーシャルゲーム「モバプロ」の提供を開始
本社を東京都品川区に移転

2012年6月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

7月

「mobcast」においてソーシャルゲーム「モバサカ」の提供を開始

2013年2月

本社を東京都港区に移転

2016年6月

enhance games inc.(現 Enhance Experience Inc.(米国法人エンハンス))へ出資

2017年7月

レトロワグラース株式会社へ出資

2018年2月

子会社 株式会社モブキャストゲームス(2023年に商号を株式会社X-VERSEへ変更後2024年に商号をNINJIN株式会社へ変更)設立

ネイティブアプリ「キングダム乱-天下統一への道-」提供開始

株式会社トムスへ出資

4月

持株会社体制へ移行に伴い、商号を株式会社モブキャストホールディングスへ変更
モバイルゲーム事業を株式会社モブキャストゲームスへ移管

LeaR株式会社(現 The Human Miracle株式会社)へ出資

2019年9月

株式会社ゆとりの空間へ出資

11月

株式会社ゲームゲートへ出資

2020年1月

株式会社モブキャストゲームスが存続会社となり株式会社ゲームゲートを吸収合併

5月

料理家 栗原心平 公式YouTube「ごちそうさまチャンネル」を開設

6月

株式会社クラウドホースファームへ出資

株式会社トムスの株式の80%を譲渡

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、同取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行

5月

株式会社ゆとりの空間 オイシックス・ラ・大地株式会社と資本業務提携契約を締結

11月

Webtoon「異世界に行ったら分裂してしまった」 提供開始

2023年1月

「炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章」提供開始

2月

株式会社モブキャストゲームスの商号を株式会社X-VERSEへ変更

6月

株式会社DUST ANGEL(現 株式会社docka)へ出資

11月

株式会社X-VERSEの新設分割により新会社株式会社X-VERSE PLUSを設立。ライセンスIP事業の一部を移管

2024年2月

米国法人エンハンス株式の一部を譲渡(2024年4月同様に実施)

5月

株式会社X-VERSEが存続会社となり株式会社クラウドホースファームを吸収合併し、商号をNINJIN株式会社へ変更

7月

株式会社dockaメジャーデビュー「逃飛願望」リリース

10月

NINJIN株式会社「オシウマチャンネル(現 オシウマ・ダービー・ブラッド)」アプリ配信開始

新規事業であるファッション事業を開始

12月

株式会社ゆとりの空間YouTubeメンバーシップ「栗原流 日本の家庭料理教室」開始

2025年1月

生活雑貨ショップ「share with Kurihara harumi」及びオンラインショップ「ゆとりの空間」の会員登録数が20万IDを突破

4月

ハワイアンIPプロジェクト「KaLae(カラエ)」始動。D2Cファッションを展開

7月

社会課題の解決と企業成長を共に加速する、新たなM&A戦略「SIAP」構想を発表

10月

「ソラナ・トレジャリー事業」を始動。暗号資産ソラナの投資を実行開始

「ソラナ・トレジャリー事業」における中核構想「ソーシャルインパクトパスポート(SIP)構想」の実証フェーズへ移行

solana財団公式バリデータ「SFDP(Solana Foundation Delegation Program)」に正式採択

役員情報は有報に記載された範囲です。部長級など社内キーマンの網羅情報ではありません。

出典

出典書類を表示(6件)
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第22期(2025/01/01-2025/12/31)

    ID S100XTGV2026-03-25書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第21期(2024/01/01-2024/12/31)

    ID S100VHDJ2025-03-27書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    訂正有価証券報告書-第20期(2023/01/01-2023/12/31)

    ID S100UHI62024-10-04書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第19期(2022/01/01-2022/12/31)

    ID S100QG5Y2023-03-27書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第18期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)

    ID S100NQU72022-03-28書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第17期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

    ID S100L26V2021-03-29書類を開く

XBRL から抽出: 47 / 他の開示値から算出: 1

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