ソラコム株式会社ソラコム147A東証グロース情報・通信業2026年3月期, 連結, 日本基準

ソラコムは何で稼いでいる?

ソラコムの売上高は124億円です。

売上100円あたり約7円が営業利益として残ります。

前期から売上は+38.1%、営業利益は+32.7%。

数字で見ると

2026年3月期、営業CFは純利益の2.8倍

2026年3月期、現金は総資産の60%

開示された数値から自動で作った要約

このページの図をブログに貼る

下のコードを HTML に貼ると、図とリンクが表示されます。出典の表記は消さずにお使いください。

2026年3月期の数字(書類の提出日 2026-06-30)

売上高
124億円
営業利益
8.7億円
利益率 7.0%
純利益
6.3億円
利益率 5.1%
フリーCF
12.8億円
開示値から計算
発行済株式数
45,579,505株
平均年間給与(単体)
1,143万円
提出会社の開示値
現金比率
59.8%
現金 ÷ 売上 74.6%
開示値から計算
対業界利益率中央値
-4.8 pt
携帯電話・通信キャリア
開示値から計算
ROE
6.1%
開示値から計算
ROA
4.4%
開示値から計算

売上100円の行き先

ソラコムが100円売ったとき、何にいくら使い、いくら残るか。

2026年3月期
原価
51円
販管費
42円
営業利益
7円
最後に残る純利益
5円

利益率の年次推移

粗利率49.4%
2023年3月期: 51.9%51.9%2024年3月期: 56.7%56.7%2025年3月期: 56.0%56.0%2026年3月期: 49.4%49.4%23/324/325/326/3
営業利益率7.0%
2023年3月期: 1.6%1.6%2024年3月期: 9.2%9.2%2025年3月期: 7.3%7.3%2026年3月期: 7.0%7.0%23/324/325/326/3
純利益率5.1%
2023年3月期: 1.1%1.1%2024年3月期: 6.1%6.1%2025年3月期: 3.9%3.9%2026年3月期: 5.1%5.1%23/324/325/326/3

年度をそろえて、売上から粗利・本業の利益・純利益が残る割合を比較します。未開示の年度は線をつなぎません。

3年の業績と利益率

2023年3月期 → 2026年3月期

売上高124億円
2023年3月期: 63億円63億円2024年3月期: 79.3億円79.3億円2025年3月期: 89.9億円89.9億円2026年3月期: 124億円124億円23/324/325/326/3
営業利益率7.0%
2023年3月期: 1.6%1.6%2024年3月期: 9.2%9.2%2025年3月期: 7.3%7.3%2026年3月期: 7.0%7.0%23/324/325/326/3
純利益率5.1%
2023年3月期: 1.1%1.1%2024年3月期: 6.1%6.1%2025年3月期: 3.9%3.9%2026年3月期: 5.1%5.1%23/324/325/326/3
FCFマージン10.3%
2023年3月期: -5.7%-5.7%2024年3月期: 3.6%3.6%2025年3月期: -11.7%-11.7%2026年3月期: 10.3%10.3%23/324/325/326/3

売上(銀行・保険は経常収益)は棒、各利益率とFCFマージンは折れ線です。年度をそろえて、事業規模と利益・現金の残り方を比べます。FCFは営業CFと投資支出から計算する場合があります。

人と生産性

2026年3月期
1人あたり売上(連結)
6,181万円
1人あたり営業利益(連結)
434万円
1人あたり純利益(連結)
314万円

前期比(2025年3月期 → 2026年3月期)

従業員数(連結) +14.2% · 売上(連結) +38.1%

指標23/324/325/326/3
従業員数(連結)143150176201
平均年間給与(提出会社・単体)—1,116万円1,150万円1,143万円
平均年齢(単体)—41.0歳41.1歳41.9歳
平均勤続年数(単体)—3.6年4.0年4.8年

1人あたりの値は連結売上・利益を連結従業員数で割ったものです。平均年間給与・年齢・勤続年数は提出会社単体の値で、持株会社では本社の少人数の平均になることがあります。従業員数の定義は会社ごとに異なります。開示値から計算(DERIVED)。

詳しく見る

業界

この会社が出てくる業界地図。

大株主など

  • KDDI42.5%
  • WiL Ventures III, L.P.(常任代理人 みずほ証券株式会社)資産管理口7.2%
  • 玉川 憲6.4%
  • 舩渡 大地(常任代理人 みずほ証券株式会社)資産管理口6.4%
  • 株式会社日本カストディ銀行(信託口)資産管理口3.7%
  • 安川 健太(常任代理人 みずほ証券株式会社)資産管理口3.1%
  • 日立2.1%

