チームスピリット株式会社チームスピリット4397東証グロース情報・通信業2025年8月期, 連結, 日本基準

チームスピリットは何で稼いでいる?

チームスピリットの売上高は49.2億円です。

売上100円あたり約5円が営業利益として残ります。

前期から売上は+11.3%、営業損益は黒字に転じました。

数字で見ると

2025年8月期、現金は総資産の66%

開示された数値から自動で作った要約

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2025年8月期の数字(書類の提出日 2025-11-26)

売上高
49.2億円
営業利益
2.7億円
利益率 5.5%
純利益
3.6億円
利益率 7.4%
フリーCF
4.4億円
開示値から計算
発行済株式数
16,509,500株
株主数
5,279人
平均年間給与(単体)
713万円
提出会社の開示値
現金比率
65.8%
現金 ÷ 売上 59.8%
開示値から計算
対業界利益率中央値
-7 pt
ソフトウェア・SaaS
開示値から計算
ROE
25.9%
開示値から計算
ROA
8.9%
開示値から計算

売上100円の行き先

チームスピリットが100円売ったとき、何にいくら使い、いくら残るか。

2025年8月期
原価
60円
販管費
35円
営業利益
5円
最後に残る純利益
7円

利益率の年次推移

粗利率40.3%
2020年8月期: 60.7%60.7%2021年8月期: 52.1%52.1%2022年8月期: 34.1%34.1%2023年8月期: 35.9%35.9%2024年8月期: 37.4%37.4%2025年8月期: 40.3%40.3%20/821/822/823/824/825/8
営業利益率5.5%
2020年8月期: 11.7%11.7%2021年8月期: 5.8%5.8%2022年8月期: -3.6%-3.6%2023年8月期: -5.8%-5.8%2024年8月期: -2.0%-2.0%2025年8月期: 5.5%5.5%20/821/822/823/824/825/8
純利益率7.4%
2020年8月期: 10.4%10.4%2021年8月期: 4.2%4.2%2022年8月期: -2.8%-2.8%2023年8月期: -5.0%-5.0%2024年8月期: -4.1%-4.1%2025年8月期: 7.4%7.4%20/821/822/823/824/825/8

年度をそろえて、売上から粗利・本業の利益・純利益が残る割合を比較します。未開示の年度は線をつなぎません。

5年の業績と利益率

2020年8月期 → 2025年8月期

売上高49.2億円
2020年8月期: 24.5億円24.5億円2021年8月期: 29億円29億円2022年8月期: 32.6億円32.6億円2023年8月期: 38.1億円38.1億円2024年8月期: 44.2億円44.2億円2025年8月期: 49.2億円49.2億円20/821/822/823/824/825/8
営業利益率5.5%
2020年8月期: 11.7%11.7%2021年8月期: 5.8%5.8%2022年8月期: -3.6%-3.6%2023年8月期: -5.8%-5.8%2024年8月期: -2.0%-2.0%2025年8月期: 5.5%5.5%20/821/822/823/824/825/8
純利益率7.4%
2020年8月期: 10.4%10.4%2021年8月期: 4.2%4.2%2022年8月期: -2.8%-2.8%2023年8月期: -5.0%-5.0%2024年8月期: -4.1%-4.1%2025年8月期: 7.4%7.4%20/821/822/823/824/825/8
FCFマージン9.0%
2020年8月期: 12.8%12.8%2021年8月期: 9.1%9.1%2022年8月期: -0.2%-0.2%2023年8月期: -0.2%-0.2%2024年8月期: 1.4%1.4%2025年8月期: 9.0%9.0%20/821/822/823/824/825/8

売上(銀行・保険は経常収益)は棒、各利益率とFCFマージンは折れ線です。年度をそろえて、事業規模と利益・現金の残り方を比べます。FCFは営業CFと投資支出から計算する場合があります。

人と生産性

2025年8月期
1人あたり売上(連結)
2,378万円
1人あたり営業利益(連結)
130万円
1人あたり純利益(連結)
175万円

前期比(2024年8月期 → 2025年8月期)

従業員数(連結) -2.4% · 売上(連結) +11.3%

指標21/822/823/824/825/8
従業員数(連結)133162196212207
平均年間給与(提出会社・単体)732万円742万円728万円712万円713万円
平均年齢(単体)37.2歳36.5歳36.3歳36.0歳36.4歳
平均勤続年数(単体)2.8年2.9年2.8年3.0年3.5年

1人あたりの値は連結売上・利益を連結従業員数で割ったものです。平均年間給与・年齢・勤続年数は提出会社単体の値で、持株会社では本社の少人数の平均になることがあります。従業員数の定義は会社ごとに異なります。開示値から計算(DERIVED)。

詳しく見る

業界

この会社が出てくる業界地図。

大株主など

  • 荻島 浩司29.5%
  • Draper Nexus Technology Partners 2号投資事業有限責任組合9.3%
  • INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)資産管理口4.4%
  • THE BANK OF NEW YORK 133595 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)資産管理口2.9%
  • 株式会社SBI証券2.0%
  • MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)資産管理口2.0%
  • JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)資産管理口1.3%
  • 上田八木短資株式会社1.2%
  • チームスピリット従業員持株会1.1%
  • 有本 陽助1.1%

2025-08-31 ※「資産管理口」は投資信託や年金などの株をまとめて預かる名義で、実際の持ち主(機関投資家など)ではありません。

業界内の5軸プロフィール

直近の公開決算から、同じ主な業界の企業内での位置を示します。

  • チームスピリット主な業界: ソフトウェア・SaaS
会社順位
  • 売上成長

    • チームスピリット65.2105社
  • 利益率

    • チームスピリット25.2145社
  • 現金化

    • チームスピリット81.6128社
  • 効率

    • チームスピリット76.9145社
  • 財務余力

    • チームスピリットデータなし

点は各社の主な業界内での順位です。会社ごとに比較対象となる業界が異なる場合があります。値がない軸はデータなしと表示し、総合点は計算しません。業界順位は投資推奨ではありません。

同業の近い規模の会社と比べる

同じ業界プロフィールの会社から、売上規模が近い企業を並べています。数値は各社の最新公開有報です。

会社決算期売上高本業利益率純利益率自己資本比率
株式会社チームスピリット202549.2億円5.5%7.4%36.1%
スパイダープラス株式会社202549億円-0.2%-0.4%64.0%
株式会社ハンモック202648.9億円17.1%14.0%45.1%
株式会社unerry202648.8億円8.7%6.8%56.4%
株式会社CGSホールディングス202549.8億円6.9%5.3%47.2%

