IGポート株式会社IGポート3791東証スタンダード情報・通信業2026年5月期, 連結, 日本基準
IGポートの売上の約58%は「映像制作事業」から。ほかに「出版事業」・「版権事業」などで稼いでいます。
売上100円あたり約5円が営業利益として残ります。
前期から売上は-3.7%、営業利益は-46.3%。
数字で見ると
2026年5月期、事業利益の62%を1事業が占める
2026年5月期、事業の売上利益差+46pt
2026年5月期、現金は総資産の40%
開示された数値から自動で作った要約
2026年5月期の数字(書類の提出日 2026-08-26)
IGポートが100円売ったとき、何にいくら使い、いくら残るか。
年度をそろえて、売上から粗利・本業の利益・純利益が残る割合を比較します。未開示の年度は線をつなぎません。
2021年5月期 → 2026年5月期
売上(銀行・保険は経常収益)は棒、各利益率とFCFマージンは折れ線です。年度をそろえて、事業規模と利益・現金の残り方を比べます。FCFは営業CFと投資支出から計算する場合があります。
同じ事業キーを接続し、キーの異なる事業は新設・再編として表示。帯の太さは売上構成比。
前期比(2025年5月期 → 2026年5月期)
従業員数(連結) +5.2% · 売上(連結) -3.7%
| 指標 | 22/5 | 23/5 | 24/5 | 25/5 | 26/5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 従業員数(連結) | 393 | 400 | 461 | 517 | 544 |
| 平均年間給与(提出会社・単体) | 1,036万円 | 1,337万円 | 1,171万円 | 1,082万円 | 1,280万円 |
| 平均年齢(単体) | 49.0歳 | 49.9歳 | 45.2歳 | 46.2歳 | 47.2歳 |
| 平均勤続年数(単体) | 3.4年 | 4.4年 | 6.9年 | 9.9年 | 10.8年 |
1人あたりの値は連結売上・利益を連結従業員数で割ったものです。平均年間給与・年齢・勤続年数は提出会社単体の値で、持株会社では本社の少人数の平均になることがあります。従業員数の定義は会社ごとに異なります。開示値から計算(DERIVED)。
この会社が出てくる業界地図。
2026-05-31 ※「資産管理口」は投資信託や年金などの株をまとめて預かる名義で、実際の持ち主(機関投資家など)ではありません。
直近の公開決算から、同じ主な業界の企業内での位置を示します。
点は各社の主な業界内での順位です。会社ごとに比較対象となる業界が異なる場合があります。値がない軸はデータなしと表示し、総合点は計算しません。業界順位は投資推奨ではありません。
同じ業界プロフィールの会社から、売上規模が近い企業を並べています。数値は各社の最新公開有報です。
| 会社 | 決算期 | 売上高 | 本業利益率 | 純利益率 | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社IGポート | 2026 | 141億円 | 5.4% | 4.8% | 65.9% |
| 株式会社レイ | 2026 | 134億円 | 13.1% | 9.7% | 71.3% |
| 中日本興業株式会社 | 2026 | 41.2億円 | 4.0% | 3.1% | 61.2% |
| 東映アニメーション株式会社 | 2026 | 937億円 | 33.1% | 26.8% | 84.6% |
| 松竹株式会社 | 2026 | 982億円 | 6.3% | 5.3% | 47.2% |
時価総額・PER・株価利回りはEDINETに含まれないため表示していません。会社ごとに決算期や会計基準が異なる場合があるので、期末と出典を確認してください。
IGポートは東京都武蔵野市に本社を置く、1987年設立の玩具・ホビーの会社です。連結の従業員は544人。東証スタンダードに上場しています。
出典: 有価証券報告書(S100YYRV、2026年8月26日提出)。提出時点の情報で、その後の変更は反映していません。
会社が提出した有報の記述を、年度と出典を添えて確認できます。
提出日 2026-08-26 · 書類 S100YYRV
