NorthsandNorthsand, Inc.446A東証グロースサービス業FY ending Jan 2026, non-consolidated, J-GAAP
Northsand brought in ¥26.2B in revenue.
Out of every ¥100 of sales, about ¥21 is left as operating profit.
Revenue changed +59.5% from the prior year, operating profit +100.0%.
Notable figures
FY2026, cash is 67% of total assets
Summary generated from disclosed figures
Key figures, FY ending Jan 2026 (filed 2026-04-28)
For every ¥100 Northsand sells, how much goes where, and how much is kept.
Aligned fiscal years compare the shares of revenue remaining as gross, core, and net profit. Missing years are left unconnected.
FY ending Jan 2025 → FY ending Jan 2026
Bars show revenue (ordinary revenue for financial companies); lines show operating, net and free-cash-flow margins. Aligned fiscal years make scale and profit/cash conversion easy to compare. FCF may be calculated from operating cash flow and capital expenditure.
Year over year(FY ending Jan 2025 → FY ending Jan 2026)
Employees (consolidated) +50.6% · Revenue (consolidated) +59.5%
| Metric | FY25 | FY26 |
|---|---|---|
| Employees (consolidated) | 1,170 | 1,762 |
| Average salary (parent company) | — | ¥6.9M |
| Average age (parent company) | — | 32.1 years |
| Average tenure (parent company) | — | 1.8 years |
Per-employee values divide consolidated revenue and profit by consolidated employees. Salary, age and tenure are parent-company figures; at holding companies these may describe a small head-office workforce. Employee definitions vary by company. Calculated from disclosed figures (DERIVED).
Industry maps this company appears on.
2026-01-31 * Custodian accounts hold shares on behalf of funds and pensions; they are not the beneficial owners.
Shows the company's position among peers in its primary industry, based on its latest published results.
Each dot is a company's percentile within its primary industry; peer groups may differ. Missing axes are labeled as unavailable. No combined score is calculated, and industry rank is not an investment recommendation.
Peers share the same industry profile and are closest in revenue scale. Figures use each company's latest published annual filing.
| Company | FY | Revenue | Core margin | Net margin | Equity ratio |
|---|---|---|---|---|---|
| Northsand, Inc. | 2026 | ¥26.2B | 21.2% | 15.5% | 75.3% |
| S-Pool,Inc. | 2025 | ¥26B | 9.3% | 5.5% | 24.5% |
| IDEA Consultants.Inc. | 2025 | ¥24.6B | 12.9% | 9.7% | 81.2% |
| SIGMAXYZ Holdings Inc. | 2026 | ¥23.8B | 25.4% | 16.7% | 83.6% |
| Management Solutions Co.,Ltd | 2025 | ¥23.1B | 11.9% | 7.8% | 67.7% |
Market capitalization, P/E and share-price yield are not EDINET data and are omitted. Fiscal year ends and accounting standards may differ; check each period and filing.
Northsand, founded in 2015, is a company in Consulting listed on TSE Growth. It has 1,762 employees (consolidated).
Read the company's annual-filing disclosures with filing date and source.
Filed 2026-04-28 · Document S100Y1HV