時価総額・PER・株価利回りはEDINETに含まれないため表示していません。会社ごとに決算期や会計基準が異なる場合があるので、期末と出典を確認してください。

会社概要

チームスピリットは東京都千代田区に本社を置く、1996年設立のソフトウェア・SaaSの会社です。連結の従業員は207人。東証グロースに上場しています。

正式社名
株式会社チームスピリット
英文社名
TeamSpirit Inc.
証券コード
4397
上場市場
東証グロース
本社所在地
東京都千代田区内幸町二丁目1番6号
代表者(有報の記載)
代表取締役CEO 道下 和良
設立
1996年11月
資本金
8.5億円
従業員数(連結)
207人
平均年間給与(単体)
713万円
決算月
8月
業種(東証)
情報・通信業
公式サイト
corp.teamspirit.com
法人番号
1010001116826

出典: 有価証券報告書(S100X6JN、2025年11月26日提出)。提出時点の情報で、その後の変更は反映していません。

有価証券報告書から読む会社情報

会社が提出した有報の記述を、年度と出典を添えて確認できます。

提出日 2025-11-26 · 書類 S100X6JN

事業の内容
3【事業の内容】

(1)事業の概要

 当社グループは「働くを変え、チームの力を解き放つ」というミッションのもと、「チームの成功を支えるプラットフォームになる」をビジョンに掲げ、「TeamSpirit」の提供を主としたSaaS (Software as a Service)(注1)事業を行っており、チーム力の最大化の観点から人的資本の生産性向上を実現するSaaSをTeam Success Platformとして提供しております。また「TeamSpirit」の導入や運用に関してユーザー企業を有償で支援するプロフェッショナルサービスも展開しております。

 当社グループは、「B2B」で顧客企業向けにITサービスを提供する事業者です。B2Bの事業者が事業とするシステムには、大きく分けて所有型システム(オンプレミス)と利用型システム(クラウド/SaaS)の2つがありますが、当社は利用型システム(クラウド/SaaS)を提供しています。このようなシステムは、インターネット経由でサービスが利用可能であり、利用者である顧客企業において開発・運用の手間がいらず、時間を掛けずに利用開始できるという特徴があります。また、顧客企業は法制度対応も事業者に任せることができ、AIなど新技術を使いやすいというメリットがあります。

 当社グループが提供する「TeamSpirit」は、少子高齢化に伴う労働力減少と需給ギャップの拡大という社会課題に向き合い、チーム力最大化の観点から人的資本の生産性向上を実現するSaaSを「Team Success Platform」として提供しています。具体的には、主力製品である勤怠管理をはじめ工数、経費、安否確認といった業務の改善・効率化のための製品や、ワークログ分析、PCログのAI解析、ピープルアナリティクスといったデータ経営力の強化、さらには、採用、目標設定、評価、組織変更といったチーム力を強化するタレントマネジメントの製品を提供しています。

 当社グループのサービスは国内で2,100社以上の顧客企業にご契約いただいており、日々、66万人以上のユーザーが当社製品を利用しています。

 当社グループは、米国Salesforce社のプラットフォーム上で製品を提供しており、企業向けIT(BtoB)では最大のアプリストアであるSalesforce社のAppExchangeにおいて、国内No.1の累計販売実績があります。

 当社グループは、勤怠管理のSaaS事業のエンタープライズ企業(注2)向けの拡販に注力しています。エンタープライズ市場は、企業の規模別ソフトウエア投資額をみると投資額約7兆円のうち65%を占めており、大きなIT投資予算規模を有していると言えます。また、大企業になればなるほど、新しいシステムの採用には慎重な検討が行われて決定されることが多く、一度採用されると長期にわたってご利用いただけるという特徴があります。そのため、エンタープライズ市場は、予算規模が大きく、長期の取引関係が期待できるSaaSビジネスに最適な市場であると言えます。また、同時に持続的成長に向けたマルチプロダクト化を推進中です。近年発表した新しい製品には、議事録作成を劇的に効率化するAI議事録ソリューション「Synclog」や、社員が持つスキル、資格、業務経験などの人的資本データをSaleforceプラットフォーム上で統合管理する「TeamSpiritタレントマネジメント」、災害などの緊急事態における迅速な初動対応を支援する「TeamSpirit安否確認」といった製品があります。

(2)当社グループのサービスについて

<当社グループが提供する主なサービス>

種別

サービス名称

顧客企業

サービス内容

ライセンス

TeamSpiritシリーズ

大企業向け

「TeamSpirit Enterprise」

小規模・中堅企業向け

「TeamSpirit勤怠」「TeamSpirit工数」「TeamSpirit経費」の基本機能を単独もしくは複数組み合わせて提供(電子稟議、カレンダー、SNS等の機能も利用可能)

アドオンサービス

プロジェクト原価管理

全企業向け

プロジェクト原価管理サービス

アサイン管理

アサインメントを最適化するサービス

プロフェッショナルサービス

スポットサポート

プレミアサポート

顧客の本番稼働や着実な運用のために、担当コンサルタントが実施する有償支援業務

a.「TeamSpirit」シリーズ

 当社グループの主力製品で、勤怠管理、工数管理、経費精算、電子稟議、カレンダー、SNSなど、従業員が日々利用するシステムです。このクラウドサービスは、顧客企業のニーズに応じて、パッケージとしても単機能としても利用できます。インターネット経由で必要な期間に応じて、単独または複数の機能を組み合わせて利用することができ、ハイブリッドワークやフレックスタイムなど、多様なワークスタイルをサポートします。TeamSpiritシリーズには、従業員1,000名以上の大企業向けの「TeamSpirit Enterprise」と、小規模~中堅企業向けの「TeamSpirit勤怠」「TeamSpirit工数」「TeamSpirit経費」があります。

イ.TeamSpirit Enterprise

(製品概要)

 TeamSpirit Enterpriseは、日本の大企業における複雑な人事制度や厳格なセキュリティ要件にも応える大規模組織向け統合型プラットフォームです。グループ会社全体のガバナンス強化と生産性向上を実現します。従業員1,000名~10万名規模の大企業まで対応でき、多様な勤務形態の管理を一つのシステムで完結することが可能です。

 大企業には多様な部署や雇用形態が存在するため、勤怠管理が非常に複雑化しており多様な勤務形態への対応ができていないといった課題や、社会的責任と企業価値向上の観点から時間外労働を正しく管理し、従業員の健康管理が求められる労務リスクの高まり、ミスが許されない業務領域において膨大な量の勤怠情報の処理を行う人事部門の業務負担が大きくなっているという、大企業特有の勤怠管理の課題が存在します。