2025-03-31 ※「資産管理口」は投資信託や年金などの株をまとめて預かる名義で、実際の持ち主(機関投資家など)ではありません。

業界内の5軸プロフィール

直近の公開決算から、同じ主な業界の企業内での位置を示します。

  • ソラコム主な業界: 携帯電話・通信キャリア
会社順位
  • 売上成長

    • ソラコム81.38社
  • 利益率

    • ソラコム13.611社
  • 現金化

    • ソラコム8510社
  • 効率

    • ソラコム5011社
  • 財務余力

    • ソラコムデータなし

点は各社の主な業界内での順位です。会社ごとに比較対象となる業界が異なる場合があります。値がない軸はデータなしと表示し、総合点は計算しません。業界順位は投資推奨ではありません。

同業の近い規模の会社と比べる

同じ業界プロフィールの会社から、売上規模が近い企業を並べています。数値は各社の最新公開有報です。

会社決算期売上高本業利益率純利益率自己資本比率
株式会社ソラコム2026124億円7.0%5.1%71.1%
日本通信株式会社2026116億円9.7%6.6%37.6%
株式会社ベネフィットジャパン2026184億円8.1%5.4%60.7%
ミーク株式会社202671.5億円18.1%12.3%73.1%
株式会社ビジョン2025390億円16.6%11.6%69.2%

時価総額・PER・株価利回りはEDINETに含まれないため表示していません。会社ごとに決算期や会計基準が異なる場合があるので、期末と出典を確認してください。

主な提携

有価証券報告書「経営上の重要な契約等」に書かれた提携です。相手の会社の報告書に載っているものも含みます。

  • 株式会社NTTドコモ供給・OEM

    NTTドコモが携帯電話網を卸提供(MVNO向け卸携帯電話サービス契約)

    報告書の記載
    株式会社NTTドコモ 卸携帯電話サービス契約約款 卸携帯電話サービスに関する契約
    EDINET S100YGJH

会社概要

ソラコムは東京都世田谷区に本社を置く、2014年設立の携帯電話・通信キャリアの会社です。連結の従業員は201人。東証グロースに上場しています。

正式社名
株式会社ソラコム
英文社名
SORACOM, INC.
証券コード
147A
上場市場
東証グロース
本社所在地
東京都世田谷区玉川四丁目5番6号 尾嶋ビル3階(同所は登記上の本店所在地であり、実際の業務は下記「最寄りの連絡場所」で行っております。)
代表者(有報の記載)
代表取締役社長 玉川 憲
設立
2014年11月
資本金
28.5億円
従業員数(連結)
201人
平均年間給与(単体)
1,143万円
決算月
3月
業種(東証)
情報・通信業
公式サイト
soracom.com
法人番号
9011001102783

出典: 有価証券報告書(S100YGJH、2026年6月30日提出)。提出時点の情報で、その後の変更は反映していません。

有価証券報告書から読む会社情報

会社が提出した有報の記述を、年度と出典を添えて確認できます。

提出日 2026-06-30 · 書類 S100YGJH

事業の内容
3 【事業の内容】
当社グループは、当社、連結子会社である米国のSoracom Global, Inc.、英国のSORACOM CORPORATION, LTD.及び国内の株式会社キャリオット、株式会社ミソラコネクトの計5社で構成されており、AI/IoTプラットフォーム事業(単一セグメント)を展開しております。

(1)ビジョン
現在、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)の活用が世界的に加速しております。IoTの導入によって労働力不足やサステナビリティといった様々な社会的な課題を解決することが望まれております。しかし、デバイスの多様化、データ通信の複雑化、テクノロジーの高度化は益々進んでおり、企業がIoTを導入するには、ハードウェア、ソフトウェア、通信、セキュリティ、生成AIと多くの技術要素が複雑に絡む様々な課題に対処する必要があります。
 当社グループは「Making Things Happen for a world that works together」をビジョンとして掲げ、日本から世界へと広がるグローバルな視野を持ちながら、IoTとAIのテクノロジーイノベーションを通じて社会に貢献することを目指しており、IoT活用に必要な各種サービスをワンストップに提供する事業を展開しております。最も顧客至上主義な会社として、当社のプラットフォームサービスの利用によって、多くの企業が気軽にIoTを導入し、即時に大規模展開することが可能となる「テクノロジーの民主化」を実現し、社会をより良いものへ変革することを目指しております。
「私たちがつくるのは、共鳴しあう世界です。モノや人がつながり、それぞれの価値が増幅しあい、 想像を超える未来が次々と生まれていく。通信、クラウド、AIといったテクノロジーを誰もが使えるように して、志を共にするパートナーたちと共に世界をよくするイノベーションへとつなげる。IoTと、その先へ。」

