HOBHOB Co.,Ltd.1382東証スタンダード水産・農林業FY ending Jun 2025, consolidated, J-GAAP

How does HOB make money?

About 89% of HOB's sales come from Strawberry and fruit business, with Transportation business and Seed potato business making up much of the rest.

Out of every ¥100 of sales, about ¥2 is left as operating profit.

Revenue changed -4.2% from the prior year, operating profit +16.4%.

Notable figures

FY2025, one segment accounts for 79% of positive segment profit

FY2025, cash is 29% of total assets

Summary generated from disclosed figures

※ Operating cash flow is below net income; the difference is shown as non-cash items and working capital

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Key figures, FY ending Jun 2025 (filed 2025-09-24)

Revenue
¥2.41B
Operating income
¥38.1M
Margin 1.6%
Net income
¥24.7M
Margin 1.0%
Free cash flow
-¥5M
derived
Largest business
Strawberry and fruit business
of segment revenue 89.3%
derived
EPS
¥19.42
Average salary (parent only)
¥4.5M
Filing company only
Cash ratio
28.6%
Cash ÷ revenue 12.7%
derived
Vs. industry median margin
-3.3 pp
Agriculture & Seeds
derived
ROE
3.2%
derived
ROA
2.3%
derived

Where ¥100 of sales goes

For every ¥100 HOB sells, how much goes where, and how much is kept.

FY ending Jun 2025
Cost of sales
¥77
SG&A
¥21
Operating profit
¥2
Net profit kept
¥1

Annual margin trends

Gross margin22.8%
FY ending Jun 2020: 18.9%18.9%FY ending Jun 2021: 21.3%21.3%FY ending Jun 2022: 26.3%26.3%FY ending Jun 2023: 26.7%26.7%FY ending Jun 2024: 21.9%21.9%FY ending Jun 2025: 22.8%22.8%FY20FY21FY22FY23FY24FY25
Operating margin1.6%
FY ending Jun 2020: 0.8%0.8%FY ending Jun 2021: 3.5%3.5%FY ending Jun 2022: 5.7%5.7%FY ending Jun 2023: 5.4%5.4%FY ending Jun 2024: 1.3%1.3%FY ending Jun 2025: 1.6%1.6%FY20FY21FY22FY23FY24FY25
Net margin1.0%
FY ending Jun 2020: 0.9%0.9%FY ending Jun 2021: 3.6%3.6%FY ending Jun 2022: 5.5%5.5%FY ending Jun 2023: 4.4%4.4%FY ending Jun 2024: 0.8%0.8%FY ending Jun 2025: 1.0%1.0%FY20FY21FY22FY23FY24FY25

Aligned fiscal years compare the shares of revenue remaining as gross, core, and net profit. Missing years are left unconnected.

5-year performance and margins

FY ending Jun 2020 → FY ending Jun 2025

Revenue¥2.41B
FY ending Jun 2020: ¥3.23B¥3.23BFY ending Jun 2021: ¥3.04B¥3.04BFY ending Jun 2022: ¥2.6B¥2.6BFY ending Jun 2023: ¥2.49B¥2.49BFY ending Jun 2024: ¥2.52B¥2.52BFY ending Jun 2025: ¥2.41B¥2.41BFY20FY21FY22FY23FY24FY25
Operating margin1.6%
FY ending Jun 2020: 0.8%0.8%FY ending Jun 2021: 3.5%3.5%FY ending Jun 2022: 5.7%5.7%FY ending Jun 2023: 5.4%5.4%FY ending Jun 2024: 1.3%1.3%FY ending Jun 2025: 1.6%1.6%FY20FY21FY22FY23FY24FY25
Net margin1.0%
FY ending Jun 2020: 0.9%0.9%FY ending Jun 2021: 3.6%3.6%FY ending Jun 2022: 5.5%5.5%FY ending Jun 2023: 4.4%4.4%FY ending Jun 2024: 0.8%0.8%FY ending Jun 2025: 1.0%1.0%FY20FY21FY22FY23FY24FY25
FCF margin-0.2%
FY ending Jun 2020: -3.5%-3.5%FY ending Jun 2021: 10.9%10.9%FY ending Jun 2022: 4.0%4.0%FY ending Jun 2023: 4.7%4.7%FY ending Jun 2024: -7.4%-7.4%FY ending Jun 2025: -0.2%-0.2%FY20FY21FY22FY23FY24FY25

Bars show revenue (ordinary revenue for financial companies); lines show operating, net and free-cash-flow margins. Aligned fiscal years make scale and profit/cash conversion easy to compare. FCF may be calculated from operating cash flow and capital expenditure.

Change in segment revenue mix

Stable segment keys are connected; unmatched segments are marked as new or reorganized. Width represents revenue share.

People and productivity

FY ending Jun 2025
Revenue per employee (consolidated)
¥54.8M
Operating income per employee (consolidated)
¥865.1K
Net income per employee (consolidated)
¥561.6K

Year over year(FY ending Jun 2024 → FY ending Jun 2025)

Employees (consolidated) +4.8% · Revenue (consolidated) -4.2%

MetricFY21FY22FY23FY24FY25
Employees (consolidated)4242434244
Average salary (parent company)¥4.2M¥4.2M¥4.2M¥4.4M¥4.5M
Average age (parent company)38.9 years40.1 years41.5 years42.8 years42.9 years
Average tenure (parent company)12.0 years12.5 years12.5 years14.2 years13.4 years

Per-employee values divide consolidated revenue and profit by consolidated employees. Salary, age and tenure are parent-company figures; at holding companies these may describe a small head-office workforce. Employee definitions vary by company. Calculated from disclosed figures (DERIVED).

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Industries

Industry maps this company appears on.

Major shareholders

  • 髙橋 巖40.0%
  • 大辻 英弘3.7%
  • 髙橋 ゆかり2.9%
  • 奥津 大輔2.6%
  • 酒井 直行2.3%
  • ㈱北海道銀行2.1%
  • 鈴木 直則2.1%
  • JPモルガン証券㈱1.5%
  • 加藤 久美子1.3%
  • 稲葉 邦彦0.8%

2025-06-30

Five-axis industry profile

Shows the company's position among peers in its primary industry, based on its latest published results.

  • HOBPrimary industry: Agriculture & Seeds
CompanyRank
  • Revenue growth

    • HOB12.54 peers
  • Profitability

    • HOB37.54 peers
  • Cash conversion

    • HOB16.73 peers
  • Efficiency

    • HOB87.54 peers
  • Financial strength

    • HOBN/A

Each dot is a company's percentile within its primary industry; peer groups may differ. Missing axes are labeled as unavailable. No combined score is calculated, and industry rank is not an investment recommendation.