 このような課題に対して、TeamSpirit Enterpriseは、当社グループの顧客企業2,100社以上の導入実績で培ったノウハウをもとに、固定労働制、変形労働制、フレックスタイム制、みなし労働時間制など、多様な勤務形態の管理機能を標準搭載しており、多くの部署・業務内容を有する大企業の勤怠管理業務に対応することができます。

 また、TeamSpirit Enterpriseのダッシュボード機能により、従業員・チーム・全社単位など様々な粒度で自社の労務実績をリアルタイムに可視化することができます。作成したダッシュボードはメールやログイン後のホーム画面から全従業員が確認できるため、従業員のセルフマネジメントを促すことができます。これにより、管理者・労働者の双方が働き方をマネジメントし、労務コンプライアンスの強化が可能となります。

 さらに、複雑な給与体系への対応が求められる大企業の人事部門のために、TeamSpirit Enterpriseは勤務形態に合わせた計算式を設定して全従業員の勤怠実績を集計できる給与レポート機能を搭載しています。レポートのレイアウトは、顧客企業の給与システムに合わせて自由に定義できるため業務プロセスを簡略化することができ、人事部門の業務負担の削減に寄与することができます。

(強み)大企業のご要望にお応えする“5つの強み”

①勤怠管理ソリューションとして、国内初“SAP Store”に登場

 TeamSpirit Enterpriseは、大企業における業務を深く理解し、業務設計からシステム導入までの専門ノウハウを持ったドイツのSAP社といったグローバルのビジネスパートナーと提携しています。大企業における人事・労務部門の高度なニーズに対して柔軟に対応し、顧客企業の生産性改革と人材価値の向上を通じた人的資本経営の実現に貢献します。

②大規模組織でも安定稼働できるクラウド基盤

 TeamSpirit Enterpriseはクラウドサービスでありながら、大規模組織での安定稼働を実現しており、常に最新の機能が提供されるクラウドサービスのメリットを強固なシステム基盤で提供しています。

③人事異動などで発生する設定変更の手間を削減

 TeamSpirit Enterpriseでは、人事発令や就業規則改定等により変更が行われるマスターのパラメーターを履歴情報として保持するため、変更が確定した時点で設定変更を反映することができ、大企業特有の大規模かつ頻繁な組織変更にも対応しています。

④グループ会社など複数会社での同一環境利用・所属兼務対応

 TeamSpirit Enterpriseでは、従業員の所属に関して「部署」に加えて「会社」を設定することができます。所属単位で勤務体系や休暇といったマスターを設定でき同一環境内でのマルチテナント運用が可能であるため、大規模組織における多様な働き方を実現することができます。

⑤自社に合わせた最適な業務フローをご提案

 勤怠管理業務の効率化には、自社に合った業務フローの構築が必要ですが豊富な導入実績から得られた大企業の勤怠管理の業務ノウハウを元に、専任コンサルタントが導入企業毎に最適な設定・運用を提案しています。このようなサポート体制により、顧客企業を対象にしたアンケートでは、80%以上の回答者の方から「業務時間の削減ができた」と回答いただいています。

ロ.TeamSpirit勤怠

 「TeamSpirit勤怠」は、多様な働き方に柔軟に対応し、従業員の正確な労働時間を把握し、客観的なデータに基づいた労務管理でコンプライアンス強化と健全な組織運営の基盤の構築に貢献します。

特徴①ユーザビリティ

 毎日の出退勤登録が徹底されない、承認が遅延してしまう、操作にはマニュアルが必須である、といった顧客企業の課題に対して、便利かつ誰でも使える抜群のユーザビリティで解決します。

特徴②効率的なレポート集計機能

 効率的なレポート集計機能により、誰でも簡単に独自レポートを作成することができ従業員自身のタイムマネジメントを効率化することができます。また、勤怠データを各種給与ソフトに連携することが可能であるため、給与計算担当者の業務を効率化することができます。

特徴③業務工数の可視化

 出勤時刻と退勤時刻だけでなく、業務内容を工数として記録することが、労働時間のボトルネックを把握して業務全体の効率化に役立てることができます。

ハ.TeamSpirit工数

 「TeamSpirit工数」は、プロジェクトや業務ごとの「時間の使い方」を正確に可視化することができます。従来の属人的な感覚に頼らないデータに基づいた分析によりチームの生産性と収益性の向上を支援します。

特徴①入力の手間を削減する多彩な工数登録機能

 スケジューラーを元に工数を自動的に割り当て、ストレスフリーな工数登録が可能です。PCだけでなくモバイルから直感的な操作で直接入力することもでき、工数入力作業の手間や負担を大きく削減します。

特徴②勤務実績と一致した正確な工数情報を取得

 TeamSpirit 工数は勤怠データと連動し、勤務時間と工数時間を自動で完全に一致させることが可能です。勤怠データは外部からインポートできる他、TeamSpirit 勤怠と併用すればよりシームレスに勤怠と工数を管理することが可能です。

特徴③「ワークログ」を分析して生産性向上を推進

 工数情報は「誰が・どんな働き方をしているのか」を示す組織運営に欠かせないデータです。TeamSpirit工数で取得した日々の工数情報をワークログとして分析活用することができます。

ニ.TeamSpirit経費

「TeamSpirit経費」は、申請から承認、精算までの煩雑なプロセスを電子化し、従業員と管理部門の負担を大幅に削減します。ペーパーレス化を促進し、迅速な経営判断に必要な経費データをリアルタイムで提供します。電子帳簿保存法・インボイス制度対応し経理業務に必要な機能を標準搭載しながらも、申請者である従業員が真に使いやすい経費精算システムとなっています。

特徴①スマートな精算機能

 モバイル対応や交通費の経路検索、領収書のOCR読込みだけでなく、複数明細の一括作成や日付指定作成など申請者が毎日の経費精算入力を楽にするための工夫が機能として盛り込まれています。外貨精算にも完全対応しており、海外出張精算にも対応しています。

特徴②申請種別毎に柔軟なカスタマイズが可能

 TeamSpirit経費は柔軟なカスタマイズ機能を備えています。交通費や交際費といった申請種別を設定し、申請種別毎に利用項目やレイアウトを設定することができ、また不正な入力に対するエラー設定も細かく設定することができるため、申請の不備チェックや差し戻しによる作業負担の削減が可能です。