3 【事業の内容】 当社は総合コンサルティング会社として、主にITコンサルティング、ビジネスコンサルティングを提供しております。「世界をデザインする」というビジョンのもと、「カッコいい会社を増やす」をミッションに掲げ、業界を問わず、お客様の多様なニーズに柔軟に対応しながら、「世の中にまだない新しい価値を提供する」コンサルティング会社を目指しております。当社のミッションである「カッコいい会社を増やす」の「カッコいい」とは、見た目だけの表面的なものを意味するのではなく、社会に対して新しい価値を提供し、従業員一人ひとりが誇りを持って働ける会社を指しております。当社は、お客様が抱える課題を解決し、持続的な成長を遂げる過程を支援することで、「カッコいい会社」を実現するお手伝いをしております。 従来のコンサルティングは事実と論理に基づくアドバイスを中心としており、これはフレームワークとして再現性が高い手法となっている一方で、近年の生成AI等の技術の発展や、コンサルティングスキルに関する書籍が数多く出版されていること等を背景に、コンサルタント経験のない人材でも容易にスキルを習得できることから、サービスとしての差別化が難しく、コモディティ化し始めているものと考えております。 このような環境下において、当社では高い人間力を持つコンサルタントだからこそできる「痒いところに手が届く」コンサルティングを重視しております。単なる課題解決ではなく、お客様の感情に寄り添いながら業務に取り組むことで、お客様の信頼を獲得し、「世の中にまだない新しい価値を提供する」ことができると考えております。このような人間力を重視する経営方針のもと、事業を推進しております。 なお、当社は東京本社の他、大阪及び福岡に拠点を構えております。 当社はITコンサルティングとビジネスコンサルティングを個別に区分して受注することはなく、コンサルティング事業を単一のセグメントとして展開しております。 当社が提供する主なサービスの事業領域及び事業の特徴は以下のとおりです。 (1) 当社の事業領域 ① ITコンサルティング 事業戦略を実行する各業界の事業部門や情報システム部門に対して、IT中期計画の策定や、アーキテクチャのデザイン検討、IT運用コストの削減等、ITにおける戦略・企画領域から実装・オペレーション領域まで幅広くサポートしております。 <支援事例> 業種 支援内容 国内保険業 ・ コンタクトセンターの運用/システムにおける業務改善を支援 ・ 各種ドキュメントや過去障害ケース、運用オペレーターへのヒアリングから現状課題を整理 ・ 問題点の抽出から、運用オペレーターが実行しやすい改善施策の立案と運用・システム構成の改善提案を実施 国内情報サービス業 ・ ITインフラチーム内における運用課題の可視化及び対応ロードマップの策定を支援 ・ オペレーション・システム面における課題の棚卸し・整理からインベントリの整備、各課題への対応方針策定と中期ロードマップ策定を実施 外資系保険業 ・ アプリケーション開発計画とインフラ導入・リプレース計画を反映した中期ITロードマップ作成を支援 ・ ソフトウェア・ハードウェアのIT資産一覧から、各資産の償却期間やEOL(注)時期を整理しリプレース計画を策定 国内通信業 ・ デジタルマーケティングを軸にビッグデータ分析と活用ソリューションの構築を支援 ・ トラフィックから顧客の店舗内外の行動動線を分析し、可視化ツールを構築 ・ マーケティング戦略や顧客体験(CX)向上につながる施策の立案を先行して実施 国内金融業 ・ 経理業務の統合と自動化に向けた大規模基幹システムの刷新プロジェクトを支援 国内サービス業 ・ コロナ禍による全社リモートワーク環境の構築プロジェクトを支援 国内医薬品製造業 ・ 新薬研究の効率化を目的とした大規模なデータ分析基盤構築プロジェクトを支援 国内製造業 ・ メインフレームで稼働する基幹システムのオープン化プロジェクトをPMOとして支援 (注) End of Lifeの略。ソフトウェア等のIT関連製品において、メーカーや開発者によるサポートが終了する時期を示すもの。 ② ビジネスコンサルティング マーケティング、セールス、人事等のNon-IT領域における業務改善、戦略策定、実行支援を行っております。デジタルやIT領域のコンサルティングとの連携を通じて、単なる提言にとどまらない、より効果的な支援を実現し、お客様のビジネス成果を最大化するための戦略を提供し、実行フェーズまでをサポートしております。 <支援事例> 業種 支援内容 国内製造業 ・ 部門予算・投資に関するガバナンス強化を支援 ・ 投資計画の策定プロセスや投資評価基準の策定、予算編成方針や予実管理プロセス、レポーティング方針の策定と業務プロセス改革を実施 国内不動産業 ・ 営業店・バックオフィスを含む全社的な業務改善を支援 ・ 経営課題/業務課題に対する役員層へのヒアリングから、営業所/事業部ごとの業務量や業務プロセスの可視化と、業務改善方針・システム化方針の策定を支援 国内建設業 ・ コーポレートデジタル推進グループの立上げとプロジェクト推進を支援 ・ 経営ダッシュボード構築や人材管理プロセス改善等のプロジェクト推進から、グループの役割定義やプロジェクト企画等、組織立上げにおける全面的な支援を実施 外資系小売業 ・ ブティック及びバックオフィスを含む全社的なワークスタイル改善を支援 ・ 働き方改善に伴う業務課題のヒアリングから、各種制度立案、コラボレーションツールの浸透支援、全社サーベイと改善方針の立案を支援 ③ Notionサービスの提供 当社は、Notion Labs, Inc.が提供するオールインワンの情報共有ツール「Notion」の世界初の販売代理店です。「Notion」は単なるツールではなく、バーチャルオフィスやリモートコラボレーション、ノーコードツールとして進化するプラットフォームです。 当社では、前述のコンサルティングサービスとは別に、Notion導入をサポートする専任部署を設けており、ライセンス提供から導入設計、運用定着支援まで一貫したサポートを行っております。これからのDX時代に求められるスムーズな情報共有やコミュニケーション基盤を整備する上で、Notionは有用性が高い環境を提供できると考えております。自社での導入・活用体験に基づくナレッジとコンサルティングサービスで培ったノウハウを組み合わせ、業務プロセスの最適化を含む総合的なサービスを提供しております。 (2) 事業の特徴 ① 人にフォーカスを当てたコンサルティング 当社のコンサルティングサービスの特徴は、「人にフォーカス」を当てたアプローチにあります。一般的に、コンサルタントは「スキルにフォーカス」されることが多く、数字分析や課題特定、論理構築、情報整理といった課題解決の基盤となるスキルが重視される傾向にあります。一方、当社ではそういったスキルはもちろんのこと、お客様の内部事情やカルチャー等も踏まえながら、お客様の悩みに寄り添い、周囲と良好な関係を築きながら課題解決を進められる高い人間力を持ったコンサルタントがコンサルティングサービスを提供しております。 当社では、人間力を「愛嬌・素直さ・しつこさ」の3要素と定義しております。これらの要素は研修活動等による育成が難しく、人間力を持った人材が集まる環境で周囲の人を観察することで自然と身についていくものであると考えております。課題解決の基盤となるスキルはコモディティ化しやすく、急速に進展するAIによって代替される可能性がある一方、人に寄り添う人間力はAIでは代替困難であり、この差別化された人間力が、当社独自の「痒いところに手が届く」おもてなしのコンサルティングサービスを実現しております。 ② サービス提供と案件開拓の分業体制 一般的なコンサルティング会社では、上位職のコンサルタントが日々のコンサルティング業務に加え、案件獲得のための営業活動を兼務する体制が主流となっております。一方、当社ではコンサルタントとは別に、営業要員及び案件開拓を支援する専任のチームを設置しております。これにより、コンサルタントはお客様へのサービス提供と品質向上に専念し、営業要員はお客様開拓の活動に集中することが可能となり、さらに案件開拓支援チームがその双方をサポートすることで、三位一体の体制を構築しております。 