3【事業の内容】 当社グループは、当社(㈱IGポート)、連結子会社4社(㈱プロダクション・アイジー、㈱マッグガーデン、㈱ウィットスタジオ、海外子会社1社)、持分法適用関連会社5社によって構成されており、劇場・テレビ・配信・ビデオ・ゲーム用アニメーション等の映像制作事業、コミック誌・コミックス(単行本)電子書籍等の出版事業、これら作品の二次利用による収益分配や一部の販売権利窓口業務によって窓口手数料を得られる版権事業、人気作品のキャラクターの商品を企画・監修・製作し、共同運営店舗での販売や販売店に卸売りを行う商品販売事業を主たる業務としております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業系統図は、以下のとおりであります。 (1) 映像制作事業 当社グループは、国内外からの受注や自社原作の劇場・テレビ・ビデオ・ゲーム用アニメーション及び実写の映像制作事業を行っております。 当社グループは、企画から編集までの一貫した制作ラインを有し、クリエイターの映像制作能力はもとより、制作ラインを管理するプロデューサー等の管理スタッフによる品質水準の維持、スケジュール管理、制作予算管理等の能力向上とノウハウの蓄積を図ってきております。 具体的な業務フローは下記のとおりです。 <解説> ◇プリプロダクション 制作の準備工程であり、企画書を基にアニメーション制作に必要な材料を作成します。 ・企 画 :制作するアニメーションのあらすじや狙い、放映・配給、予算、メインスタッフの編成等を計画します。 ・脚 本 :脚本家による映像構成に必要な要素を書き出したシナリオの執筆作業です。 ・設定/デザイン:作品のイメージや世界観、登場キャラクター等の作成作業です。 ・絵コンテ :映像、演出意図、作業指示等を行うための設計図の作成です。通常、監督や演出家によって作成されます。 ◇プロダクション 作画から彩色、撮影までの具体的な制作作業の工程です。 ・レイアウト :カット毎の設計図を指します。絵コンテより更に具体的な画面構成やカメラワークが描かれます。 ・美術・背景 :レイアウトを基に背景を描く作業を指します。立体的な空間を表現するためCGを使用することもあります。通常は紙に描かれ、スキャナで読み取りデータ化(背景スキャン)します。 ・3DCG :3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)により複雑な機械や曲線を多用する物体等、2次元(2D)では困難な表現を作成します。物体の形を作り(モデリング)、表面に模様を作成し(テクスチャ)貼り付けます。これに動きを付け(アニメーション付け)、指定されたデータ形式に出力(レンダリング)します。 ・原画 :彩色する目的の絵の「線画」状態を描く作業を指します。人物や物体の基本的な動き、表情等、作品の品質に大きな影響を与える作業になります。 ・動画 :一連の動きを完成させるために「原画」の間に入れる絵を描きます。動画の枚数や間隔により滑らかな動きを表現します。 ・スキャニング :紙に描かれた動画を1枚ずつスキャナで読み取り、動画データ(セルデータ)に変換する作業です。 ・彩色 :指定された色に従い、セルデータの彩色を行う作業です。仕上げとも言います。 ・検査 :彩色済のセルデータの品質を検査する作業になります。 ・撮出し・特効 :これまでの工程の素材を整理、確認し(撮出し)、質感を与える特殊効果(特効)を行います。 ・撮影・エフェクト:2Dのセルデータ、背景、3DCG等を位置やタイミングを調整しながら合成し(撮影)、雨や霧、煙、透過光等の特殊な表現を加える各種デジタル映像処理作業(エフェクト)を行います。 ◇ポストプロダクション 撮影、録音された映像や音声素材を編集し、完成品としてフィルムやデジタルメディア等の形に仕上げていく工程です。 ・カッティング :編集作業によって不要な部分を切り落とし、長さを確定します。 ・アフレコ・音響:声優による登場キャラクターの音声、効果音、音楽の録音を指します。 ・ダビング :セリフ・効果音・音楽の音響素材を1つにまとめる作業です。 ・ビデオ編集 :映像原版と音原版とを納品の仕様に編集することです。 (2) 出版事業 当社グループは、コミック誌(雑誌・定期刊行物)、コミックス(単行本)及びイラスト集等の関連書籍、電子書籍の出版、販売を行っております。 ・コミック誌 : 当社グループが企画、販売するコミック誌は、各世代(年代)別の読者に向けてそれぞれに満足感のある作品構成で展開することを意図しております。 ・コミックス : 当社グループが販売するコミックスは、上記のコミック誌及びウェブマガジン掲載された作品等を単行本化したものです。 ・電子書籍 : 当社グループが企画・開発した作品を電子書籍として出版及び販売を行っております。 (3) 版権事業 当社グループは、映像制作事業とともにアニメーション作品の製作を目的とした製作委員会(注)等への出資やコンテンツ資産により、国内外へ二次利用に関する一部権利の販売業務を行っております。