特徴③自社の経費利用状況を分析して経費支出の適正化を促進

 TeamSpirit経費はレポート・ダッシュボード機能を標準搭載しており、これにより人別・部門別など様々な視点から自社の経費利用状況を分析することができるため、経費支出の適正化に向けた改善アクションの立案に貢献しています。

「TeamSpirit」シリーズの契約ライセンス数及び契約社数の推移は以下のとおりです。

b.プロジェクト原価管理(アドオンサービス)

 「TeamSpirit」のアドオンサービスのひとつで、「TeamSpirit」と組み合わせて使用するプロジェクト原価管理サービスです。主に従業員の作業時間が原価となるプロジェクト型のビジネスにおいて、見積りを作成するための工数計画を作成することができ、計画後は「TeamSpirit」で登録された工数実績との比較により原価の予実管理を行うことができます。

c.アサイン管理(アドオンサービス)

 「TeamSpirit」と連携してタレントアサインメントを最適化するサービスです。個人のスキルや経験に基づいた最適なアサインや、勤怠管理と連動することでメンバーの負荷状況を考慮したアサインが可能となります。また、過重労働の防止や納期の正確な予測も可能となります。

d. プロフェッショナルサービス

 「TeamSpirit」は、原則としてユーザー企業自らで、導入から運用までを実施いただけるようデザインされておりますが、導入目標日に確実な本稼働を迎えたい、導入に係わる担当者の負荷を極力抑えたい、運用段階のシステム設定や新規帳票のレイアウト作成の人材が不足しているなどのお客様の課題に対して、高度なIT及び業務スキルをもったコンサルタントが顧客企業を有償で支援するサービスを提供しております。

 なお、販売体制については、ユーザー企業から直接受注する直販ビジネスを中心としておりますが、一部大企業のお客様向けの販売を目的として、パートナーにサービスを卸しユーザー企業に再販でご利用いただく再販パートナーや、既存で取引のある顧客を紹介いただく紹介パートナーとの協業があります。

(3)ビジネスモデルについて

《サブスクリプション型リカーリングレベニューモデル(注3)による安定性と成長性》

 「TeamSpirit」は顧客企業に対し、使用した期間に応じたサービス料をユーザー人数分のサブスクリプション(定期購入)として課金するビジネスモデルを採用しています。サブスクリプションが複数年にわたり継続して利用されることで、新規・追加の契約数を解約・削減数が上回らない限り、収益が前年度を上回るという安定性がありながら、高い成長を目指すことが可能です。当連結会計年度での当社グループの売上におけるリカーリングレベニュー(継続収益:ライセンス売上+プレミアサポート売上)の比率は約9割となっています。

 収益の安定に重要な契約の継続のために定期的なバージョンアップを実施しており、顧客満足度の向上を実現することで高い継続率を維持しています。また当社グループでは既存のお客様に対する活用促進を行う営業体制を構築しており、「TeamSpirit」の追加導入などにも注力し継続的なリカーリングレベニューの成長を目指しております。

 サブスクリプション型リカーリングレベニューモデルの単一事業であることから、経営の安定性と成長性が両立できることに加え、年間の契約金額を一括前払いで回収しているため経常的な運転資金は発生しません。キャッシュ・フローの面でも非常に安定していること
経営方針・課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題は、以下のとおりであります。

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営の基本方針

《ミッション》

「働くを変え、チームの力を解き放つ」

 チームスピリットは、日々の「働く」に向き合い、多様な働き方への変革を通じて、個人がそれぞれの力を発揮できる環境づくりを支えます。

 さらに、強い「個の力」を「チームの力」へと結集して、目指す未来へと解き放ち、事業の成功や成果につなげ、ひいては社会全体の成長に貢献します。

《ビジョン》

「チームの成功を支える プラットフォームになる」

 私たちは、「チームの成功」を支える “Team Success Platform” を提供し、お客様の事業の成功と成果の実現を支えます。

 また、私たち自身が、「チームの成功」という提供価値を創造し続けるプラットフォームになります。

《Spirit》(注)

Customer Value Spirit - お客さまの期待を超えていこう

 お客さまの声に耳を澄ませ、歩む先を見据え、半歩先の伴走を続けます。

 同時に「働く」のあるべき未来の姿を描き、そのために必要な価値を想像し、製品・サービスとして届けます。

Challenger Spirit - 変化と挑戦を楽しもう

 どんなアイデアもまずは仲間に問うことからチャレンジが始まります。

 自らチャレンジャーになり、またチャレンジャーを讃え、支えることが、チームの成長の礎となります。

Professional Spirit - 常に学び、高め合おう

 プロフェッショナルであり続けるために、学び続けます。

 学びはチームへの貢献のためであることを忘れず、その知見を共有し、チームの成長へとつなげます。

Team Spirit - 最高のチームになろう

 互いへの敬意を持ちながら踏み込んだ議論をし、最善を追求します。

 全員が同じ成功を目指していることを忘れず、チーム一丸となって行動します。

(注)当社グループでは、バリューを社名にちなみSpiritとして掲げています。

 当社グループはこのようなミッション、ビジョン、スピリットに基づき、「お客様の成功」を判断基準として経営しております。

《経営方針》

少子高齢化と労働人口の減少が進む日本の産業社会において、生産性の改善は最大級の課題です。働き方改革を成果として結実させるためには「生産性改革」と真正面から向き合っていく必要があり、その課題をテクノロジーの力で解決していくことが、当社に課された大きな使命であると感じています。

私たちが提供する「TeamSpirit」は、勤怠管理、工数管理、経費精算といった従業員が日常的に利用するバックオフィス業務システムを、1つのプラットフォームの中で自由に組み合わせて利用できるクラウドサービスです。2011年のサービスローンチ以降、多くの企業の働き方改革に貢献してまいりました。

「TeamSpirit」は、長時間労働の是正や休暇取得管理などの労務管理業務にとどまるものではなく、従業員一人ひとりの働くデータ(ワークログ)を活用し、働くを変え、チームの力を解き放つソリューションです。このプロダクトを通じて、多くの企業が直面している「生産性改革」を真正面からとらえ、その課題を解決するための顧客価値をお届けします。

私たちは上に掲げたミッションを実現すべく、ビジョンとスピリットを共有する仲間とともに社会課題に対し全力で向き合い、ステークホルダーの皆さまとともに持続的な発展を目指してまいります。

(2)目標とする経営指標

 当社グループのSaaS事業は、サブスクリプション型リカーリングレベニューモデルであるため、ARR及び契約ライセンス数を増加させ解約率を低位に留めることで、売上高及び利益の成長を実現し、継続的な企業価値の向上と株主への利益還元を目指します。