このような体制により、お客様ごとにきめ細やかなアカウント管理ができております。新規のお客様獲得だけでなく、既存のお客様のプロジェクトの進捗やニーズに応じて、最適なコンサルタントの配置や増員の提案を円滑に行う他、他部署への横展開も実現しております。サービスの高品質化と営業活動を同時並行で推進することで、コンサルタントの稼働率向上等、経営効率を高めることができております。 結果として、下図のとおり、当社は毎年お客様数を着実に増やしており、売上比率においては特定の会社に依存することなく国内の大手企業を中心に幅広いご支援を行っております。 (注)1.各期における当社コンサルティング事業の全顧客数。 2.2026年1月期における当社コンサルティング事業の全顧客数(293社)を集計対象としております。 ③ 総合的なコンサルティングサービス 当社は、経営戦略策定から業務推進、IT実装まで、様々なスキル・経験を持ったコンサルタントを有しております。その結果、全てのプロセスを包括した総合的なコンサルティングサービスを提供することが可能であり、またコンサルタントをお客様の業界やサービス領域で区分しないことで、お客様のニーズに応じて柔軟にプロジェクトチームを編成できる体制としております。 以上の取り組みの結果として、2024年1月期から2026年1月期まで売上高CAGR(注1)は69.2%(注2)と高成長を遂げており、幅広い業界のお客様へ継続的、長期的にコンサルティングサービスを提供することができております。 なお、2026年1月期の実績に基づくお客様の売上高規模の割合(注3)及び業界別売上割合(注4)は、以下のとおりです。 (注)1.Compound Annual Growth Rateの略。一定期間における初年度と最終年度の数値から、毎年一定の割合で成長したと仮定した場合の年平均成長率を示す指標。 2.2025年1月期に単体決算会社に移行しており、現在の事業内容に係る業績との比較を可能とするため、2024年1月期も単体ベースの財務数値を記載しております。 3.お客様の売上高規模の割合は、各社の事業内容を調査の上、得られた情報を参考に作成しております。 4.お客様の業界別売上割合は、2026年1月期における当社コンサルティング事業の全顧客数(293社)を集計対象とし、東証株価指数33業種に基づいて分類しております。なお、非上場企業については、各社の事業内容を調査の上、得られた業種情報を参考に、当社が東証株価指数33業種の中から最も適切と判断した業種に分類しております。 また、当社の事業の系統図は以下のとおりです。 (当社の事業系統図) (注)1.稼働率=稼働中の当社所属コンサルタント数÷稼働可能な当社所属コンサルタント数(休職者を除く。) 2.平均単価(月額)=稼働中のコンサルタントの平均サービス価格
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社では、「世界をデザインする」というビジョンと「カッコいい会社を増やす」というミッションを掲げ、「世の中にまだない新しい価値を提供する」コンサルティング会社を目指しております。 ビジョンとミッションには、当社のコンサルティングサービスを通じて、お客様の従業員がより活き活きとカッコよく働くようになることで、お客様全体もカッコよくなり、社会をよりよいものにデザインしていくとの想いが込められております。 また、創業以来、コンサルティングの「スキル」ではなく、コンサルタントという「人」にフォーカスしてまいりました。コンサルティング会社でありながらコンサルタントらしくない、「愛嬌」があって、「素直」で、「しつこい」、人間力のある人が多い会社だからこそ、他社にないノースサンドらしい「痒いところに手が届く」ような、おもてなしのサービスを提供することができていると考えております。このような人間力をさらに磨きあげるための行動指針が「8RULES」です。その一つひとつは、一見当たり前に思える内容ですが、全従業員の共通言語として徹底的に浸透を図ってまいりました。その結果、従業員一人ひとりが業務遂行において、誠意と熱意をもって指針を体現しながら業務に邁進する姿勢が、お客様から高く評価されております。これにより、当社のファンを増やし、継続的な受注や新規案件の獲得につながる好循環が生まれております。このように、当社の行動指針は社内浸透から始まり、お客様への価値提供、さらには新たなビジネス機会の創出へとつながり、当社がお客様と共に持続的な成長を実現する原動力となっております。 (2) 経営戦略 当社の強みは、「ファンづくりサイクル」という仕組みを使って再現性の高い成果を生み出し続けていることです。「ファン」とは、当社の理念や考え方に対して好意を示していただける人のことと定義しております。採用活動や自社の組織運営、営業・コンサルティングサービスを通じて、関わる人を当社のファンにしていくことが「ファンづくりサイクル」であり、当社の競争優位の源泉となっております。 この「ファンづくりサイクル」は4つの段階で構成されており、これを繰り返し循環させることで、当社のファンを増やし続ける仕組みとなっております。このサイクルが回り続け、再現性のある仕組みとして機能しております。 <ファンづくりサイクル> ① 採用におけるファンづくり 当社の採用活動では、候補者の方に加えて、日頃から当社に人材を紹介いただいている人材エージェントの方もファンづくりの対象となっております。当社では、コンサルティングスキル重視ではなく、当社の理念に深く共感し、「愛嬌・素直さ・しつこさ」を兼ね備えた人材を重視するカルチャーマッチ採用を行っておりますが、カルチャーマッチ採用を行う上では当社の理念や魅力を伝えるための機会を多く提供することが重要であると考えており、そのために多様な施策を実施しております。 例えば、採用候補者については会社説明会だけではなく実際に従業員と交流ができる「NS Meet-Up」をはじめとしたイベント、人材エージェントの方々向けに日頃の感謝を伝えるイベントとして「エージェント感謝祭」や「リクルーターアワーズ」を独自に開催しており、これらの施策を通じ、「ノースサンドで働きたい」、「ノースサンドに候補者を紹介したい」と感じていただくことで、当社のファンを増やせるよう取り組んでおります。これらの結果として、当社と取引のある人材エージェント数は2023年1月期~2026年1月期でそれぞれ127社、225社、312社、393社、人材エージェント経由の採用候補者数は同時期にかけて3,631名、10,401名、16,110名、21,433名と増加しており、コンサルタント数の増加に貢献しております。以下、過年度におけるコンサルタント数の推移となります。 ② 組織運営におけるファンづくり 当社の組織運営では、従業員をファンづくりの対象として、理念を浸透させるための様々な施策を実施しております。例えば、社長から全従業員に向けて、毎営業日、始業前に理念に関するメッセージが発信されており、日常的に当社の理念に触れる機会を増やすことで浸透を図っております。また、月に1度の全社員集会や経営陣による理念に基づいたパネルディスカッション(「フィロソフィー会」)等、社内交流イベントを積極的に開催しております。 さらに、理念浸透に加え、スキルアップやキャリア形成、お客様対応等、コンサルタントが抱える様々な悩みに寄り添う支援体制を強化しております。これにより、コンサルタントの品質向上とエンゲージメント向上の両立を図っております。 