Compare with similarly sized peers

Peers share the same industry profile and are closest in revenue scale. Figures use each company's latest published annual filing.

CompanyFYRevenueCore marginNet marginEquity ratio
HOB Co.,Ltd.2025¥2.41B1.6%1.0%70.7%
Berg Earth co.,Ltd.2025¥7.3B-0.4%0.7%34.9%
HOKUTO CORPORATION2026¥85.9B8.2%8.2%57.1%
SAKATA SEED CORPORATION2026¥104.3B12.6%11.7%82.3%

Market capitalization, P/E and share-price yield are not EDINET data and are omitted. Fiscal year ends and accounting standards may differ; check each period and filing.

Company profile

HOB, founded in 1987, is a company in Agriculture & Seeds listed on TSE Standard. It has 44 employees (consolidated).

Legal name
HOB Co.,Ltd.
Ticker
1382
Listing
TSE Standard
Head office
北海道上川郡東神楽町14号北1番地
Representative (per filing)
代表取締役社長 政場 秀
Founded
Jun 1987
Share capital
¥421.3M
Employees (consolidated)
44
Average salary (parent only)
¥4.5M
Fiscal year end
June
Website
hob.co.jp
Corporate number
9450001002677

Source: annual securities report (S100WPAF, filed September 24, 2025). As of filing; later changes are not reflected.

Company details from annual filings

Read the company's annual-filing disclosures with filing date and source.

Filed 2025-09-24 · Document S100WPAF

Business description
3【事業の内容】

(1)当社グループの事業内容

当社は、「いちご」という農産物において、新しい品種の研究開発から始まり、苗の生産販売から収穫した果実の販売までの全てを行っており、1年365日、洋菓子メーカー等に対して国産いちごを供給しております。

国内で広く一般的に販売されている「とちあいか」「とちおとめ」等のほとんどのいちごは、いちごの中でも一季成性といわれる品種であり、品種特性により収穫時期は主に冬から春に限られます。そのため、夏秋期には一部国産いちごの収穫はあるものの、現在夏秋期に販売されているいちごの大部分はアメリカ合衆国から輸入されたものであり、ケーキにのっているいちごにも輸入品が使用されております。

当社では、四季成性いちご※1「コア」(2017年6月品種登録 品種登録名ペチカエバー)、「夏瑞/なつみずき」(2017年6月品種登録 品種登録名ペチカほのか)の自社品種を有しており、苗の生産及び農家への販売、生産農家で収穫したいちごの仕入及び洋菓子メーカーへの販売までの全てを行うというビジネスモデルを構築しております。この自社品種により、洋菓子メーカーの「夏秋期にも国産いちごを使いたい」という要望にこたえ、1年を通して安定した国産いちごを供給できる体制を構築しております。

この体制を支えているのは、夏秋期に収穫できる自社品種であり、その自社品種苗を均一無病苗※2として量産化できるバイオテクノロジー技術であります。

当社では、いちご以外にも、これまでに構築してきたバイオテクノロジー技術を用いて、その他の苗の研究開発や生産・販売も行っており、また、自社品種の栽培に必要な機器や資材及び収穫した果実の梱包用資材の販売も行っております。さらに、洋菓子メーカー等へケーキ素材となるいちご以外の果物等の販売も行っております。

※1 いちごには、花芽形成(花となる芽のもとが作られること)に一定の条件を必要とする一季成性いちごと条件を必要としない四季成性いちごがあります。一般に知られているいちごの多くは一季成性いちご(とちおとめ等)であり、一定の条件が整ってはじめて花芽が形成され、果実ができます。一方、四季成性いちごは花芽形成に条件を必要としないため、一年中栽培が可能であります。

※2 親苗と同じ遺伝子情報をもち、ウイルスや病原菌に汚染されていない苗のことであります。

当社グループは、当社(株式会社ホーブ)と連結子会社1社(株式会社エス・ロジスティックス)で構成されております。報告セグメントは、いちご果実・青果事業、種苗事業、馬鈴薯事業及び運送事業の4つのセグメントとなります。

当社グループの事業内容及び当社と連結子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

(いちご果実・青果事業 当社)

当社がいちご果実(自社品種いちご果実・その他いちご果実)、青果及び農業用生産・出荷資材の仕入販売を行っております。

(種苗事業 当社)

当社が自社品種のいちご苗を生産し、生産農家へ販売しております。また、いちご以外の種苗についても、食用ユリなどの生産を受託し販売を行っております。

(馬鈴薯事業 当社)

当社が種馬鈴薯の生産販売及び仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売を行っております。

(運送事業 株式会社エス・ロジスティックス)

株式会社エス・ロジスティックスが、当社の商品等を中心とした配送業務を行っております。

 以上に記載した事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 [事業系統図]

(2)四季成性いちご

①一季成性と四季成性

一般に知られている「いちご」は、秋になって日照時間が短くなり、気温が低下してくると花芽形成(花となる芽のもとが作られること)されます。その後、冬になってさらに気温が下がると休眠状態となり、春になり気温の上昇とともに休眠から覚めて、成長し、花が咲き、果実となります。八百屋あるいはスーパーマーケット等で広く一般的に販売されている「とちあいか」「とちおとめ」「紅ほっぺ」等のほとんどのいちごが、この花芽形成の条件(夜の長さが12時間以上となる日が連続するという短日条件、あるいは温度の低下という低温条件)を必要とする一季成性品種のいちごであります。そのため、国産いちごの主な収穫時期は、概ね12月(クリスマスの需要にあわせて人工的に必要な条件を作って収穫時期を早めたもの)から5月頃までとなっております。

一方、四季成性品種は、花芽形成に日照時間の長短や低温であるという条件を必要としないため、一季成性品種と違い一年中栽培収穫が可能であります。

当社の自社品種「ペチカエバー」「ペチカほのか」は、この四季成性品種のいちごであり、一年中栽培収穫が可能であります。しかしながら、当社では一季成性いちごが収穫できず国産いちごの端境期となる5月から11月の夏秋期に自社品種の収穫時期を設定しております。