(3)経営環境及び中長期的な会社の経営戦略

 我が国は、少子高齢化による労働力人口の減少という大きな社会課題に直面しており、多くの日本企業にとって生産性の改善や多様な人材が活躍できる労働環境の整備が重要な経営課題となっています。加えて、テレワークやハイブリッドワークが急速に広まったことで、働き方そのものが多様化しており、高度な労務管理や働き方の可視化による生産性の改善の重要性は今後もさらに高まっていくものと考えております。

 富士キメラ総研 「ソフトウェアビジネス新市場 2025年版」によれば、当社が事業を行う勤怠管理のソフトウエア市場は、当社の事業形態であるSaaS型が主流となって今後も安定的な成長を続ける見込みです。

 このようなSaaS市場は、スモール・ミッドセグメントでは多くのSaaS事業者が参入してきており競争環境が激化しています。一方、エンタープライズセグメントにおいては、当社のようなSaaS事業者が存在せず旧来から所有のオンプレミス型が多い市場にSaaS化の追い風を受けて市場浸透を続けており、ユニークなポジションを築いております。

 当社グループは、エンタープライズセグメントにおいて国内のSaaS事業者だけでなく外資系EPRベンダーが容易に成し得ない様々な参入障壁を築いております。まず、過去において多額の投資を実行しエンタープライズに特化した製品群(機能と性能)を有しています。次に、米国Salesforce社との提携によりSalesforce Platformの高い信頼性と拡張性が強みとなっています。さらに、エンタープライズ企業に強い外資系ERPベンダーとは、このような外資系企業が我が国特有の法制度への対応が困難であることから、独国のSAP社や米国のWorkday、Deloitteといったグローバルトップ企業との強固な競合関係を構築し維持しております。

 このような経営環境において、強いコアプロダクト(=勤怠管理)をエンタープライズ市場に市場浸透を図っていく「エンタープライズ戦略」を進めると同時に、コアプロダクトを軸にスピーディにマルチプロダクト展開を進め、新しい複数製品をスモール・ミッド市場の既存顧客を中心に販売していく「マルチプロダクト戦略」の2つを基本戦略として事業を推進していく方針です。

 なお、このような経営環境における当社グループの商品、ビジネスモデルは「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載しております。

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社グループが提供するサービスは、多様な働き方への対応や生産性の改善、チーム力の強化といった、「働くこと」や「人的資本」を取り巻く企業の課題意識の高まりを背景に、今後もますますの需要増加が期待されます。当社グループのさらなる成長を実現するため、優先的に対処すべき課題は以下のとおりであります。

①エンタープライズビジネスの成長加速

 当社は、エンタープライズビジネスを成長戦略の柱に据えて、製品開発、マーケティング、営業の各領域に投資を行っております。当事業年度においても、従業員1,000名以上のエンタープライズ企業から複数の新規受注を獲得し、エンタープライズビジネスの拡大を進めております。この戦略を成功させることが、中長期的な企業価値及び株主価値の向上に資すると考えており、成長性と収益性のバランスを取りながら投資を行ってまいります。

②ミッド・スモール市場の成長維持

 ミッド・スモール市場には多くの競合が存在しており、足もとの成長率はやや鈍化傾向にあります。運用利便性を向上させるUIの改善や継続的な機能強化及び新機能のリリースに加え、主力製品である勤怠管理を軸にスピーディにマルチプロダクト展開を進め新しい複数製品をスモール・ミッド市場の既存顧客を中心に販売していくマルチプロダクト戦略を推進しています。さらに、インサイドセールスやWebマーケティングの強化等、ミッド・スモール市場を成長させるために各種施策を推進してまいります。また、カスタマーサクセスの継続的な強化を行い、解約率の削減にも取り組んでおります。

③新規領域への事業拡大及びマルチプロダクトの開発加速

 当社グループは、持続的な成長率を実現するために、積極的な新規事業・プロダクトの開発が不可欠であると考えております。既存事業の周辺領域における新サービスの開発にとどまらず、新たな領域への新規事業の開発を進めるマルチプロダクト戦略を行い、中長期的な成長加速のドライバーとしてまいります。

④優秀な人材の確保と育成

 当社グループの中長期的な企業価値の向上に向けて、優秀で意欲的な人材を採用し、その定着を図ることは経営基盤を強固にしていくために非常に重要な課題であると認識しております。当社グループとしては積極的な採用活動を継続するとともに、適切な目標管理と人事評価を行い、優秀な人材の確保と活用に努めてまいります。また、従業員の職位、職務に応じた適切な研修を積極的に行い、人材の教育・育成を進めてまいります。

⑤中長期的な収益性の向上と安定したキャッシュ・フローの創出

 当社グループは、ARR成長を最優先としながらも、収益性向上に向けた経営の効率性を高めることを重要戦略にしております。全社にわたって、投資対効果を見極めながら規律を持った投資を行っており、今後もARR成長に向けた投資は継続するものの、収益性向上に向けた経営効率性を高めるための取り組みを行ってまいります。長期的な目線として、ARR100億円と営業利益率20%を目指してまいります。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営環境の変化について

 当社グループのSaaS事業は、企業を主要顧客としており、勤怠管理など顧客企業の従業員が毎日使用する機能を提供しています。国内外の経済情勢の変動や景気動向等を理由として直ちに契約が解約される性質の商品ではないため安定的な収益を見込んでおりますが、顧客企業のIT投資マインドが減退するような場合には、新規契約数が鈍化する可能性など、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(2)クラウド市場の動向について

 当社グループが事業を展開するクラウド市場は着実な成長を続けております。当社グループはこの市場成長傾向は継続するものと見込んでおり、その中で一定のシェアを獲得するべく、商品や営業組織の拡充を図っております。しかしながら、国内外の経済情勢の変動や景気動向等を理由として予期せずクラウド市場の成長が鈍化するような場合には、新規契約数の鈍化など、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(3)株式会社セールスフォース・ジャパンに関するリスク

 当社グループが顧客に提供しているアプリケーションは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供するクラウドプラットフォーム(Lightning Platform)上に構築されております。なお、同社との契約における解除条項は以下のとおり定められておりますが、現状で解除条項に抵触しておりません。