これらの取り組みにより従業員が当社のファンとなることで、従業員数が2,000名を超える現在も、高いエンゲージメントを維持しております。その結果、当社の離職率(注1)は直近6期連続で10.0%未満となっており、一般的に離職率が高いと言われているコンサルティング業界において、日本国内全産業の離職率14.2%(注2)と比べても低い水準となっております。以下、過年度における従業員数と離職率の推移となります。 (注1) 離職率=期中退職者数÷(期首時点の従業員数+期中入社者数) なお、2025年1月期に単体決算会社に移行しており、現在の事業内容に係る指標との比較を可能とするため、2024年1月期以前も単体ベースの離職率を記載しております。 (注2) 厚生労働省『-令和6年雇用動向調査結果の概況-』より抜粋。 ③ 営業活動及びコンサルティングサービスにおけるファンづくり 当社の営業活動及びコンサルティングサービスでは、人間力を基盤に当社の行動指針である「8RULES」に基づく徹底した行動を通じてお客様のファンを増やしております。 具体的には、プロジェクト推進において関係者間の利害や立場を踏まえた調整機能を発揮し、円滑な意思疎通及び合意形成を支援するとともに、お客様が対応しきれない業務上の空白領域に対して主体的に関与することで、業務全体の前進及び成果の創出に貢献しております。 これらは当社の取り組みの一端であり、人間力を駆使した目に見えにくい価値提供を継続的に積み重ねることにより、お客様からの信頼を獲得し、その結果、お客様と長期的な関係を構築することができております。 以下、当社の四半期ごとの売上高及び営業利益の推移並びに契約年別のお客様からの売上割合(注)となります。このうち、2023年以前から契約しているお客様の売上割合は、2024年1月期から2026年1月期までの2年間で全体の約8割を占めております。お客様との継続的な契約が、当社の収益基盤として安定的な売上成長及び高いロイヤリティ実現につながっております。 (注) 直近3期(2024年1月期~2026年1月期)の売上高について、契約開始年ごとにお客様を分類し、各年度の過去から継続して契約している売上高の規模を示したグラフ。 (3) 経営環境 ① 国内ITサービス市場・ビジネスコンサルティング市場 当社は、ITコンサルティング及びビジネスコンサルティングを提供しており、IDC Japanの調査によりますと、当社が属する国内ITサービス市場及び国内ビジネスコンサルティング市場の市場規模は、今後も継続的に成長するものと予測されております。(注1・注2) 国内ITサービス市場は、既存システムのモダナイゼーション(注3)やクラウド移行に加え、データ及びAIの活用に向けた基盤整備や新システムの構築に関連した需要の拡大が見られ、2025年以降2030年に向けて年平均成長率6.2%で推移し、市場の拡大が継続すると予測されております。(注1) また、国内ビジネスコンサルティング市場においても、従来のデジタルビジネス化に向けた変革支援需要を基盤として拡大してきており、これに加えて企業によるAI導入の加速がさらなる成長を後押ししていると見られます。今後も、デジタルビジネス化及びAI適応に向けた業務変革の推進や、AIを活用した新たな価値創出に対する支援需要の拡大を背景に、2024年以降2029年に向けて年平均成長率9.9%と、市場の拡大が継続すると予測されております。(注2) (注1) IDC Japan株式会社『国内ITサービス市場予測を発表 ~データ・AI活用を含むデジタルビジネス化への支出が牽引し、2030年に10兆円を超える規模へ拡大~』(2026年3月9日) (注2) IDC Japan株式会社プレスリリース『国内ビジネスコンサルティング市場予測を発表~企業のAI適応は市場成長の促進要因に~』(2025年12月10日) (注3) 老朽化したシステムや古いプロセス等のIT資産を、ビジネス的な視点から、近代化もしくは最適化する考え方。移行後のシステムをより効率的で柔軟なインフラに改善し、企業の競争力向上に寄与することを目指す。 出所:IDC Japan株式会社プレスリリース『国内ビジネスコンサルティング市場予測を発表~企業のAI適応は市場成長の促進要因に~』(2025年12月10日)、『国内ITサービス市場予測を発表 ~データ・AI活用を含むデジタルビジネス化への支出が牽引し、2030年に10兆円を超える規模へ拡大~』(2026年3月9日)より当社にて2029年までを集計対象として作成 (注) ITサービス市場:基幹系システムの刷新やクラウド移行、企業のビジネス強化に向けたシステム開発等の案件に関する需要 ビジネスコンサルティング市場:戦略、財務/経理、業務改善等の案件に関する需要 ② AIの進展とコンサルティングサービス AIの急速な進展に伴い、IT業界及びコンサルティング業界の構造変化に対する関心が高まっておりますが、前述のとおり、これらの市場はAIの進展も含めて拡大が見込まれており、当社は、こうした環境変化が当社の業績及び事業機会の拡大につながるものと考えております。 また、当社は、AIの発展によりコンサルティング需要が減少するものではないと認識しております。コンサルティング業務は、「高信頼・高文脈・高責任」(注1)の領域に該当し、お客様との信頼関係や組織内の暗黙知の理解、重要な意思決定を伴う非定型業務が中心であることから、「この人だから任せられる」といった人に依拠する要素が大きい特性を有しております。実際に、海外においても「大規模なプロジェクトでは、高度な対人スキルや洞察力、繊細な配慮が必要」との指摘(注2)がなされており、AI単体による代替は構造的に限定的であると考えております。 さらに、日本においては、雇用慣行や独自の組織構造(注3)を背景として、コンサルティング需要が高まりやすい環境にあると認識しております。メンバーシップ型雇用やハイコンテキストなコミュニケーション文化により、部門間の調整コストが構造的に大きく、欧米のような急速な内製化が進みにくい傾向があります。加えて、IT人材の不足も継続すると見込まれる(注4)中、組織内の橋渡し役として変革を推進するコンサルティングサービスへの需要は、今後も継続するものと考えております。 当社は、こうした需要の拡大及び人材不足の状況を踏まえ、当社の理念を体現できる人材の確保及び育成に注力し、市場のニーズに対応した事業拡大を推進してまいります。 (注1) AI時代において人間性が求められる仕事に関する出典 江崎貴裕 『生成AIが変える世界を紐解く INFRA MECHANISM ―時代を生き残るための7つの戦略―』 (2026) ソシム 「『生成AIではなく人間でないと任せられない仕事』には、どういう要素があるでしょうか?それは、以下の3つです。1.高信頼(信頼関係が成果そのものになる領域)2.高文脈(暗黙知や例外が多い・データ化されない情報が重要な領域)3.高責任(生命・金銭・権利・信用に直結する領域)」 p.311 「まず1つ目が、高信頼な仕事です。これは『この人なら任せられる』『この人になら話せる』といった信頼関係を前提としないと成立しない仕事です。」 p.312 「高文脈の仕事は、同じルールの当てはめでは対応できない、『この現場では』『この相手では』『今このタイミングでは』という条件によって正解が変わるようなものを指します。」 p.314 「最後が、『高責任』な仕事です。AIがどれほど高度な提案を行ったとしても、その判断を『確定』させ、結果に対して社会的な責任を負うのは常に人間です。」 