業務用※1に使われる国産いちごの出荷量が少ない夏から秋にかけて、当社の品種は、国産夏秋いちごとして付加価値を高めております。

※1 洋菓子メーカー等でケーキのトッピング用あるいはスポンジのサンド用として使用されるいちごのことであります。スーパーマーケット等で販売されているいちご(生食用いちご)と同じものですが、ケーキの上を飾るため、食味・食感だけでなく、大きさ、形状、色艶、スレ・あたり(手で触れたり、いちご同士あるいは他のものと擦れたりあたったりすることによって、いちごの表面にできる小さなピンクに変色した部分)などの傷の有無等、メーカーごとに厳しい規格があります。

②自社品種の特徴

いちごに関して重要なことは、生産農家にとっては病虫害に対する耐性があり、作りやすく、収穫量・生産性に優れていることであり、消費者にとっては、安心・安全であり、なおかつ、食味・食感、甘みと酸味のバランス、香り、円錐形の形状、色艶のどれもが水準以上であることであります。また、洋菓子メーカーは、消費者のニーズに合わせながら、必要なサイズ(大きさ)のものを必要な量だけ安定的に供給されることを望んでおります。当社の品種は、こうしたどの要望にも応えうる品種であると考えております。

自社品種は、四季成性が強く季節を問わず安定して花芽を形成するため、安定的に連続して果実を収穫することができます。さらに、苗の定植時期によって収穫時期をコントロールしやすく多様な作型で栽培できるため、生産農家にとって生産作物の計画に組込みやすい品種です。

また、食味・食感の良さ、豊かな香り、鮮やかな果色、きれいな円錐形をした果形、輸送性に問題がない程度の適度な果皮の硬さ等高い水準の果実品質を有しております。

(3)事業の特徴

当社の事業の特徴は、「いちご」という農産物において、育種※1から苗の生産・販売、栽培指導、果実の仕入・販売までのそれぞれの事業において特徴、優位性を持っているだけではなく、川上から川下までの事業を行うことで、それらが有機的に結びついて、当社の総合力として発揮されていることにあります。

また、この総合力は、生産農家や洋菓子メーカー等とのつながりによって補強され、いちご果実の生産者側及び消費者側それぞれの情報を的確に吸収し、ニーズに合った情報をそれぞれに還元できることにもつながっております。

当社は、自社品種を作り上げた培養技術、さらに自社品種を基盤に展開してきたトータルサービスが当社の特徴であると考えております。

※1 交配などにより新しい形質を持つ品種を作り出すことであります。

①育種(種苗の研究開発)

当社は、研究開発の結果、2010年3月に「ペチカサンタ」(品種登録番号 第19206号)、2010年5月に「ペチカプライム」(品種登録名ペチカピュア 品種登録番号 第19528号)、さらに2017年6月に「コア」(品種登録名ペチカエバー 品種登録番号 第26015号)、「夏瑞/なつみずき」(品種登録名ペチカほのか 品種登録番号 第26016号)の品種登録をそれぞれ行いました。

これらの育種過程で培われた技術を駆使し、中富良野研究農場及び東神楽研究圃場の研究農場においてさらなる新品種の開発を鋭意進めております。

②種苗生産(組織培養※1)

・組織培養技術

当社は、バイオテクノロジーのひとつである植物組織培養技術を使い、優良な均一無病苗※2を短期間で大量に作り出す技術を有しております。この苗増殖技術によって、当社の自社品種苗を生産し、販売しております。組織培養による増殖技術は、近年実験室段階では急速に進歩しましたが、変異が多発しやすくまた馴化※3の効率が低い等の問題から、商業的技術として確立されたものは多くはなく、商業ベースにのっているものは限られております。当社では、いちごはもとよりアルストロメリア、ユリ、クロユリ、アヤメ、胡蝶蘭、カトレア、ジャガイモ、ヤマイモ、アスパラガス、ニンニク、ニラ等の多様な植物についての増殖技術を確立しており、ユリについては、現在も苗生産を受託しており、組織培養技術を使って苗を増殖し、生産販売しております。

・苗生産の分業システム

国内のいちごの主要産地では、原苗を生産する段階から圃場増殖を繰り返しているため、ウイルス等への感染など病虫害が発生する可能性が高くなり、苗質劣化の問題が年々増大しております。

また、いちごの生産に限らず、農作業の軽減化及び効率化が強く求められておりますが、国内のいちご生産農家の多くは、都道府県等の地方公共団体あるいは農業協同組合から病虫害に罹患していない健康な苗を親苗として購入し、自前の農場施設内で栽培しながら増殖させ、増えた子苗を果実生産用の苗として使用しております。いちご生産農家は、果実生産だけではなく苗生産の期間も合わせると1年365日毎日いちごの栽培に係わっていることになります。

欧米諸国では、いちご生産農家が苗を購入し、増殖することなくそのまま果実生産用に使用する苗生産分業システムが広く一般的に普及しております。当社の自社品種苗においても、果実生産用の苗として、優良な均一無病苗を生産農家が必要とするときに、必要な数量だけ提供する苗生産分業システムを確立しており、生産農家の作業負担軽減に大きく貢献しております。

※1 植物の細胞あるいは葉、茎、根や芽などの器官を無菌的に培養することであります。

※2 親苗と同じ遺伝子情報をもち、ウイルスや病原菌に汚染されていない苗のことであります。

※3 環境に馴れ、順応することであります。組織培養の苗は培養容器の中で生育したため、容器から出した際に温度や湿度の変化に対応できず、枯死する場合が多くなります。そこで、温度や湿度の変動をできるだけ抑えた条件で外気に触れさせる必要があります。

③いちごの栽培研究及び栽培指導

当社は、夏秋期におけるいちごの栽培生産技術の向上をはかるために、中富良野研究農場及び東神楽研究圃場において、自社品種の栽培研究を継続して行ってきております。

自社品種の生産の主力は全国各産地の生産農家であります。

当社では、いちご栽培のプロフェッショナルである従業員が中心となって、全国各地の自社品種生産産地に出向き、各生産農家の栽培・生育状況を実際に目で確認して、きめ細かく的確に助言、指導を行っております。この指導により、生産農家の収穫実績は上がっており、信頼も得られ、当社にとっても規格の統一された優良ないちごが安定的に入荷されるようになってきております。

④いちご果実・青果の販売

・通年安定供給

当社は、国産業務用いちごの販売に関して、自社品種を販売する夏秋期だけではなく、夏秋期以外の時期も含め最高の品質のものを1年間安定して供給すること、1年365日対応することを原則としております。そのため、当社は、夏秋期以外の冬から春にかけてのシーズンには全国のいちご産地からその時期における最高品質のいちご(とちおとめなど)を買付け、販売しております。