さらに、当該出資により、出資割合に応じた収益分配収入を得ております。 また、自社制作作品の制作者印税、企画・原作を行った作品においては企画・原作印税等の収入を得ております。 (注) 「製作委員会」とは、アニメーションや映画の製作資金を効率的に調達することを目的に、その多くは民法上の任意組合の性格を持ち、出資割合によって共同で著作権を保有する団体であります。 なお、製作委員会のスキーム図の一例を示すと下記のとおりであります。 (4) 商品販売事業 当社グループは、人気作品のキャラクターの商品を企画・許諾・監修・製作を行い、事業者との共同運営店舗での販売と販売店に卸売りを行って収入を得ております。 (5) その他事業 当社グループでは、原稿(雑誌のイラスト)出稿や講師料等で収入を得ております。 当社グループが制作した代表的なアニメーション作品の一覧は下記のとおりであります。 制作 時期 作品 受託制作 出資を伴う受託制作 2015年 5月期 GARM WARS The Last Druid (IG:劇場) PSYCHO-PASS サイコパス (IG:劇場) 百日紅 (IG:劇場) 蒼穹のファフナー EXODUS (IG,XEBEC:TV) 2016年 5月期 フューチャーカード バディファイト100 (XEBEC:TV) カラフル忍者いろまき (SMD:劇場) ハイキュー!!セカンドシーズン (IG:TV) 屍者の帝国 (WIT:劇場) 甲鉄城のカバネリ (WIT:TV) ジョーカーゲーム (IG:TV) 2017年 5月期 フューチャーカード バディファイトDDD (XEBEC:TV) Bang Dream!(バンドリ) (XEBEC:TV) ひるね姫 (SMD:劇場) 黒子のバスケ (IG:劇場) 進撃の巨人 season2 (WIT:TV) CYBORG009 CALL OF JUSTICE (SMD:配信) 2018年 5月期 恋は雨上がりのように (WIT:TV) 魔法使いの嫁 (WIT:TV) ボールルームへようこそ (IG:TV) 魔法陣グルグル (IG:TV) 宇宙戦艦ヤマト2202 (XEBEC:TV) フルメタル・パニック!Ⅳ (XEBEC:TV) 2019年 5月期 ULTRAMAN (IG:配信) フューチャーカード 神バディファイト (XEBEC:TV) フリクリ オルタナ/プログレ (IG:劇場) バースデー・ワンダーランド (SMD:劇場) PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System (IG:劇場) 甲鉄城のカバネリ~海門決戦~ (WIT:劇場) 進撃の巨人 Season 3 (WIT:TV) 風が強く吹いている (IG:TV) 2020年 5月期 けだまのゴンじろー (SMD:TV) キミだけにモテたいんだ。 (SMD:劇場) 攻殻機動隊 SAC_2045 (IG:配信) PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR (IG:劇場) ヴィンランド・サガ (WIT:TV) 歌舞伎町シャーロック (IG:TV) ハイキュー!! TO THE TOP (IG:TV) サイダーのように言葉が湧き上がる (SMD:劇場) 2021年 5月期 NOBLESSE-ノブレス-(IG:TV) Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編・後編 (SMD、IG:劇場) 鹿の王 (IG:劇場) 憂国のモリアーティ (IG:TV) GREAT PRETENDER (WIT:TV) Vivy -Fluorite Eye's Song- (WIT:TV) MARS RED (SMD:TV) 2022年 5月期 プラチナエンド (SMD:TV) 鹿の王 (IG:劇場) 銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 (IG:劇場) バブル BUBBLE (WIT:劇場) SPY × FAMILY (WIT:TV) 王様ランキング (WIT:TV) サイダーのように言葉が湧き上がる (SMD:劇場) DEEMO サクラノオト-あなたが奏でた音が、今も響く- (SMD:劇場) 2023年 5月期 火狩りの王 (SMD:TV) PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE (IG:劇場) 蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE (IG:劇場) 