(2)事業・サービスの概要
当社グループは、顧客企業がIoTを導入・運用する際に直面する共通課題を解決するIoTプラットフォーム「SORACOM」(以下「当社プラットフォーム」という。)を提供しております。具体的には、IoTデバイスやIoT SIM、IoTに必要な通信回線、IoTサービスに求められるデータ保存や可視化アプリケーション、ネットワークサービス等をプラットフォームサービスとして提供しております。顧客企業は、当社プラットフォームを利用することで、迅速かつ効率的にIoTサービスを立ち上げることが可能になります。さらに、エコシステムパートナー企業には、プラットフォームを補完する多様なサービスの提供をいただき、共にIoTのエコシステムを発展させております。

当社はKDDI株式会社や株式会社NTTドコモなどの移動体通信事業者(MNO:Mobile Network Operator)から通信回線を調達している仮想移動体通信事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)であるとともに、クラウド上にモバイル・コア(注)を独自に構築することによって、IoTに特化した通信サービスをコスト競争力のある価格で提供しております。当社プラットフォームのコスト競争力は、MNOが提供する従来型のモバイル・コアが、サーバー、交換機及びデータセンター等を主にハードウェアによって構築しているため、多額の設備投資や更新費用の負担が必要となる一方で、当社独自のモバイル・コアはサーバー、交換機、データセンター等の機能をソフトウェアによりクラウド上に構築しているため、設備投資や更新費用の負担が相対的に少なくなっていることに起因しております。
また、当社プラットフォームは全てクラウド上に展開していることから、クラウド上の他社サービスとの親和性が高いだけでなく、当社独自のプラットフォームサービスとして、データの蓄積や可視化、クラウド連携やリモートアクセス、パケットキャプチャー、閉域ネットワークなど様々なIoT向けサービスを顧客のフィードバックを基に自社で開発し、柔軟に提供することが可能であり、継続的な機能更新や追加等を含めた拡張性を備えております。
(注) モバイル・コアとは、モバイル通信の基幹システムで、端末の制御、加入者情報管理、通信経路設定等を行っております。

当社プラットフォームは、一定規模の回線契約を必要とせず1回線からIoT通信を手軽に利用することが可能であり、かつ、予め必要となる各種IoT向けサービス・機能が用意されていることから汎用的に利用可能であるため、スタートアップ企業から大企業までの様々な規模の顧客企業において、システム開発又はカスタマイズ等の初期投資を抑えつつIoTを導入することが可能となっております。今までは顧客がIoT通信を開始するためには、MNOと一定規模の回線数をまとめて契約しなければならず、初期投資も多額になる傾向だったものが、当社プラットフォームは、1回線から利用できる汎用的な通信サービスを提供しているため設備負担が少ない形でIoT通信を開始することが可能です。

また、一般的なMVNOから安価な通信サービスを利用した場合、当社プラットフォームのようなIoT向けサービスをワンストップで提供していないことが多いため、顧客はIoTの導入を一気通貫で進めることができないことがあります。一方で、当社プラットフォームにおいてはデータの蓄積や可視化、クラウド連携やリモートアクセス、パケットキャプチャー、閉域ネットワークなど様々なIoT向けサービスを利用できるため、顧客はIoTの導入を一気通貫で進めることができます。さらには、顧客がIoTを始める上で必要なシステムを新しく自社開発することなく、当社のプラットフォームサービスを利用するだけでIoTを導入することが可能です。
加えて、当社プラットフォームを利用したIoT導入を支援するパートナープログラムを構築しており、顧客企業がIoT活用を進める上での課題を解決するエコシステムを形成しております。エコシステムのパートナー企業は当社プラットフォームを活用して、付加価値の高いソリューションやシステムインテグレーションをIoTを導入する顧客企業に提供することが可能となっております。これらエコシステムのパートナー企業数の増加が当社プラットフォームを補完するサービスの充実につながり、IoTのエコシステムを発展させております。日本では、2015年9月以降、パートナープログラムを洗練させており、参画するエコシステムパートナー企業(注)は年々増加しております。
(注) エコシステムパートナー企業は、認定資格者数や販売実績などの一定の基準を満たし、当社プラットフォーム活用の実績を持つと認定されたパートナーをいいます。

上記の事業サービスを展開することにより、当社プラットフォームを活用して、スマートメータリング、シェアリングモビリティ、スマートファクトリー、クラウド通訳機、子供やシニアの見守り端末、遠隔医療、遠隔監視といった、顧客企業の業務効率化や省力化の推進や、社会課題を解決するための数多くのIoTサービスが創出されております。