p.318 「以上の『高信頼』『高文脈』『高責任』な要素を持つ仕事は、今後もそう簡単には代替されず、むしろその価値を相対的に上げていくことになるでしょう。」 p.321 (注2) プロジェクト推進における対人能力の重要性に関する出典 Lynn Crawford, and Hassner, Nahmias, A. "Competencies for Managing Change" (2010), International Journal of Project Management. https://pure.bond.edu.au/ws/files/29059103/Competencies_for_managing_change.pdf (参照日2026年3月31日) "others (Partington et al. 2005) consider that projects or programs that require significant amounts of behavioural and organisational change […] demand high levels of interpersonal skill, astuteness and sensitivity and a fundamentally different approach to the candid, direct, and rational style valued in competent project managers." (注3) 日本の組織構造の特徴に関する出典 小林祐児 『罰ゲーム化する管理職 バグだらけの職場の修正法』 (2024) 集英社インターナショナル 「組織と組織をつないでいる指揮・指示のコミュニケーションが『入れ子』構造になっているという特徴が見られます。」 p.119 Aoki, Masahiko. Horizontal vs. Vertical Information Structure of the Firm (1988), American Economic Association. https://www.wiwi.uni-bonn.de/kraehmer/Lehre/SeminarSS09/Papiere/Aoki_Horizonal_vs_Vertical_ info_structure.pdf (参照日2026年3月31日) "In contrast, in the J firm (Japanese firm), workers' jobs are not specified in detail and workers rotate among various jobs with some frequency within, as well as beyond, workshops. Through this practice, workers are gradually made familiar with the whole work process and become capable of coping with unexpected emergencies." (注4) 日本国内のIT人材不足に関する出典 経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 「IT分野について」 (2017) https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_06_00.pdf (参照日2026年3月31日) 「IT人材の不足は、現状約17万人から2020年には約37万人、2030年には約79万人に拡大すると予測され、今後ますます深刻化すると考えられている。」 ③ 採用マーケット コンサルティングニーズの増大に伴い、業界内での人材争奪戦が激化しており、特にコ
3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもリスク要因に該当しないと考えられる事項についても、投資家の投資判断上、有用であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載をしております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、当社ではリスクの特定及び評価、並びに当該リスクへの対応策を行うためにリスク管理委員会を設置しておりますが、当該委員会の詳細については「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要」」をご参照ください。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 人材の採用・確保・育成について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、持続的な成長に向けて、当社のカルチャーにマッチした人材の獲得と顧客のニーズに応えるコンサルタントの育成に注力しております。しかしながら、コンサルティング業界における激しい人材競争の中で、計画どおりに人材を確保し育成することが困難な場合や、他社に人材が流出するリスクがあります。これにより、競争力の低下や事業拡大の制約、さらには顧客へのサービス品質の低下が生じ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対する対応策として、採用活動における交流イベントや広報活動におけるブランディング強化を通じて、引き続き人材エージェントの方々や採用候補者に当社のファンになっていただける取り組みを継続していきます。また、従業員がさらに理念に共感し、行動指針を体現できるよう情報発信・交流の機会を継続するとともに、従業員同士がお互いを高め合い、助け合い、絆を深めることができる環境の創出を通じてエンゲージメントを強化し、従業員のモチベーションと定着率を向上させてまいります。 (2) 特定顧客への依存に関するリスクについて(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 2026年1月期において、売上高上位20社に対する売上高が占める割合は57.4%となっており、主要顧客との良好な関係維持と新規取引開拓をバランスよく進めることで、顧客ポートフォリオの多様化を図ることができております。しかしながら、これら上位の特定顧客の経営方針の変更や業績の悪化等が生じた場合、当社の財務状況や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 中期経営目標及び長期目標に関するリスク(発生可能性:中、発生時期:数年以内、影響度:中) 当社は2026年1月期から2028年1月期までの中期経営目標及び長期目標を策定しております。当社は、売上高の成長と営業利益率の向上を目指す上で、コンサルタントの人数/稼働率/平均単価の3つの指標を重要視しております。経営目標達成に向けて、当社では、これまで行ってきた「ファンづくりサイクル」という仕組みを引き続き活用し、採用活動/組織運営/営業活動・コンサルティングサービスそれぞれにおいて、当社のファンを増やし、ビジネスのストック性を向上させ、競争優位性をさらに高めてまいります。 しかしながら、社会経済環境、競争環境、技術革新、その他経営環境等により、中期経営目標及び長期目標を達成できない可能性があります。 (4) 競合リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社が手掛けるコンサルティングサービス事業は、多くのコンサルティング企業が事業展開しているため、競争の激化により当社の取引や収益性に影響を及ぼすリスクが存在します。このリスクに対処するため、当社では引き続き人間力の高いコンサルタントによる「痒いところに手が届く」コンサルティングを提供することで、競合他社との差別化を図り、顧客に寄り添ってあらゆるニーズに応えることで競争優位性を追求しておりますが、こうした競合他社とのサービス競争に適切に対応できない場合には、当社の財務状況や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 外注に関するリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、顧客のニーズにお応えするため、外部の知見も組み合わせてサービスを提供しており、コンサルティング業務の一部を外部委託しております。 委託先の選定や当社従業員による管理により安定した品質の維持に努めておりますが、委託先において予想外の事態が発生した場合には、品質保持のためのコスト増、納期遅れに伴う顧客への損害賠償等が発生し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報セキュリティリスクについて(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社では、コンサルティングサービスの提供において顧客の機密情報や個人情報を取り扱うため、システム上のセキュリティ対策、アクセス権限管理の徹底等、厳格な情報管理を図ると同時に、役職員に対して定期的に教育を実施しております。また、情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」の認証を取得し、当該公的認証に準拠した規程・マニュアルの整備・運用等を行うことで情報管理体制の強化に努めておりますが、万が一これらの機密情報が外部に漏洩した場合、社会的信用の低下や損害賠償の発生等、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) コンピューターウイルス感染のリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社の事業で利用が欠かせないパソコンや携帯端末は、常にコンピューターウイルス感染のリスクにさらされております。外部からの攻撃によるセキュリティリスクが増大している中、当社では全端末にセキュリティ対策を施しておりますが、万が一ウイルス感染が発生した場合、事業運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 内部管理体制に関するリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、企業価値の持続的な増大を図るためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるとの認識の下、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、及び健全な倫理観に基づく法令順守の徹底が必要と考えており、内部管理体制の充実に継続的に努めております。しかしながら、急速な拡大により管理体制の整備が追いつかず、業務の非効率化や不備が生じた場合は、内部管理体制に影響を及ぼす可能性があります。 (9) コンプライアンスリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、事業活動を行うにあたり「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」、「個人情報の保護に関する法律」、「中小受託取引適正化法(旧下請代金支払遅延等防止法)」、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)」等による規制を受けております。当社では、これら法令遵守の徹底を図るため、行動規範の策定及び定期的な社内教育を実施しており、コンプライアンス意識の向上に努めておりますが、万が一役職員が法令に違反する行為を行った場合、当社の社会的信用を損ない、売上の減少や罰則の適用等、当社の事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 風評リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、品質の高いサービスを提供することを最優先とし、法令遵守、情報管理及びコンプライアンスの強化に努めております。しかし、企業に対する根拠のない情報や悪意のある評価がインターネットやSNSを通じて瞬時に拡散されるリスクが増大しており、このような風評被害が発生した場合、当社の社会的信用や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対する対応策として、当社ではSNSの利用に関するガイドラインを制定・周知し、従業員に対して節度ある利用を促すことで、トラブルの未然防止及び信用維持を図り、内部からのリスクを低減しております。また、インターネット監視システムにより誹謗中傷等の書き込みを監視しており、万が一根拠のない誹謗中傷が確認された場合には、毅然とした態度で適切な措置を検討し、企業の信用を守るため迅速に対応できる体制を整えております。 (11) 訴訟等のリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社では、事業展開していく上で顧客との間で訴訟やその他トラブルに直面する可能性に対し、顧客との契約締結時にトラブル発生時の責任分担を明確にし、過大な損害賠償請求を避けるためのリスク管理を行っております。現時点において損害賠償請求や訴訟提起の事実はございませんが、万が一予期しないトラブルが発生した場合等は、これらに起因して損害賠償の請求や訴訟を提起されるリスクがあります。当社に対して訴訟が提起された場合には、その訴訟の内容及び結果によっては訴訟対応費用や企業ブランドイメージ等の悪化等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 景気変動リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社がコンサルティングサービスを提供する顧客の業界は多岐にわたり、国内外に広く事業を展開しております。当社では顧客との関係を深化させ、新規顧客の開拓等によりリスク低減に努めておりますが、国内外の景気動向や為替相場の変動、税制や法令の改正等の外部環境要因により顧客の経営状態や業績が悪化し、事業投資やIT投資を抑制した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 自然災害や感染症に関するリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社では、自然災害発生や感染症の流行等のリスクに備え、業務継続計画(BCP)の策定や管理体制の強化を図っており、従業員の安全確保や事業の早期復旧を目指し、定期的な対策を講じております。