冬から春にかけてのシーズンには生食用いちごが豊富に生産出荷されているため、当社としても業務用いちごを確保することは比較的容易でありますが、夏秋期においてはいちごの生産自体が少なくなるため、自社品種の生産出荷量を夏秋期を通じて安定して確保することが重要となっております。

当社の特色は、自社品種の苗を販売して終わるのではなく、その成果である果実を買付け販売することで、国産いちごの流通量が少なくなる夏秋期に国産いちごを安定供給でき、冬から春にかけてのいちごのシーズンと合わせ、業務用国産いちごの通年安定供給ができることであります。

・輸送技術

一般にいちご果実は、30℃を超える高温に弱く、また果皮がやわらかいため衝撃にも弱く、夏秋期の栽培、輸送にはあまり適しておりません。しかし当社は、夏秋期の業務用国産いちごがほとんどなかった十数年前から、この夏秋期に生産、販売を行っており、夏秋期において特に顕著に現れる諸問題を解決するため、輸送技術の研究に力を注いでまいりました。

その結果、生産農家から洋菓子メーカー等までの物流を簡素化し、また、クールコンテナ等を利用することで、低温管理され、なおかつ振動の少ない輸送システムを実現いたしました。さらに、スレ・あたり※1を防ぐ一段トレーソフトパック※2の採用により、高品質を保持した長距離流通を実現しております。当社では、全産地の自社品種について一段トレーソフトパックを採用しており、自社品種以外のいちごについても、産地の協力を得て一段トレーソフトパックに切替えております。

こうした研究、努力により、当社は、業務用としての国産いちごを冬から春にかけてだけではなく、一年中安定して供給できるような産地・流通・販売のシステム構築に成功しております。

・その他の果実、青果の販売

当社は、いちご以外にもブルーベリー、バナナ、キウイ、メロン等の洋菓子の材料となる果物や野菜の卸売りも手がけております。これらの青果は、いちご果実の販売先と重複するため、新たな輸送手段及び輸送ルートを構築する必要がなく、販売先数の増加とともに、今後も当社の収益拡大に期待ができます。

※1 手で触れたり、いちご同士あるいは他のものと擦れたりあたったりすることによって、いちごの表面にできる小さなピンク色に変色した部分のことであります。

※2 やわらかい材質のトレーにそれぞれのいちごの規格に合わせた窪みをつけた梱包用資材であります。この窪みの中にいちごを並べて輸送することでスレ・あたりを防ぐことができます。

⑤種馬鈴薯等の生産販売

日本国内に一般流通している品種「男爵」「メークイン」等の種馬鈴薯、青果馬鈴薯の仕入販売はもとより「サッシー」「アルバン」等の海外オリジナル品種の国内販売権を有し、種馬鈴薯を委託生産し、販売しております。
Policy and issues
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものである。

(1)経営方針

当社の社名ホーブ「HOB」は、「Horticultural Biotechnology(施設園芸の生命科学技術)」及び「Hokkaido Biotechnology(北海道の生命科学技術)」の2つのことから名付けられており、「研究室の中だけで行われていた組織培養のバイオテクノロジー技術を実際の農業の中で活かしていこう、そのバイオテクノロジー技術を活かすことで北海道の農業を活性化させる一助となろう」という想い、「バイオテクノロジー技術を北海道の大地に根付かせよう」というのが、当社の出発点でありました。

当社はバイオテクノロジー技術を使って苗を生産し、その苗を販売するということから、さらに収穫された果実を販売するところまで事業分野は広がっております。

当社グループは、農業を基盤とし農業に立脚しながらも、農業そのものを事業として行っていくのではなく、農業生産者と消費者をつなぐかけ橋となり、当社の有する種苗、技術、情報を積極的に提供していくことによって、農業の活性化に寄与していくことを事業の根幹としております。今後も、当社の原点「バイオテクノロジーをラボラトリーからフィールドへ」、そして「消費者とともに日本の農業を考え、農業活性化の一助を担う」心積もりを経営の根幹をなす経営理念として捉えていきたいと考えております。

(2)当社グループを取巻く環境

①国内農業の現状

国内農業については、依然として厳しい状況が続いております。原材料価格の高騰は農業用資材コストに反映される一方で、農産物の価格に全てを転嫁することは難しく、国内農業生産者の所得が確保しづらい状況にあります。また後継者不足、高齢化が言われ、農業生産者の減少といった現状に直面しているものと認識しております。

また、農産物の輸入自由化が進み、海外から様々な農産物が入ってくるようになり、輸入量は増大し、国内農産物の自給率は依然として低いままで推移しております。

しかしながら、最近の食の問題から消費者の安全、安心志向は強まり、国産の農産物に対する消費者の関心は高まっており、より良いものあるいは安全、安心という付加価値農産物を作る動きもあります。また新規就農者や農業生産法人を積極的に設立する動きも増え、企業が農業ビジネスへ参入するなどの変化が生じております。

②業務用いちごの現状

いちごは、農業生産物の中では極めて付加価値の高い作物と言われております。しかし、いちごは高い鮮度が要求され、衝撃、高温等の環境変化に弱いため、輸送や長期保存が難しい農業生産物であります。

現在、業務用いちごは、概ね12月から5月頃までは栃木県や福岡県を中心とした一季成性いちご※1が中心となっております。また6月から11月まではアメリカ産輸入いちごが大部分を占めており、2024年のいちご果実(生鮮)の輸入量は約2.8千トン(大部分が6月から11月までの6か月間に輸入される)であります。

アメリカ産輸入いちごは、一般に、国産に比べ食味、食感に大きく劣ると言われており、果皮が硬く、輸送性が高いため、国産いちごの供給量が少ない夏から秋にかけて、業務用として国内に入ってきております。

※1 いちごには、花芽分化形成(花となる芽のもとが作られること)に一定の条件を必要とする一季成性いちごと条件を必要としない四季成性いちごがあります。一般に知られているいちごの多くは一季成性いちごであり(とちおとめ等)、一定の条件(夜の長さが12時間以上となる日が連続する短日条件と温度の低下という低温条件)が整ってはじめて花芽が形成され、果実ができます。

(3)優先的に対処すべき業務上及び財務上の課題

①いちご果実・青果事業の収益拡大

当社は、夏秋期において自社いちご品種「ペチカほのか(商品名:夏瑞/なつみずき)」「ペチカエバー(商品名:コア)」を中心に販売しております。生産者の高齢化等で自社品種の栽培面積は減少傾向にあり、近年の猛暑の影響も重なって出荷数量が減少しております。これに対処すべく、出荷時期を早めるような栽培管理を試み、高温時期の収穫を中断し、しっかりと栽培株を休ませることで秋以降の収穫量確保を図ります。また、「夏瑞/ なつみずき」の優位性である食味の良さを活かした販売展開により利益率向上を図り、生産者の所得向上を目指します。さらに、収量性の高い「コア」及び他品種も併用することで、夏秋期の収益の安定化に努めてまいります。