・相手方が本契約の重大な違反をして、違反のない当事者からの書面の通知の受領後30日以内に、その違反を是正しなかった場合。

・特定の四半期において、当社グループの有効なユーザー合計数が25%以上減少し、さらにその後2ヶ月連続して10%以上減少した場合。

・相手方に、解約しようとする当事者の直接競合者による支配権の変更があった場合。

・相手方が、破産又は、支払不能、管財人による財産管理、清算、債権者への財産譲渡に関するその他の手続の申し立ての対象となった場合。

 また、現状では株式会社セールスフォース・ジャパンに日本からの撤退の予定はなく、今後の契約関係も安定して継続する見込みであります。しかしながら、同社の経営戦略の変更により日本でのLightning Platformの提供が廃止・停止となった場合、Lightning Platformの機能に障害が発生して当社グループのアプリケーションに影響が生じた場合、Lightning Platformの競争優位性が失われた場合、Lightning Platform利用料(当社グループのプラットフォーム仕入価格)の引上げを要求された場合、同社とのOEMパートナー契約の解除事由に抵触し契約を解除された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(4)営業活動に関するリスク

 当社グループはこれまで、クラウド市場や働き方改革市場の拡大などを背景として事業の拡大をしてまいりました。今後は、エンタープライズ企業を中心により幅広い業種や企業との契約を増やしていく予定でございますが、商談日数の長期化や段階的な導入などにより、売上計上時期が変動し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(5)想定を上回る解約が生じるリスク

 当社グループのSaaS事業は、サブスクリプション型リカーリングレベニューモデルであるため、顧客満足度を高めることで解約率を低く維持するための施策を行っております。しかしながら、顧客企業の利用状況や経営環境の変化などの理由により、毎年一定の解約が発生しております。予算及び経営計画には将来の解約を見込んでおりますが、想定を超える解約が発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。

(6)新規契約数の季節変動について

 当社グループの売上は顧客企業の人事及びIT予算により構成されるため、新規契約時期は顧客企業の予算策定スケジュール、システム刷新計画、人事部門の繁忙期などの影響を受けます。したがって、季節に依らず契約数が推移する業種に比べて、顧客企業の決算期を3月とすると当社製品の導入時期は当社事業年度の下半期に偏重する傾向があります。また、システム刷新計画の変更により、契約の獲得件数の変動が大きく下振れ幅が顕著な場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。

(7)競合について

 当社グループが提供する勤怠管理や経費精算等のフロントウェアソリューション領域においては、特にミッド・スモール市場を中心に多くの競合企業が存在しておりますが、当社グループのサービスは単一機能を提供することに止まらず、勤怠管理、就業管理、工数管理、経費精算、電子稟議、カレンダー、SNSといった従業員が日々利用する機能をひとつに集約することで、複合的な視点で従業員の活動記録(ワークログ)をリアルタイムに可視化し、より効率的で生産的な働き方を実現することを目指しております。また、より幅広いお客さまニーズに対応するため、2023年9月にサービスラインナップを刷新し単機能プランを新設しました。

 エンタープライズ市場においては手組みのスクラッチシステムやカスタマイズされたオンプレ型のパッケージシステムの利用が主流となっており、当社と同じクラウドサービスの競合企業はミッド・スモール市場と比較しても少ない状況です。しかしながら、競合企業の技術力の向上や予期しないサービスの登場などにより、現在以上に競争が激化する場合には、新規契約数の鈍化や既存契約先の解約数増加など、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(8)単一事業であることのリスク

 当社グループの売上は、「TeamSpirit」とその関連サービスで構成されており、SaaS事業の単一事業となっております。国内の労働力人口の現象により、企業の生産性向上に寄与するシステムに対する需要の成長傾向は継続するものと見込んでおりますが、当該市場の成長が鈍化するような場合、事業環境の変化等への対応が適切でない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(9)人材の確保について

 当社グループのビジネスの成長持続には、優秀なエンジニア、コンサルタント及びセールス人材を安定的に確保することが重要と認識しております。当社グループでは継続的に従業員の採用及び教育を行っておりますが、従業員の採用及び教育が計画どおりに進まないような場合や人材流出が進むような場合には、サービスの円滑な提供及び積極的な受注活動が阻害され、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(10)訴訟について

 本書提出日現在において、重大な訴訟を提起されている事実はございません。しかしながら、当社グループが事業活動を行う中で、顧客等から当社グループが提供するサービスの不備、アプリケーションの不具合、個人情報の漏洩等により、訴訟を受けた場合には、当社グループの社会的信用が毀損し、当社グループの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(11)知的財産権に係る方針について

 当社グループは、販売する商品の名称につき、商標登録を行っており、将来展開を計画している商品についても商標権の取得を目指す方針であります。当社グループの保有する知的財産権を保護するために細心の注意を払うと共に、他社の知的財産権を侵害しないように顧問弁護士等と連携し必要な措置を講じてまいります。ただし、当社グループの知的財産権の侵害や当社グループの他社侵害を把握しきれずに、何らかの法的措置等が発生した場合、当社グループの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(12)システムトラブルについて

 当社グループが顧客に提供しているアプリケーションは、クラウドという特性上、インターネットを経由して提供されており、その可用性をインターネットに接続するための通信ネットワークやインフラストラクチャーに依存しております。当社グループはシステムトラブルを最大限回避すべく、企業向けクラウドプラットフォームとして多くの企業から信頼されているSalesforce,Inc.が運営するLightning Platform上にアプリケーションを構築しております。しかしながら、自然災害及び事故等による予期しえないトラブルが発生し、大規模なシステム障害が起こるような場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(13)重大な不具合について

 当社グループが提供するアプリケーションは、開発計画から本番リリースに至るまでの開発プロセスが定められております。顧客へ提供する前に、厳しい品質チェックを行った上で本番リリースしておりますが、顧客への提供後に重大な不具合(バグ等)が生じ、補修等追加コストの発生や信用の失墜、損害賠償責任が発生した場合、当社グループの事業活動及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(14)情報管理体制について

 当社グループでは、業務に関連して多数の顧客企業の情報資産を取り扱っております。情報セキュリティ基本方針を策定し、役員及び従業員に対して情報セキュリティに関する教育研修を実施する等、情報管理体制の強化に努めております。しかしながら、何らかの理由により重要な情報資産が外部に漏洩するような場合には、当社グループの社会的信用の失墜、損害賠償責任の発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(15)内部管理体制の構築について

 当社グループは、今後の事業拡大に対応するため、内部管理体制をさらに強化する必要があると認識しております。今後は人材採用及び育成を行うこと等により内部管理体制の強化を図っていく方針であります。しかしながら、内部管理体制の構築に遅れが生じた場合、当社グループの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(16)我が国における働き方の変化について