しかし、大規模な地震、台風や火災、感染症のパンデミック等の予期しない事態が発生した場合、それに伴う社会インフラの混乱や取引先の被災等が当社の業務に支障をきたし、業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (14) 配当政策について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けており、今後の業績見通し、財務状況等を総合的に勘案した結果、一定の事業基盤が整ったものと判断し、2027年1月期末より配当を開始する方針としております。配当実施後は、配当性向30~40%を目安として、継続して配当を実施してまいりたいと考えております。しかしながら、当社の業績や財務状況、資金需要の変化等により、配当方針や配当水準が見直される可能性があります。 (15) 当社の代表取締役について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の代表取締役である前田知紘は、創業者及び大株主であると同時に、創業以来当社の事業推進において重要な役割を担っております。当社は、取締役会や経営執行会議等の事業運営のための会議体において、役員及び幹部社員への情報共有や権限委譲を進める等、経営組織の強化を図りながら、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めてまいりました。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社の経営執行を継続することが困難になった場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (16) 大株主について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の代表取締役である前田知紘は、自身の資産管理会社である株式会社グーニーズの所有株式数を含め当社株式を49.5%保有しており、本書提出日時点では当社の大株主であります。同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針としております。当社といたしましても、同氏は当社の創業者かつ代表取締役であるため、安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情により当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:高、発生時期:数年以内、影響度:小) 当社は、当社の役職員を対象に、長期的な企業価値向上に対するインセンティブを目的として、将来、新株予約権を付与できる制度を導入しております。これらの新株予約権が権利行使されることにより、当社の普通株式の発行済株式数が増加するため、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。当社においては、新株予約権の行使による株式価値の希薄化を解消できるよう、今後の業績向上に努めてまいります。 なお、本書提出日現在における新株予約権に係る潜在株式数は3,000,000株であり、発行済株式総数69,000,000株の4.3%に相当しております。
(2) 【役員の状況】 ① 役員一覧 男性7名 女性1名(役員のうち女性の比率 12.5%) 役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(株) 代表取締役社長 CEO 前田 知紘 1978年5月31日 2002年4月 株式会社ベルシステム24 入社 2006年6月 サイベース株式会社(現SAPジャパン株式会社) 入社 2012年3月 株式会社ベイカレント・コンサルティング(現 株式会社ベイカレント) 入社 2015年8月 当社 入社 2016年7月 当社 代表取締役社長 就任(現任) 2021年7月 株式会社グーニーズ 設立 同社 代表取締役 就任(現任) (注)3 34,200,000 (注)5 取締役 CHRO 佐々木 耕平 1983年4月16日 2009年4月 ソフトバンクモバイル株式会社 (現 ソフトバンク株式会社)入社 2013年11月 株式会社ベイカレント・コンサルティング(現 株式会社ベイカレント) 入社 2015年12月 当社 入社 2019年3月 当社 取締役兼執行役員人事担当 就任 2023年1月 当社 専務取締役 就任 2024年7月 株式会社ファン 設立 同社 代表取締役 就任 2026年1月 当社 取締役(現任) (注)3 4,200,000 (注)5 取締役 CSO 河野 智晃 1985年10月14日 2009年4月 株式会社ベイカレント・コンサルティング(現 株式会社ベイカレント) 入社 2015年10月 当社 入社 2019年2月 当社 取締役兼執行役員営業担当 就任 2023年1月 当社 専務取締役 就任 2026年1月 当社 取締役(現任) (注)3 2,400,000 取締役 CFO 小久江 省隆 1978年4月13日 2001年4月 中部電力株式会社 入社 2012年10月 ニューヨーク州弁護士 登録 2016年7月 株式会社JERA 出向 2017年3月 デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 入社 2019年6月 同社 品質管理統括マネージングディレクター 就任 2022年4月 当社 入社 2022年9月 当社 執行役員 就任 2023年1月 当社 常務取締役 就任 2024年1月 当社 専務取締役 就任 2026年1月 当社 取締役(現任) (注)3 ― 社外取締役 楠本 美砂 1972年2月16日 1994年4月 P&Gファー・イースト・インク(現P&Gジャパン合同会社) 入社 1998年4月 同社 ブランドマネージャー 2014年6月 株式会社グロービス パートナーファカルティ 就任(現任) 2022年2月 セルファクター株式会社 取締役CMO 就任(現任) 2024年2月 当社 社外取締役 就任(現任) 2025年3月 小林製薬株式会社 社外取締役 就任(現任) (注)3 ― 役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(株) 取締役 常勤監査等委員 野本 朋宏 1965年7月14日 1990年4月 セントラルサービス株式会社 入社 2004年5月 株式会社リプラス 入社 2009年3月 株式会社グリムス 入社 2019年3月 株式会社Paidy 入社 2023年7月 当社 入社 コーポレート本部 内部監査担当 2024年2月 当社 内部監査室長 就任 2026年4月 当社 取締役(常勤監査等委員) 就任(現任) (注)4 ― 社外取締役 監査等委員 渡邉 迅 1979年4月27日 2006年10月 弁護士 登録(東京弁護士会) 名川・岡村法律事務所 入所 2015年1月 同所 パートナー 就任 2017年7月 学校法人電子学園 監事(現任) 2021年1月 名川・岡村法律事務所 副所長(現任) 2023年1月 当社 社外監査役 就任 2026年4月 当社 社外取締役(監査等委員) 就任(現任) (注)4 ― 社外取締役 監査等委員 田中 俊太 1977年8月4日 2001年4月 東レ株式会社 入社 2007年12月 新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人) 入所 2011年10月 公認会計士 登録 2016年9月 株式会社地域経済活性化支援機構 入社 2018年1月 シュノリーモ株式会社 代表取締役 就任(現任) 2018年1月 税理士 登録 2018年10月 フレアファット合同会社 代表社員 2020年12月 GOOPASS株式会社 社外監査役 就任(現任) 2021年7月 みがクック株式会社 代表取締役 就任(現任) 2022年4月 株式会社サムシングファン 社外監査役(現任) 2022年5月 グリシーナ・アカンパニー株式会社 代表取締役 就任(現任) 2024年1月 当社 社外監査役 就任 2025年3月 ディニティコス合同会社 代表社員 就任(現任) 2025年6月 日商デリカ株式会社 取締役 就任(現任) 2026年4月 当社 社外取締役(監査等委員) 就任(現任) (注)4 ― 計 40,800,000 (注) 1.