天国大魔境 (IG:TV) SPY × FAMILY (WIT:TV) 絆のアリル (WIT、SMD:TV) 2024年 5月期 グリム組曲 (WIT:配信) SPY × FAMILY 2期 (WIT:TV) SPY × FAMILY CODE:White (WIT:劇場) ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦 (IG:劇場) 怪獣8号 (IG:TV) シンカリオン チェンジ ザ ワールド (SMD:TV) 2025年 5月期 君に届け3RD SEASON (IG:配信) My Melody & Kuromi (WIT:配信) 怪獣8号 第1期総集編/同時上映 保科の休日 (IG:劇場) 真・侍伝YAIBA (WIT:TV) 2026年 5月期 Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi (IG:配信) 怪獣8号 2期 (IG:TV) 花ざかりの君たちへ (IG:TV) リラックマ (IG:TV) 本好きの下剋上 (WIT:TV) 春夏秋冬代行者 春の舞 (WIT:TV) キャンディーカリエス (WIT:TV) (注)表中の略語は以下のとおりです。 IG=㈱プロダクション・アイジー、XEBEC=㈱ジーベック、MAG=㈱マッグガーデン、WIT=㈱ウィットスタジオ、 SMD=㈱シグナル・エムディ(2025年6月1日付で㈱プロダクション・アイジーに吸収合併) OVA=オリジナル・ビデオ・アニメーション
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「感動する作品や楽しめる作品を創り続ける」ことを理念とし、「多くの視聴者や読者等に感動を与え、また、クライアントに満足していただける作品を創る」ことを経営方針としております。 (2) 経営戦略 当社グループは、原作を創出するコミック出版とアニメーションを中心とした映像化を行うコンテンツ制作の企業集団として、中長期的なキャッシュ・フローを生みだすため、以下の4つのプロセスに傾注し、投資拡大の好循環を実現してまいります。 ・自社コミック原作の創出 ・映像化したものをマルチメディア化 ・事業の中核となるコンテンツのシリーズ化を推進 ・NFT(非代替性トークン)化した商品、オリジナルキャラクター商品等を海外販売(インターネットでつながる世界マーケットに向けダイレクトアプローチ) (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの連結数値目標として、ROE(自己資本利益率)8%以上を指標とし、中長期的な経営戦略を基に投資を進め、事業の拡大を図ってまいります。 映像制作事業と出版事業については、制作・進行管理を行うことで、版権事業については、ヒットする作品を検討して出資することで、商品販売事業については、人気作品のキャラクター商品をタイムリーに製作し卸売りを行うことで、また、当社グループ内のコンテンツを映像制作事業や出版事業で利用することにより利益の最大化を図ってまいります。 (4) 経営環境 経営環境につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概況 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① クリエイターの発掘、協力会社の獲得 次世代を担うコミック作家や映像クリエイターの発掘・育成のために、人材の交流、作品公募、制作環境やサポート体制の整備、教育者の確保に対応してまいります。また、優秀な人材や協力会社の獲得のために、透明性のある契約と成功報酬制度等、法務面の充実にも継続して取り組んでまいります。 ② 映像制作事業の予算見積りと管理 映像制作費用は、CG制作費や優秀なクリエイター等の外注費が高騰し、また、制作期間が長くなっていることから人件費を含む固定費が増加し、当初予算見積りより超過するようになりました。現況に合った確度の高い映像制作予算の見積りを策定し、管理体制を整え映像制作事業の収益改善に継続して取り組んでまいります。 ③ 映像技術の進歩 コンピュータを使用したアニメーション制作、映画のデジタル上映化等、映像技術は著しく進歩しております。これに伴い、コンピュータを使った画像処理、ネットワークやサーバ等の制作環境、工程やデータの管理等、技術の習得と人材の育成及び情報インフラの整備に継続して取り組んでまいります。 ④ メディアの多様化 動画配信サービスの急激な普及により、テレビやPC、スマートフォン等のメディアで視聴できる環境となり、国境を越え圧倒的な量のコンテンツを享受できる時代を迎えております。数多くのメディアで視聴できるようパートナー企業と協力し、分配金・印税の獲得に継続して取り組んでまいります。 ⑤ 海外展開 海外パートナーとの協力関係を築き、映像制作の受注や配信等、海外市場拡大に継続して取り組んでまいります。