促成いちご販売時期においては、近年の品種の切替わりによる出荷動向や、市場相場価格の動向を勘案し、採算性を重視した仕入および販売体制を継続いたします。

②種苗事業の収益拡大

種苗事業は、自社品種「ペチカほのか」と「ペチカエバー」の種苗の販売を主力としております。当社は創業から30年以上にわたり夏秋いちごの新品種の開発に取り組んでまいりました。しかしながら、生産者の高齢化や温暖化などの栽培環境の変化により、自社品種の栽培面積は減少し、それに伴い種苗の販売本数も減少しております。今後も同様の状況が続くことが予想されることから、耐暑性の向上や栽培管理の省力化に向けた新品種の育成を目指します。さらに、あらゆる栽培環境に適応し、国内にとどまらず海外の市場でも求められる特色のある新品種の開発を進め、種苗事業の収益拡大に努めます。

また、温度、湿度、光などの条件を制御した人工環境下での優良果実の生産方法の確立に取り組み、近年の猛暑等の気象変動に対応してまいります。

③馬鈴薯事業の収益の維持

馬鈴薯事業においては、主に種馬鈴薯の生産販売及び仕入販売を行っております。当社は、「男爵」や「メークイン」といった国内の一般品種の取扱いのほか、一般品種とは異なる食味、加工適正、病虫害抵抗性といった特性を持つ海外で育種された馬鈴薯品種の国内販売権を有しております。種馬鈴薯の生産者も年々減少傾向にあることから、海外の品種及び一般品種も含めた適正な数量の仕入管理を継続することで、馬鈴薯事業の収益の維持に努めてまいります。

④運送事業の収益の向上

運送事業を行う子会社「株式会社エス・ロジスティックス」は営業基盤を関東圏に特化し、事業を展開しております。物流業界は2024年問題もあり、いかに配送効率の良い新規配送を受託するかが重要となっております。それに向けた営業の推進はもとより、配送業務の効率化、ドライバーの充実を図り自社配送の比率を高めることで、収益の向上を目指してまいります。

⑤人材の育成について

 当社の事業は、農業と密接に関わっております。近年の農業を取り巻く環境は多様に変化しており、気象変動等に対する有効的な対処が必要となっております。それは短期間で習得できるものではなく、机上の学習だけでは得ることができない経験を通じて学んでいくことが重要であります。

 また、当社は永年に亘り夏秋いちごの品種開発も行っております。当社がこれまで蓄積してきた栽培、育種に関する技術、ノウハウを社内で共有、継承していくために、今後も優秀な人材の確保、育成に努める方針であります。
Business risks
3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

①自社品種苗及びいちご果実の生産・販売について

a.天候の影響について

当社の主要な事業は、自社品種等を中心としたいちご苗の生産及び生産農家への販売、各生産農家からの果実の仕入及び洋菓子メーカーへの販売であります。

果実の生産はビニールハウス内で行っておりますが、気温及び日照等、天候の影響を受けることとなります。そのため、天候不順によって果実収穫量が大きく影響されないように、生産産地を北海道から東北地方へと広げてきており、さらに、天候不順であっても収穫量が大きく減少しないような栽培技術・ノウハウを蓄積してきており、生産農家に対する栽培指導の徹底に努めております。

しかしながら、天候不順の影響は完全に回避できるものではなく、猛暑、冷夏、日照不足、台風といった気象条件の変化により収穫量が変動し、当社の業績に影響を与える可能性があります。

b.生産農家との契約について

当社は、自社品種苗等を生産農家に販売し、そこから収穫される当社の規格に合った果実を買取って、全国の洋菓子メーカー等に供給しております。生産農家との間で毎年「栽培契約書」を締結しておりますが、契約書の中には、当社の選果規格に合致した果実を当社が全量買取ることを内容とした条項があります。自社品種の果実は、主にケーキのトッピング(飾り)として使われるため、選果規格は厳格なものとなっております。そのため、粒の小さいものや形の整っていないもの等は規格外となり買取りの対象から外れ、当社が必要とする規格のもののみが入荷されております。

この契約により夏秋期の自社品種の果実はすべて当社から販売されることとなるメリットがありますが、天候条件等によっては収穫果実の規格あるいは時期の偏りが生じることがあります。そのような場合には、取引先の洋菓子メーカー等にいち早く情報提供を行い、使用規格の変更を依頼するなどの対応を講じておりますが、それでも販売しきれないほどの偏りが生じた場合には、当社が在庫を抱えることとなり、果実の廃棄の発生により、当社の業績に影響を与える可能性があります。

c.自社品種苗の生産について

自社品種苗の生産は、組織培養から始めておよそ3年の期間を要するため、苗販売計画に基づいた見込み生産を行っております。苗販売計画は適時見直しを行い、修正が生じた場合には苗の生産も販売計画に合わせて調整しております。ただし、販売計画修正のタイミングによっては、生産調整が間に合わない場合もあり、過剰となった苗の廃棄が発生し、当社の業績に影響を与える可能性があります。

d.育種開発について

新たな種苗の開発は、様々な形質を持った系統を掛け合わせ、生育を繰り返していく中で、より優れた形質を持つ種苗を選抜していく手法が用いられます。掛け合わせと選抜の繰り返しの中から品種として確立され栽培収穫されるようになるまでには、5年から10年程度の長い期間を要します。当社は、2010年に高温時でも品質の安定した果実を生産することのできる「ペチカサンタ」、「ペチカプライム(品種登録名ペチカピュア)」の2品種を種苗登録いたしました。また、2017年には、食味の良い「夏瑞/なつみずき(品種登録名ペチカほのか)」、収量性が極めて高い「コア(品種登録名ペチカエバー)」を種苗登録し、現在はこれら2品種の生産を行っております。

当社は、優良形質がホモ※1であり、かつ水準以下の形質の少ない系統の選抜に成功しております。現在、これらを交配親とした新たな特性を持つ系統を多数選抜しており、今後も優秀な品種の開発を鋭意進めてまいります。

都道府県などでも四季成性いちごの品種開発を進めておりますが、今後新しいタイプの優秀な四季成性いちご品種が開発された場合には、当社の業績に影響を与える可能性があります。