 当社グループの主力商品である「TeamSpirit」は、勤怠・就業管理機能を主要機能の1つとして構成しており、今後、勤怠・就業管理を必要としない成果管理主義型の働き方が浸透した場合や、法規制の改正等により勤怠・就業管理の位置づけに変化が生じた場合、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
役員の状況・略歴
(2)【役員の状況】

① 役員一覧

イ.2025年11月26日(有価証券報告書提出日)現在の当社の役員の状況は、次のとおりであります。

男性4名 女性1名(役員のうち女性の比率20%)

役職名

氏名

生年月日

略 歴

任期

所有株式数

(株)

代表取締役CEO

道下 和良

1974年4月18日生

1997年4月

日本オラクル株式会社 入社

2013年8月

株式会社セールスフォース・ドットコム(現株式会社セールスフォース・ジャパン) 入社 執行役員

2016年8月

同社 常務執行役員

2019年6月

WalkMe株式会社 代表取締役社長

2022年7月

LINE株式会社(現LINEヤフー株式会社)AIカンパニー カンパニーエグゼクティブCCO

2022年10月

スプリームシステム株式会社(現株式会社GROWTH VERSE) 社外取締役

2022年12月

当社 営業顧問

2023年5月

ワークスモバイルジャパン株式会社(現LINE WORKS株式会社) 執行役員

2023年11月

当社 代表取締役CEO(現任)

(注)2

97,900

取締役

(注)1

古市 克典

1961年5月11日生

1985年4月

日本電信電話株式会社(現NTT株式会社)入社

1998年11月

Lucent Technologies Japan 入社

2000年7月

Level3 Communications Japan 入社

2003年3月

PRTM Management Consulting(現PwC コンサルティング合同会社)入社

2007年4月

同社 パートナー

2008年6月

日本ベリサイン株式会社(現デジサート・ジャパン合同会社) 執行役員社長

2009年3月

同社 代表取締役社長

2013年8月

株式会社Box Japan 代表取締役社長

2018年11月

当社 社外取締役(現任)

2021年6月

株式会社寺岡製作所 社外取締役

2024年2月

株式会社Box Japan 代表取締役会長(現任)

2024年12月

ジェネロ株式会社 社外取締役(現任)

2025年6月

一般財団法人篠原欣子記念財団 副理事長(現任)

(注)2

200

役職名

氏名

生年月日

略 歴

任期

所有株式数

(株)

取締役

(監査等委員)

(注)1

田邉 美智子

1978年2月21日生

2003年10月

監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ) 入所

2008年3月

公認会計士登録

2019年2月

toBeマーケティング株式会社 監査役

2019年3月

株式会社フォーデジット 監査役

2020年2月

株式会社ピースオブケイク(現note株式会社)取締役(監査等委員)(現任)

2021年11月

当社 取締役(監査等委員)(現任)

2024年3月

イグニション・ポイント株式会社 監査役(現任)

(注)3

-

取締役

(監査等委員)

(注)1

氏家 優太

1983年7月24日生

2009年12月

長島・大野・常松法律事務所 入所

2015年9月

青山綜合法律事務所 入所

2017年4月

同事務所 パートナー(現任)

2019年9月

株式会社イングリウッド 監査役(現任)

2021年11月

当社 取締役(監査等委員)(現任)

(注)3

-

取締役

(監査等委員)

(注)1

桑園 寛之

1971年12月31日生

1995年4月

日本債券信用銀行入社

2009年5月

あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)退社

2009年6月

日本ベンチャーキャピタル株式会社入社

2014年6月

同社 執行役員

2016年6月

同社 常務執行役員

2017年6月

同社 取締役常務執行役員

2019年6月

同社 取締役専務執行役員

2022年11月

当社 取締役(監査等委員)(現任)

2023年6月

同社 取締役副社長執行役員(現任)

(注)4

-

計

98,100

(注)1.古市克典、田邉美智子、氏家優太、桑園寛之は、社外取締役です。

2.2024年11月29日の定時株主総会の終結の時から、2025年8月期に係る定時株主総会終結の時までです。

3.2023年11月27日の定時株主総会の終結の時から、2025年8月期に係る定時株主総会終結の時までです。

4.2024年11月29日の定時株主総会の終結の時から、2026年8月期に係る定時株主総会終結の時までです。

5.当社では、意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制度を導入しております。2024年11月29日開催の取締役会で決議した執行役員は以下のとおりです。(2024年12月1日より就任)

氏名

役職名

原 勇作

執行役員CPO

橋本 啓彦

執行役員CCSO

若宮 成吾

執行役員CRO

高橋 亮

執行役員CFO

ロ.2025年11月28日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員である取締役を除く。)2名選任の件」及び「監査等委員である取締役2名選任の件」を上程しており、当該議案がそれぞれ承認可決された場合には、当社の役員の状況は次のとおりとなる予定です。なお、当該定時株主総会の直後に開催予定の取締役会の決議事項の内容(役職名等)も含めて記載しております。

男性4名 女性1名(役員のうち女性の比率20%)

役職名

氏名

生年月日

略 歴

任期

所有株式数

(株)

代表取締役CEO

道下 和良

1974年4月18日生

イ.に記載のとおり

(注)2

97,900

取締役

(注)1

古市 克典

1961年5月11日生

イ.に記載のとおり

(注)2

200

取締役

(監査等委員)

(注)1

田邉 美智子

1978年2月21日生

イ.に記載のとおり

(注)3

-

取締役

(監査等委員)

(注)1

氏家 優太

1983年7月24日生

イ.に記載のとおり

(注)3

-

取締役

(監査等委員)

(注)1

桑園 寛之

1971年12月31日生

イ.に記載のとおり

(注)4

-

計

98,100

(注)1.古市克典、田邉美智子、氏家優太、桑園寛之は、社外取締役です。

2.2025年11月28日の定時株主総会の終結の時から、2026年8月期に係る定時株主総会終結の時までです。

3.2025年11月28日の定時株主総会の終結の時から、2027年8月期に係る定時株主総会終結の時までです。

4.2024年11月29日の定時株主総会の終結の時から、2026年8月期に係る定時株主総会終結の時までです。

5.当社では、経営の意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制度を導入しております。2025年11月28日開催予定の取締役会で決議する執行役員の候補者は以下のとおりです。(2025年12月1日より就任予定)