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業内容等について ① 作品の良否について 当社グループは、アニメーション作品及びコミック作品ともに、常に最適な制作体制の構築を心掛け、品質の高い制作に努めております。しかしながら、こうして制作した作品が顧客の嗜好に合致しない場合、又は制作に遅れが生じた場合は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 映像制作事業について 当社グループは、制作の正式受注の前に、プリプロダクション工程が発生する場合があります。企画書や作品のあらすじあるいはキャラクターデザイン、絵コンテ、場合によっては短い動画を作成します。正式受注が不調となった場合には、当社グループに損失が生じる可能性があります。 ③ 出版事業について 当社グループが製作・販売している出版物は、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(独占禁止法)第23条の規定により、再販売価格維持制度(再販制度)が認められる特定品目に該当しており、書店では定価販売が行われております。公正取引委員会が2001年3月23日に発表した「著作物再販制度の取扱いについて」によると、当面、再販制度は維持・存続される見通しですが、一方で、再販制度を維持しながらも、現行制度の弾力的運用を業界に求めていく方針を発表しております。当該制度が廃止された場合には、出版物の市況が悪化することも考えられ、当社グループの出版物にその影響が及んだ場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 版権事業について 当社グループは、制作するアニメーション作品等に対し、著作権等の権利の取得を目的として出資を行う場合がありますが、著作権等の権利を取得できた場合には、作品より得られた収益の分配を受けることができます。しかしながら、制作した作品が顧客の評価を得ることができない場合には、期待した収益を確保することができず、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 商品販売事業について 当社グループが製作した商品の卸売りは、ほとんどが買い取りとなっており返品がありません。一部委託販売となっており、顧客のニーズと合わず販売が低調となり商品が返品となった場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 経営成績の変動について ① 当社グループでは、経営成績の変動を抑えるべく尽力しておりますが、アニメーションの大型出資において、作品利用(版権)の契約内容や印税や分配の報告により、売上の時期や売上金額が異なります。映像マスターやコンテンツ資産の減価償却費と売上の計上が会計期間と一致しない場合、当社グループの経営成績等は大幅に変動する可能性があり、経営成績の期間比較等をするに際しては、このような点を考慮する必要があります。 ② 感動する作品や楽しめる作品を創り続けるには、映像制作事業では優秀なクリエイターの採用や確保、育成が重要となっています。アニメーション業界においては、新規参入企業の増加や業界全体の制作量が増加しており、クリエイターの獲得競争が激化しております。クリエイター確保及び育成ができなかった場合やクリエイターが他社へ流出した場合、当社グループの競争力が低下し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、出版事業では優秀な作家の採用や確保・発掘するためには、優秀な編集者が重要となっています。優秀な作家及び編集者の採用や確保、育成ができなかった場合や、優秀な作家や編集者が他社へ流出した場合には、当社グループの競争力が低下し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 当社グループが継続的に成長するためには、社会的な信用やブランド力が非常に重要となっています。