※1 遺伝子は必ず対となって存在しております。同じ遺伝子が対になっていることをホモ(AA)、異なる遺伝子の場合はヘテロ(Aa)と称します。ホモの場合は交配した場合すべての組み合わせにAが含まれ、その形質が高頻度で子孫に発現します。たとえばペチカの優秀な形質がホモになっていれば、交配で得られる子孫もその優秀な形質を高頻度で持っていることになります。

e.病虫害について

農産物は、屋外の圃場やビニールハウス内で栽培及び生産するため、ウイルス等への感染及び害虫の発生を防ぐことは極めて難しい問題であります。

当社は、自社品種での病虫害の発生を防ぐため、生産産地との連絡を密にし、栽培技術指導者が実際に苗・果実の生育状況を確認し、早期に異常を発見するように努めております。

しかしながら、完全な防除が困難であるため、不測の病虫害が大量、広域に発生した場合、見込みどおりの成果が得られず当社の業績に影響を与える可能性があります。

②特定人物(経営者)への依存について

代表取締役髙橋巌は、当社の創業者であり、創業以来当社の事業を推進してきております。当社では、同氏への依存度を軽減するために、2013年9月からは、当社グループ全体の経営を統括する代表取締役会長に髙橋巌が就任し、日常的な経営を執行する代表取締役社長に政場秀が就任しております。今後も同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めるべく、役職員の質的向上に注力していく所存であります。しかしながら、同氏の業務遂行が何らかの理由により困難となった場合、当社の事業展開や業績などに影響を与える可能性があります。

なお、同氏は、当連結会計年度末現在において、当社の発行済株式総数の40.04%を保有する筆頭株主であります。

③運送事業について

子会社である株式会社エス・ロジスティックスにおいて運送事業を行っております。その事業に影響を与える可能性がある事項といたしましては、環境規制をはじめ、その他法的規制などの変更・強化や、世界的な石油情勢の変動に起因する燃料費の高騰があります。また、運送業務の遂行にあたっては、安全と輸送品質の向上に努め、徹底した運行管理をいたしておりますが、万一、重大な事故が発生した場合には信用低下のみならず、補償問題や営業停止などの行政処分を受ける可能性があり、これらの事象も運送事業の遂行に影響を与える可能性があります。

④馬鈴薯事業について

種苗及びいちご果実生産と同様、天候不順や病虫害の発生により、見込み通りの成果が得られず、業績に影響を与える可能性があります。

⑤法的規制について

当社の事業及び製・商品等に対する法的規制は下表のとおりであります。

許可・承認の種類

有効期限

監督官庁

関連する法律

品種登録

農林水産省

種苗法

「ペチカピュア」(登録番号第19528号)(商品名ペチカプライム)

「ペチカエバー」(登録番号第26015号)(商品名コア)

「ペチカほのか」(登録番号第26016号)(商品名夏瑞/なつみずき)

2035年5月

2042年6月

2042年6月

(注) 当社が保有する種苗法登録品種「ペチカピュア」「ペチカエバー」並びに「ペチカほのか」に有する育成者権の存続期間は、上記のとおりであります。この育成者権の存続する間は、当社以外の者がこの3品種の種苗や果実の売買等を行うことができないこととなっており、当社は独占的に利用する権利を有しております。育成者権の存続期間が終了した後は、これら3品種の苗や果実を自由に栽培、利用することが可能となるため、そのときの状況によっては、当社の経営戦略や業績に影響を与える可能性があります。

⑥経営成績の変動要因について

当社グループの主要な経営指標等の推移は、以下のとおりであります。

回次

第35期

第36期

第37期

第38期

第39期

決算年月

2021年6月

2022年6月

2023年6月

2024年6月

2025年6月

売上高(千円)

3,039,041

2,604,674

2,489,362

2,519,019

2,412,711

経常利益(千円)

109,438

149,666

138,790

38,094

39,466

親会社株主に帰属する当期純利益(千円)

108,305

142,243

110,353

20,012

24,712

純資産額(千円)

577,179

719,374

787,717

769,645

756,207

総資産額(千円)

974,949

1,081,368

1,108,040

1,123,842

1,069,690

a.特定品目への依存について

当社グループの売上高構成は、いちご果実売上高の比重が高く、当連結会計年度の売上高に占めるいちご果実の構成比は81.4%となっております。そのため、天候による収穫量の変化、販売価格の低下、消費者の嗜好の変化等により、当社の経営戦略及び業績に影響を与える可能性があります。

売上高

(千円)

前々連結会計年度

2023年6月期

前連結会計年度

2024年6月期

当連結会計年度

2025年6月

構成比

(%)

前期比

(%)

構成比

(%)

前期比

(%)

構成比

(%)

前期比

(%)

いちご果実・青果事業

2,149,645

86.4

94.1

2,234,644

88.7

104.0

2,153,986

89.3

96.4

(内訳)いちご果実

(うち自社品種)

1,865,645

(303,289)

75.0

(12.2)

94.2

(92.2)

1,991,324

(213,185)

79.1

(8.5)

106.7

(70.3)

1,963,658

(216,988)

81.4

(9.0)

98.6

(101.8)

青果

244,896

9.8

109.3

209,907

8.3

85.7

147,372

6.1

70.2

資材

39,103

1.6

49.7

33,412

1.3

85.4

42,955

1.8

128.6

種苗事業

93,042

3.7

103.0

61,012

2.4

65.6

52,124

2.1

85.4

馬鈴薯事業

123,099

4.9

91.2

77,317

3.1

62.8

74,657

3.1

96.6

運送事業

123,575

5.0

128.6

146,044

5.8

118.2

131,943

5.5

90.3

計

2,489,362

100.0

95.6

2,519,019

100.0

101.2

2,412,711

100.0

95.8

(注)いちご果実の( )は、自社品種果実で内書きであります。

b.特定の取引先への依存度が高いことについて

いちご果実・青果の販売先のうち、トーワ物産株式会社、株式会社シャトレーゼ、三井物産流通グループ株式会社の上位3社に対する販売金額は、当連結会計年度において41.2%を占めております。いちご果実・青果事業の販売先は当連結会計年度において308社程度となり、上記販売先3社に対する販売金額の割合を低下させるべく、販売先の拡大を積極的にはかっております。

しかしながら、これら会社との取引の継続性や安定性は保証されていないため、これら会社の販売、価格政策、商品戦略の変更など取引関係等が変化した場合には、当社の業績に影響を与える可能性があります。