取締役 楠本 美砂は、社外取締役であります。 2.取締役 渡邉 迅及び田中 俊太は、社外取締役(監査等委員)であります。 3.代表取締役社長 前田 知紘、取締役 佐々木 耕平、河野 智晃及び小久江 省隆並びに社外取締役 楠本 美砂の任期は2026年4月28日開催の定時株主総会終結の時から2027年1月期にかかる定時株主総会の終結の時までであります。 4.取締役(常勤監査等委員) 野本 朋宏、社外取締役(監査等委員) 渡邉 迅及び田中 俊太の任期は2026年4月28日開催の定時株主総会終結の時から2028年1月期にかかる定時株主総会の終結の時までであります。 5.代表取締役社長 前田 知紘及び取締役 佐々木 耕平の所有株式数には、それぞれ同氏の資産管理会社(株式会社グーニーズ及び株式会社ファン)が保有する株式数も含んでおります。 6.当社では、経営の意思決定・監督機能と業務執行機能の分離及び迅速な業務執行を行うために、執行役員制度を導入しております。執行役員は以下の専務執行役員及び常務執行役員5名を含む計27名で構成されております。 役職名 氏名 専務執行役員 コンサルティング事業部 波多 大樹 専務執行役員 人事部長 新山 純 常務執行役員 コンサルティング事業部 加藤 博己 常務執行役員 人事部 沈 天聖環 常務執行役員 コンサルティング事業部 荻野 将一 ② 社外役員の状況 当社は、コーポレート・ガバナンスの強化・充実を経営上の重要な課題の一つとして位置付けており、経営の健全性・透明性の向上を目的として社外取締役を3名選任しております。楠本美砂は、様々な企業のアドバイザーとして経営戦略策定の助言に携わる等、経営戦略・マーケティング・ブランディング・新規事業開発・PR等に関する専門的な知識と豊富な経験を有していることから社外取締役として選任しております。次に渡邉迅は、弁護士として専門的な知識と豊富な経験を有しており、法律の専門家としての視点に基づく客観的・中立的な立場で適切に業務執行の監査機能を果たしていることから監査等委員である社外取締役として選任しております。最後に田中俊太は、公認会計士及び税理士として専門的な知識と豊富な経験を有しており、会計・税務の専門家としての視点に基づく客観的・中立的な立場で適切に業務執行の監査機能を果たしていることから監査等委員である社外取締役として選任しております。 この3名は、当社の主要な取引先の出身者等ではなく、それぞれの専門領域において幅広い見識を有していること、かつ一般株主との間に利益相反が生じるおそれがなく、経営の監視において経営陣からの独立性を十分に確保できると判断したことから、当社の独立役員として指定しております。 なお、社外取締役である楠本美砂、渡邉迅及び田中俊太との間には、当社との人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。 当社は、社外取締役の独立性に関する基準や方針についての特段の定めはありませんが、独立性に関しては、株式会社東京証券取引所が定める基準を参考にしており、経営の独立性を確保していると認識しております。 ③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係 社外取締役は、取締役会への出席を通じて会社の経営計画、コンプライアンスやリスク管理全般等に関する報告を受け、公正な立場から意見陳述するとともに取締役の職務執行を厳正に監督及び監査しております。また、監査等委員である社外取締役は監査等委員会のメンバーとして、内部監査計画及び監査結果の重要事項について監査等委員会において共有される等綿密な連携を保っております。 当社は、ESネクスト有限責任監査法人と監査契約を締結し、当該監査法人より金融商品取引法に準じた会計監査を受けております。当該監査法人は社外取締役を含む監査等委員会へ期初における監査計画の説明や四半期ごとに監査の状況及び結果を報告するとともに意見交換等を行い、相互の連携を高めております。また、内部統制チーム、監査等委員会及び会計監査人は随時意見交換や情報共有を行う他、三者間でミーティングを行う等情報交換及び意思疎通を図っており、監査の実効性を高めております。
2 【沿革】 当社は、現代表取締役社長である前田知紘が前職の大手コンサルティング会社にてお客様の本質的なニーズを探求する地道な働き方を評価された経験を踏まえ、思いやりを持ってお客様に寄り添えるコンサルタントが集まり、個人ではなくチームとして新しい価値を提供するコンサルティング会社を創りたいとの考えのもと、2015年7月に設立されました。 当社設立以降の主な沿革は以下のとおりです。 年月 概要 2015年7月 東京都江東区北砂にITコンサルティングを業とする株式会社ノースサンド(資本金1百万円)を設立。 2015年10月 本社を東京都中央区京橋に移転。 2016年12月 本社を東京都中央区銀座に移転。 2017年2月 資本金を30百万円に増資。 2019年1月 東京都中央区銀座に子会社、ローレンロス・ジャパン株式会社を設立(2024年5月清算結了)。 2020年4月 従業員数が100名を超える。 2021年11月 大阪府大阪市北区梅田に関西支社を設立。 2022年1月 Notion(注)の販売代理業務と企業への導入コンサルティング業務を行うNotionサービスを開始。 2023年2月 関西支社を大阪府大阪市中央区淀屋橋に移転。 2023年5月 従業員数が500名を超える。 2024年6月 従業員数が1,000名を超える。 2025年1月 関西支社を大阪府大阪市北区梅田に移転。 2025年1月 福岡県福岡市中央区に福岡営業所を設置。 2025年7月 従業員数が1,500名を超える。 2025年11月 東京証券取引所グロース市場に株式を上場。 資本金を4,717百万円に増資。 2026年4月 従業員数が2,000名を超える。 (注) 米国発のマルチプラットフォーム型多機能ビジネスワークスペースアプリケーション。
Officer information is limited to what the annual filing discloses; it is not a complete directory of internal key personnel.
EDINET (FSA Japan)
有価証券報告書-第11期(2025/02/01-2026/01/31)
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