当社グループやその事業に否定的な主張や風評がなされ、ソーシャルメディアで拡散された場合、その主張や風評が真実でないとしても、当社グループの社会的な信用やブランドに重大な悪影響を及ぼす可能性があり、当社グループの事業、人材獲得、株価、経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 感染症の拡大や自然災害により、従業員、クリエイター、ならびに国内外の取引先企業の従業員が感染または被災した場合、映像制作の全工程(プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクション)に遅延が生じる可能性があります。映像制作の遅れにより納品が納期に間に合わない場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 世界的なインフレが続いており、今後、さらに外注費や人件費、公共料金等が高騰した場合、既に受注している作品については制作予算を上回る原価が発生すると予想されることから、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 他社との競合について アニメーション市場の拡大により、国内のみならず国際的に新規参入の競合会社が増えており、現在、中国、韓国、フィリピン等をはじめとした低コストのアニメーション制作会社や、優秀なクリエイターを好待遇で雇う会社が台頭してきております。当社グループとしても受注を確保するため、受注価格の低下が避けられない状況に陥ることや、優秀なクリエイターの流出や不足などにより制作遅延などが想定されます。その場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
(2)【役員の状況】 ① 役員一覧 男性8名 女性-名 (役員のうち女性の比率-%) 役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数 (株) 取締役社長 (代表取締役) 石川光久 1958年10月30日生 1987年12月 有限会社アイジータツノコ設立 代表取締役就任 1990年6月 当社設立 取締役就任 1994年8月 当社 代表取締役社長就任 1997年5月 Production I.G.,LLC設立 イニシャルマネージャー就任 2003年10月 Production I.G.,LLC CEO(現任) 2007年11月 株式会社プロダクション・アイジー設立 2019年8月 当社 代表取締役社長 CEO(現任) 2022年8月 株式会社プロダクション・アイジー代表取締役会長就任(現任) (注4) 3,822,200 取締役 保坂嘉弘 1955年3月8日生 1984年9月 株式会社エニックス(現株式会社スクウェア・エニックス)入社 1994年6月 同社 取締役出版企画部長 2001年4月 同社 取締役出版事業部長 2001年6月 株式会社マッグガーデン設立 代表取締役社長就任 2007年8月 当社 取締役就任 2015年8月 株式会社マッグガーデン代表取締役会長(現任) 2019年8月 当社 代表取締役社長 COO(現任) (注4) 530,400 取締役 栗本典博 1968年4月24日生 1987年4月 山吉証券株式会社 入社 1999年4月 メディテック株式会社 入社 2005年7月 株式会社プロダクション・アイジー(現 当社)入社 2007年11月 株式会社プロダクション・アイジー (新設分割会社) 入社 2016年8月 株式会社プロダクション・アイジー 管理部長 兼 当社管理担当執行役員 2019年8月 当社入社 管理担当執行役員 2023年8月 当社 取締役(現任) (注4) 14,000 取締役 板東浩二 1953年11月23日生 1977年4月 日本電信電話公社(現NTT株式会社)入社 1998年7月 株式会社NTTぷらら代表取締役社長 2015年12月 ジャパンケーブルキャスト株式会社取締役 2019年7月 株式会社NTTぷららEP(Executive Principal) 株式会社ネクストベース取締役(現任) 2019年8月 当社取締役就任(現任) 2021年1月 吉積ホールディングス株式会社 取締役(現任) 2021年11月 日本PCサービス株式会社 取締役(現任) 2023年6月 テック情報株式会社 代表取締役会長 2025年6月 テック情報株式会社 代表取締役会長 兼 社長(現任) (注4) - 役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数 (株) 取締役 國枝信吾 1972年2月9日生 1996年4月 ソフトバンク株式会社入社 2001年4月 ソフトバンクコマース株式会社流通事業本部ソフトウェアマーケティング部部長 2003年6月 同社 コンシューマーBB事業本部第2営業統括部エリア営業部部長 