相手先

前連結会計年度

2024年6月期

当連結会計年度

2025年6月期

割合(%)

割合(%)

株式会社シャトレーゼ(千円)

327,731

13.0

436,280

18.1

三井物産流通グループ株式会社(千円)(※)

284,906

11.3

293,270

12.2

トーワ物産株式会社(千円)

336,444

13.4

264,669

11.0

※ 2024年4月よりベンダーサービス株式会社から三井物産流通グループ株式会社に社名変更しております。

c.市場相場価格について

促成期(12月頃から5月頃まで)のいちご果実は、青果市場において相場価格が形成されます。しかし、夏秋期(6月頃から11月頃まで)の国産いちごのほとんどは市場を経由しないため、価格は洋菓子メーカー等との交渉により決めており、促成いちごとは違い市場相場価格から受ける影響は少なくなっております。

当社が仕入、販売する促成期のいちごの価格は、市場相場価格(主に東京都中央卸売市場大田市場)に基づいて決めております。例年、12月のクリスマス時期にはデコレーションケーキの飾りとしての需要の高まりから価格は高騰し、それをピークに価格は安くなります。例えば、2024年12月における東京都中央卸売市場大田市場の「とちおとめ」の市場相場価格(Lサイズ1パック当たり価格)は、クリスマス時期に1,200円になり、2025年1月には450円まで低下しております。このように促成いちごの市場相場価格は変動があるため、当社のいちご果実売上高および利益に影響を与える可能性があります。
Officers and biographies
(2)【役員の状況】

① 役員一覧

男性6名 女性1名 (役員のうち女性の比率14.3%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

代表取締役

会長

髙橋 巖

1953年1月26日生

1979年4月

金印わさび株式会社入社

1987年6月

当社設立 代表取締役社長就任

1997年8月

株式会社西村(2001年10月1日付で当社と合併)代表取締役社長就任

1998年10月

同社代表取締役会長就任

2013年9月

当社代表取締役会長就任(現任)

2013年12月

株式会社ジャパンポテト代表取締役社長就任

2014年1月

株式会社ホーブ21代表取締役社長就任

2015年5月

株式会社ジャパンポテト代表取締役会長就任

注3

305,000

代表取締役

社長

政場 秀

1959年9月12日生

1991年4月

学校法人国際科学技術学園勤務

1993年6月

当社入社

2006年4月

当社経営企画部長就任

2008年9月

当社取締役就任

2012年5月

株式会社ホーブ21代表取締役社長就任

2012年7月

当社取締役副社長就任

2013年9月

当社代表取締役社長就任(現任)

2015年9月

株式会社エス・ロジスティックス代表取締役社長就任(現任)

2016年8月

株式会社ジャパンポテト代表取締役社長就任

注3

4,000

取締役

柿本 輝明

1962年12月21日生

1985年4月

三井物産株式会社入社

1995年4月

弁護士登録

1998年1月

柿本法律事務所設立(現任)

2001年9月

当社取締役就任(現任)

注3

5,000

取締役

経営管理部長

馬場 文秀

1958年11月3日生

1977年4月

株式会社北海道拓殖銀行入行

1998年11月

株式会社北洋銀行入行

2008年10月

当社入社

当社管理部次長就任

2013年9月

株式会社エス・ロジスティックス取締役就任(現任)

2020年9月

当社取締役就任(現任)

当社経営管理部長就任(現任)

注3

1,500

常勤監査役

堤 直美

1975年8月1日生

1998年4月

中央監査法人入所

2001年4月

公認会計士登録

2002年9月

当社監査役就任(現任)

注4

2,500

監査役

上田 恵一

1956年6月30日生

1979年4月

監査法人栄光会計事務所入所

1982年3月

公認会計士登録

1988年7月

中央監査法人入所

1998年7月

中央監査法人代表社員就任

2007年1月

上田恵一公認会計事務所開設

2015年1月

当社仮監査役就任

2015年9月

当社監査役就任(現任)

注4

-

監査役

吉田 周史

1973年8月3日生

1997年4月

中央監査法人入所

2000年4月

公認会計士登録

2007年7月

新日本監査法人入所

2013年9月

吉田周史公認会計士事務所開設

2015年9月

当社取締役就任

2022年9月

当社監査役就任(現任)

注4

2,500

計

320,500

 (注)1 取締役 柿本輝明は、社外取締役であります。

2 監査役 堤直美及び上田恵一の2名は、社外監査役であります。

3 2025年9月24日開催の定時株主総会の終結の時から1年間であります。

4 2022年9月29日開催の定時株主総会の終結の時から4年間であります。

5 当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しております。補欠監査役の略歴は次のとおりであります。

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

雨木 若慶

1958年9月5日生

1981年3月

1981年4月

1985年3月

1985年4月

筑波大学第二学群農林学類卒業

名古屋大学大学院農学研究科農学選考入学

名古屋大学大学院農学研究科農学選考後期課程退学

東京農業大学農学部農学科有給副手採用

2011年4月

東京農業大学農学部農学科教授昇格

2025年3月

東京農業大学退職

注

-

(注)補欠監査役の任期は、就任した時から退任した監査役の任期の満了の時までであります。

② 社外役員の状況

当社の社外取締役は1名、社外監査役は2名であります。

社外取締役 柿本輝明は、弁護士であり取締役会及び取締役の業務執行をコンプライアンスの面から確保し、実効性のあるものとするため選任しております。なお、同氏は当社株式の0.66%を保有しております。

社外監査役 堤直美及び上田恵一は、公認会計士の資格を有しており、コンプライアンスやアカウンタビリティの面から取締役の職務執行に対する監督機能を高めるとともに、中立の立場からの助言・提言により経営の健全性及び透明性をより高めるため選任しております。なお、堤直美は当社株式の0.33%を保有しております。また、上田恵一は、当社の株式を保有しておりません。

当社は、社外取締役及び社外監査役を選任するための独立性に関する基準又は方針として明確に定めたものはありませんが、選任にあたっては、経歴や当社との関係を踏まえて、当社経営陣からの独立した立場で社外役員としての職務を遂行できる十分な独立性が確保出来ることを前提に判断しております。

当社と社外取締役及び社外監査役との間には、人的関係、上記以外の資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。また、一般株主と社外取締役及び社外監査役との間において、利益相反が生じるおそれはありませんので、その独立性は十分に確保されております。

なお、当社と社外取締役1名及び社外監査役2名の間には人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はなく、一般株主と利益相反の生じるものではないと判断されることから、株式会社東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