氏名

役職名

原 勇作

執行役員CPO エンタープライズ事業統括本部長

橋本 啓彦

執行役員CCSO

若宮 成吾

執行役員CRO

高橋 亮

執行役員CFO コーポレート統括本部長

白須 基成

執行役員 Team Success Platform 事業統括本部長

② 社外役員の状況

 当社の取締役(監査等委員である取締役を除く。)2名のうち、1名は社外取締役であります。また監査等委員である取締役3名全員が社外取締役であります。
 社外取締役(監査等委員である取締役を除く。)の古市克典氏は、多くの会社役員の経験を有しており、幅広い知見から会社経営に対して有用な助言・提案等が頂けることを期待して、選任しております。なお、同氏は当社株式200株を所有しております。また、株式会社Box Japanの代表取締役会長を兼任しております。同社と当社は代理店を通じてBoxサービスに関する取引関係がありますが、当事業年度におけるその割合は、当社の売上原価並びに販売費及び一般管理費の合計額の1%未満であり、特別な利害関係を生じさせる重要な取引関係ではありません。

 社外取締役(監査等委員)の田邉美智子氏は、公認会計士として財務及び会計に関する豊富な知識や経験を有しており会社経営に対して有用な助言・提案等が頂けることを期待して、選任しております。なお、当社グループとの間で人的・資本的関係及び取引関係その他の利害関係はありません。また、note株式会社の監査等委員である取締役を兼任しております。同社と当社は同社の提供するサービスに関する取引関係がありますが、当事業年度におけるその割合は、当社の販売費及び一般管理費の合計額の1%未満であり、特別な利害関係を生じさせる重要な取引関係ではありません。その他、同氏は、イグニション・ポイント株式会社の社外監査役を兼任しております。イグニション・ポイント株式会社と当社はTeamSpiritサービスに関する取引関係がありますが、当事業年度におけるその割合は、当社の売上高の1%未満であり、特別な利害関係を生じさせる重要な取引関係ではありません。

 社外取締役(監査等委員)の氏家優太氏は、弁護士として企業法務に精通しその専門家としての豊富な経験、法律に関する高い見識等を有しており、会社経営に対して有用な助言・提案等が頂けることを期待して、選任しております。なお、当社グループとの間で人的・資本的関係及び取引関係その他の利害関係はありません。

 社外取締役(監査等委員)の桑園寛之氏は、会社役員の経験を有しており、幅広い知見から会社経営に対して有用な助言・提案等が頂けることを期待して、選任しております。なお、当社グループとの間で人的・資本的関係及び取引関係その他の利害関係はありません。
 なお、当社は、社外取締役を選任するための独立性に関する基準又は方針は定めておりませんが、選任にあたっては株式会社東京証券取引所の独立役員の独立性に関する判断基準を参考にしております。

※当社は、2025年11月28日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員である取締役を除く。)2名選任の件」及び「監査等委員である取締役2名選任の件」を上程しており、当該議案が承認可決された場合には、上記の社外役員の状況に変更はありません。

③ 社外取締役(監査等委員である取締役を除く。)又は社外取締役(監査等委員)による監督又は監査と内部監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

 社外取締役(監査等委員である取締役を除く。)は、取締役会においてコンプライアンスの状況及び内部監査結果を含む内部統制システムの整備・運用状況について定期的に報告を受けるとともに、専門的見地から質問・提言をすることにより、経営の監督機能を発揮しています。

 また、社外取締役(監査等委員)は、取締役会に出席し、コンプライアンスの状況及び内部監査結果を含む内部統制システムの整備・運用状況について定期的に把握するとともに、代表取締役や内部監査室、会計監査人等からの報告や意見交換を通し、連携して監査の実効性を高めることとしています。
沿革
2【沿革】

年 月

事 項

1996年11月

埼玉県北本市にて有限会社デジタルコーストを設立

2008年4月

デジタルコースト株式会社へ組織変更

2010年6月

株式会社セールスフォース・ドットコム(現 株式会社セールスフォース・ジャパン)とAppExchange(※1)パートナー契約を締結

2010年11月

株式会社セールスフォース・ドットコム(現 株式会社セールスフォース・ジャパン)とOEMパートナー契約(※2)を締結

2010年12月

本店所在地を東京都千代田区に移転

2011年10月

salesforce.com, inc.(現 Salesforce,Inc.)と資本提携

2012年4月

働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」のサービス提供を開始

2012年9月

商号を株式会社チームスピリットへ変更

2013年12月

本店所在地を東京都中央区に移転

2013年12月

プロジェクト原価管理システム「TeamSpirit Leaders」のサービス提供を開始

2016年5月

salesforce.com, inc.(現 Salesforce,Inc.)より「Salesforce Gold ISV Partner」(※3)に認定

2017年11月

シンガポールに子会社であるTeamSpirit Singapore Pte. Ltd.を設立

2018年3月

salesforce.com, inc.(現 Salesforce,Inc.)より「AppExchange Premier Partner」(※3)に認定

2018年8月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2019年6月

次世代プロダクト「TeamSpirit WSP」の販売開始

2021年3月

「TeamSpirit WSP」を「TeamSpirit EX」に名称変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に

移行

2023年11月

本店所在地を東京都千代田区に移転

2024年4月

「TeamSpirit Enterprise」シリーズをリリース

2024年6月

「Synclog」をリリース

2024年7月

「チムスピ ピープルアナリティクス」の提供を開始

2025年2月

ワークライフログ株式会社を吸収合併

2025年4月

「TeamSpirit タレントマネジメント」及び「TeamSpirit 安否確認」をリリース

※1.salesforce.com, inc.(現 Salesforce,Inc.)が提供するビジネス用アプリケーションのマーケットプレイスです。開発者は開発したアプリケーションを公開し、ユーザーはアプリケーションをインストールして利用出来ます。

※2.開発者はsalesforce.com, inc.(現 Salesforce,Inc.)から仕入れたクラウドプラットフォーム上にアプリケーションを構築して、ユーザーに対して再販することが出来ます。

※3.salesforce.com, inc.(現 Salesforce,Inc.)が重要な顧客の成功とパートナーシップの成功を実証したもののみ指定する招待制の特別なパートナーのことで、認定時点の制度となります。

役員情報は有報に記載された範囲です。部長級など社内キーマンの網羅情報ではありません。

出典

出典書類を表示(6件)
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第29期(2024/09/01-2025/08/31)

    ID S100X6JN2025-11-26書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    訂正有価証券報告書-第28期(2023/09/01-2024/08/31)

    ID S100VP982025-05-02書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第27期(2022/09/01-2023/08/31)

    ID S100SCMG2023-11-28書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第26期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)

    ID S100POC32022-11-25書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第25期(令和2年9月1日-令和3年8月31日)

    ID S100MYWF2021-11-30書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第24期(令和1年9月1日-令和2年8月31日)

    ID S100K98D2020-11-26書類を開く

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