2004年5月 同社 人事総括部新卒採用部部長 2005年6月 モビーダホールディングス株式会社代表取締役社長 2006年6月 株式会社デジタルアドベンチャー(現ストリームメディアコーポレーション)取締役 2007年6月 同社 代表取締役社長 2010年2月 株式会社アニメイト取締役 2015年9月 ジャパンマンガアライアンス株式会社代表取締役社長 2015年11月 株式会社ムービック代表取締役社長 2018年6月 ピクシブ株式会社代表取締役社長 2024年6月 株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ取締役 2024年8月 当社 取締役(現任) 2025年2月 株式会社グッドスマイルカンパニー取締役(現任) 2025年4月 株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ代表取締役社長(現任) (注4) - 常勤監査役 中野広之 1957年12月27日生 1981年4月 日本タイプライター株式会社 入社 1998年10月 株式会社イング(現当社)入社 2004年8月 当社 執行役員管理部長 2016年8月 当社 監査役就任(現任) (注5) 42,200 監査役 桶田大介 1975年9月24日生 2003年11月 司法試験合格 2005年10月 弁護士登録 北浜法律事務所入所 2010年11月 弁護士法人北浜法律事務所に移籍 2014年8月 当社 監査役就任(現任) 2016年3月 牛鳴坂法律事務所に移籍 2018年10月 株式会社ブシロード 社外取締役 2019年10月 シティライツ法律事務所に移籍(現任) 2022年12月 株式会社Plot 社外取締役(現任) (注5) - 監査役 木本恵輔 1974年10月5日生 1999年10月 太田昭和監査法人(現EY 新日本有限責任監査法人) 入所 2002年7月 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ) 入所 2009年12月 監査法人双研社 代表社員 2017年9月 2019年8月 明星監査法人設立 代表社員(現任) 当社監査役就任(現任) (注5) - 計 4,408,800 (注)1.取締役 板東浩二及び國枝信吾は、社外取締役であります。 2.監査役 桶田大介及び木本恵輔は、社外監査役であります。 3.当社グループは桶田大介との間に顧問契約を締結しております。 4.2025年8月28日開催の定時株主総会の終結の時から2年間 5.2023年8月29日開催の定時株主総会の終結の時から4年間 ② 社外役員の状況 a. 社外取締役及び社外監査役の員数並びに社外取締役及び社外監査役と当社との人的・資本的・取引関係その他の利害関係 当社の社外取締役は2名、社外監査役は2名であります。いずれの社外取締役、社外監査役とも当社との間には特別な利害関係はありません。 社外取締役 板東浩二氏は、㈱NTTぷららの代表取締役社長を務めた経緯もあり、また、数多くの社外取締役を務めており、経営者として豊富なキャリアと高い見識を有しております。映像配信サービスに関する専門知識や会社経営としての経験に基づく企業経営全般に関する意見を、客観的に経営に反映していただくため選任しております。 社外取締役 國枝信吾氏は、㈱ムービックの代表取締役社長を務めた経緯もあり、経営者として豊富なキャリアと高い見識を有しております。コンテンツ(IP)利用したマーチャンダイジング等の専門知識や、会社経営者としての経験に基づいた企業経営全般に関する意見を、客観的に経営に反映していただくため選任しております。 社外監査役 桶田大介氏は、弁護士としての豊富な経験と専門知識を有しており、客観的・専門的な視点から主にコンプライアンスについて有益なアドバイスをいただくため選任しております。 社外監査役 木本恵輔氏は、公認会計士としての豊富な経験と専門知識を有しており、幅広い視野と高い知見を当社の監査に活かしていただくため選任しております。 なお、当社は社外取締役及び社外監査役を選任するための独立性に関する基準又は方針を明確に定めたものはありませんが、選任にあたっては株式会社東京証券取引所の定める独立役員の独立性に関する基準を参考にしております。 b. 社外取締役及び社外監査役が当社の企業統治において果たす機能及び役割と、選任状況に関する当社の考え方 社外取締役には、経営者としての豊富な経験と高い見識を有していることを条件とし、また、当社の経営に生かしていただくことを期待し、当社の経営陣から独立した中立な立場から経営判断が会社内部者の論理に偏ることがないようにチェック機能を果たすものと考えて選任しております。