社外取締役は取締役会に、社外監査役は取締役会及び監査役会に出席し、内部統制部門による当社グループの内部統制システムの整備・運用状況に関する報告、内部監査に関する基本方針に基づく内部監査計画及びその実施状況に関する報告並びに財務諸表及び財務報告に係る内部統制監査の結果に関する報告等を受けています。社外取締役及び社外監査役は、これらの審議を通してそれぞれの知見に基づいた指摘等を行うことにより、適切に監督・監査機能を発揮しています。また、会計監査人と定期的な意見交換を実施し、その職務執行状況についても報告を受けています。

また、当社は、社外取締役及び社外監査役による監督又は監査が効果的に実施されるよう、内部監査室、内部統制部門、会計監査人との円滑なコミュニケーションを図り、社外取締役及び社外監査役に対して、内部統制システムの状況や内部監査に関する情報が適時適切に伝達されるよう努めております。
History
2【沿革】

年月

事項

1987年6月

現代表取締役会長 髙橋巖が北海道上川郡東神楽町において株式会社ホーブを設立

1987年10月

寒冷地作物研究所(北海道上川郡東神楽町、現生産事業部)を開設し、各地の農業協同組合等からの組織培養技術を使った研究の受託開始

1989年6月

北海道網走市に網走事業所(後の網走物流センター)を開設、併設研究農場においていちご栽培開始(奈良県品種:「サマーベリー」)

1993年11月

四季成性いちご「セリーヌ」が種苗法品種登録される (登録番号第3754号)

1995年3月

四季成性いちご「ペチカ」が種苗法品種登録される (登録番号第4293号)

1997年9月

業務用いちご卸の株式会社西村(千葉県四街道市)を子会社化(全株取得)し、首都圏における業務用いちごの通年供給を開始〔同社の事業内容…いちご果実・青果の卸売、青果物の一次加工、洋菓子小売〕

1998年7月

北海道産業務用夏秋いちごの物流基地といちご苗の保管冷蔵庫として東神楽物流センター(北海道上川郡東神楽町)を新設

1998年7月

ペチカ生産産地の本格的な全国拡大へ向けて東北地方へ苗の供給開始

1998年11月

夏秋いちご栽培の研究開発を目的として中富良野研究農場(北海道空知郡中富良野町)を開設

1999年7月

夏秋いちご栽培の研究開発を目的として東神楽研究圃場(北海道上川郡東神楽町)を開設

2000年11月

事業拡大にともない、いちご苗の保管量拡大をはかるため東神楽物流センターの冷蔵・冷凍保管庫を増設

2001年7月

クールコンテナを利用することで、低温管理が可能な振動の少ない輸送システムを確立

2001年10月

業務用いちごの製販一体化を目的に株式会社西村を吸収合併し、同社葛西事務所を東京本部(東京都江戸川区)として開設、洋菓子小売店舗2店舗を継承

2001年11月

業務用いちごの首都圏販売における物流基地として新木場物流センター(東京都江東区)を開設

2003年4月

関西圏への販売体制の強化を目的として大阪出張所(大阪府豊中市)を開設

2003年4月

網走地区におけるペチカ栽培の研究目的達成により、網走研究農場設備を売却

2005年8月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年4月

関西以西への営業展開拠点として明確にするため「大阪出張所」を「大阪事業所」へと格上

2006年12月

四季成性いちご「エスポ」が種苗法品種登録される(登録番号第14538号)

2007年5月

「大阪事業所」を兵庫県(神戸市)へ移転し、「関西事業所」と名称を変更

2008年4月

物流子会社「株式会社エス・ロジスティックス」を設立

2008年5月

洋菓子小売店1店舗を閉鎖(江戸川台店)

2008年8月

洋菓子小売店1店舗を閉鎖(夏見店)

2010年3月

四季成性いちご「ペチカサンタ」が種苗法品種登録される。(登録番号第19206号)

2010年5月

四季成性いちご「ペチカプライム(品種登録名ペチカピュア)」が種苗法品種登録される。(登録番号第19528号)

2010年5月

関西以西への販売供給体制を整えるために鳥栖営業所(佐賀県鳥栖市)を開設

2012年5月

輸入青果物を扱う子会社「株式会社ホーブ21」を設立

2013年5月

鳥栖営業所(佐賀県鳥栖市)を閉鎖

2013年6月

網走物流センターを売却

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2013年12月

株式会社ジャパンポテトの全株式を取得し子会社化

2016年10月

子会社の「株式会社ホーブ21」と「株式会社ジャパンポテト」を吸収合併する

2017年3月

東京本部及び新木場物流センターを東京都江戸川区小松川に移転

2017年6月

四季成性いちご「ペチカエバー」及び「ペチカほのか」がそれぞれ種苗法品種登録される(登録番号第26015号、第26016号)

2018年1月

営業拠点の集約による業務の効率化を図るため、関西事業所を閉鎖

2019年5月

東京農業大学、極東連邦大学(ロシア)との共同研究プロジェクトに参画し、ロシア・ウラジオストクにおいて、自社開発いちご品種(品種名:ペチカほのか)の苗供給及び栽培技術の指導を実施

2019年12月

いちご種苗事業の海外展開を図り中国市場に参入すべく、ベルグアース株式会社(愛媛県宇和島市)との業務提携契約を締結

2020年11月

高温環境下での栽培に適するいちご新品種の開発に向け、協和化学工業株式会社(現 セトラスホールディングス株式会社)といちご品種の共同開発契約を締結

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

Officer information is limited to what the annual filing discloses; it is not a complete directory of internal key personnel.

Sources

Show source documents (6)
  • EDINET (FSA Japan)

    有価証券報告書-第39期(2024/07/01-2025/06/30)

    ID S100WPAF2025-09-24Open
  • EDINET (FSA Japan)

    有価証券報告書-第38期(2023/07/01-2024/06/30)

    ID S100UCNU2024-09-25Open
  • EDINET (FSA Japan)

    訂正有価証券報告書-第37期(2022/07/01-2023/06/30)

    ID S100RYBU2023-10-06Open
  • EDINET (FSA Japan)

    有価証券報告書-第36期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)

    ID S100P9D22022-09-29Open
  • EDINET (FSA Japan)

    有価証券報告書-第35期(令和2年7月1日-令和3年6月30日)

    ID S100MGVY2021-09-29Open
  • EDINET (FSA Japan)

    有価証券報告書-第34期(令和1年7月1日-令和2年6月30日)

    ID S100JR142020-09-29Open

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