また、社外監査役には、弁護士や公認会計士等の豊富な経験と専門知識を有していることを条件とし、社外からの客観的な視点に基づき、独立の機関として取締役の職務執行を監査することにより、当社の企業統治の有効性を高める事ができると考えて選任しております。 ③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係 内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携については、必要に応じて、情報交換の場を設けて、監査の計画、概要及び結果の報告等を受けております。 上記の報告を同様に受けているほか、効率的かつ効果的に監査役監査を行うために、会計監査人及び子会社の監査役並びに内部監査部門と情報の交換を含む緊密な協力関係を維持しております。
2【沿革】 当社の実態上の事業活動は、アニメーション・ゲームの企画・映像制作事業を目的として1987年12月15日に設立した、有限会社アイジータツノコ(実質上の存続会社、本店所在地東京都国分寺市、1993年9月1日に有限会社プロダクション・アイジーに商号変更、1998年4月17日に株式会社に組織変更)に始まります。 1990年6月5日にその子会社としてアニメーションの企画・製作事業を目的とした当社(形式上の存続会社、株式会社イング、本店所在地東京都国分寺市)を設立しました。 その後、2000年9月1日に当社が株式会社プロダクション・アイジーを業務の効率化のため吸収合併し、事業を全面的に引き継ぎ、商号を株式会社プロダクション・アイジーに変更しました。 なお、事業年度の期数は、形式上の存続会社は被合併会社である株式会社イングの期数を承継しております。 2007年11月1日に株式会社IGポートに商号変更し、事業のほとんどを分割新設会社である株式会社プロダクション・アイジーに引継ぎ、持株会社となりました。 以上の内容を図示しますと、次のとおりであります。 [存続会社の沿革] 2005年12月 ジャスダック証券取引所に株式を上場 2006年12月 コミック専門出版社である㈱マッグガーデンと業務・資本提携 2007年11月 ㈱プロダクション・アイジーから㈱IGポートに商号変更し、事業のほとんどを分割新設会社である㈱プロダクション・アイジーに引継ぎ、持株会社となる 2007年12月 コミック専門出版社である㈱マッグガーデンを、株式交換により完全子会社化 2010年4月 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場 2012年6月 アニメーションの新たな企画・受注拡大等を目的として、㈱ウィットスタジオを設立 2013年7月 大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場 2014年10月 アニメーションのフルデジタル化促進等を目的として、㈱シグナル・エムディを設立 2017年11月 コンテンツ電子配信サービスを目的として、㈱リンガ・フランカを設立 2019年4月 ㈱ジーベックの映像制作事業を㈱サンライズに譲渡 2019年6月 ㈱ジーベックを㈱プロダクション・アイジーに吸収合併 2020年6月 ㈱リンガ・フランカは、2020年6月1日を払込期日として株式会社ブシロードを割当先とする第三者割当増資による資本提携契約を締結 2022年4月 東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に上場 2024年3月 ㈱リンガ・フランカの清算結了 2025年6月 ㈱シグナル・エムディを㈱プロダクション・アイジーに吸収合併
役員情報は有報に記載された範囲です。部長級など社内キーマンの網羅情報ではありません。
EDINET(金融庁)
有価証券報告書-第37期(2025/06/01-2026/05/31)
EDINET(金融庁)
有価証券報告書-第36期(2024/06/01-2025/05/31)
EDINET(金融庁)
有価証券報告書-第35期(2023/06/01-2024/05/31)
EDINET(金融庁)
有価証券報告書-第34期(2022/06/01-2023/05/31)
EDINET(金融庁)
有価証券報告書-第33期(令和3年6月1日-令和4年5月31日)
EDINET(金融庁)
有価証券報告書-第32期(令和2年6月1日-令和3年5月31日)
XBRL から抽出: 47 / 他の開示値から算出: 1
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