当社プラットフォームは、顧客企業自らがインターネット検索、Web広告、オンラインイベントやディベロッパーコミュニティの口コミや評判を通じて当社プラットフォーム及びサービスに興味を持ち、Web上にて通信SIMの購入及びサービス利用契約を行い、サービス利用を開始することが可能なセルフサービスモデル型の事業展開を構築しております。また、当社プラットフォームの利用を小規模から開始した顧客に対しては、IoT分野に精通する当社営業人員やエコシステムのパートナー企業が顧客のIoT利用の拡大をサポートしており、顧客のIoT利用が大きく拡大すると、IoTの成功事例として他の顧客に波及(ネットワーク効果)し、新たな顧客による当社プラットフォームの利用につながるという好循環が生まれているものと認識しております。なお、顧客獲得戦略は後述「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に詳細を記載しております。
このような顧客獲得戦略によって、2026年3月末において国内外のグループ全体の課金アカウント数(注)は1万4百を超えて拡大しており、スタートアップ企業から大企業、米国/欧州企業まで多くの顧客が当社プラットフォームを利用するに至っております。

最近では、AI技術の社会実装に強みを持つ株式会社松尾研究所(所在地:東京都文京区、代表取締役 川上登福)とともに、ChatGPTに代表されるGenerative AI(GenAI、以下「生成AI」という。)とLLM(大規模言語モデル)のIoT分野での活用を研究・推進するチーム「IoT x GenAI Lab」を設立しました。IoT分野における生成AI、LLMを用いた技術検証やプロトタイピング、新たなプロダクトの開発を行うとともに、ユーザー企業向けのプロジェクト支援を視野に入れ活動し、将来の事業・サービスの拡大を図っています。

(注) 課金アカウント数は、1ヶ月の間にリカーリング収益が発生した口座数をいいます。同一の顧客企業等が部署や業務別に複数の口座を有する場合が含まれております。

 当社グループが獲得する収益は、「リカーリング収益(プラットフォーム利用料)」、「商品販売」及び「その他」により構成されており、各サービス等の概要は以下のとおりであります。

[リカーリング収益 (プラットフォーム利用料)]
① 通信サービス(コネクティビティ)
IoT向けの通信接続を提供するサービスであり、「SORACOM Air」の名称にて以下の通信規格に対応したサービスを提供しております。当該サービスにおいては、通信サービスにかかる従量課金による継続収入を受領しており、リカーリング収益の主要な収益源となっております。
 ・セルラー通信
当社グループの主たる通信サービスであり、携帯電話向け周波数帯である2G/3G/LTE/5Gに対応したデータ通信SIM「IoT SIM」による通信サービスを提供しております。当該通信サービスは、国内向け回線及びグローバル回線に区分され、世界207の国と地域における利用をカバーしております。
・LPWA通信
省電力及び長距離伝送を特徴とし、IoT用途での利用に適したLPWA(Low Power Wide Area)通信を用いたサービスであり、Sigfox、LoRaWAN及びLTE-Mの各ネットワークを利用した通信サービスを提供しております。
・その他通信
上記の他に、Skylo Technologie, Inc. と協業し、衛星通信を提供しております。また、Wi-Fi、有線通信、衛星通信など通信経路に限らず、ネットワーク上のデータを暗号化して通信を行い当社グループのIoTプラットフォーム機能を利用できる「SORACOM Arc」も提供しております。

② ネットワークサービス
IoTシステム運用のためには、安全性の確保、通信方向の制御、取得したデータの利用等、通信サービス(コネクティビティ)の利用だけでは解決できない様々な課題が生じます。これらの課題を解決するために、VPN接続や物理専用線によりIoTデバイスから各種クラウドや顧客データセンターまでをセキュアに接続するサービス、当社通信サービスによりつながるIoTデバイスに必要時に遠隔から安全にアクセスできるサービス等を提供しており、ネットワークサービス上の顧客のデータ利用に応じた従量課金による継続収入を受領しております。

③ アプリケーションサービス
IoTデバイスから送信されるセンサーデータ等を時系列で保存する機能、データを可視化するダッシュボードの作成/共有サービス、各種クラウドやAI/機械学習などのサービスへのデータ転送サービス、IoT デバイスの管理等IoTデータ活用やIoTデバイス活用における課題を解決する機能を提供するサービスを提供しており、顧客のデータ利用に応じた従量課金による継続収入を受領しております。

④ その他(KDDI向けプラットフォーム提供)
主要株主であるKDDI株式会社との業務提携契約に基づく協業の一環として、同社が構築する「IoT世界基盤」(グローバルIoTアクセス)の基礎となる通信ネットワークについて、当社プラットフォームを提供しております。

[商品販売]
通信サービス提供時の回線契約に伴い主に販売される通信用IoT SIMに加えて、通信モジュール、USBドングル、カメラ・GPS・ センサー等のIoTデバイス等の商品を仕入販売しております。また、特定大口顧客向けにはスマートメーター等の商品を販売しております。

[その他]
① プロフェッショナルサービス
当社グループのIoTプロフェッショナルコンサルタントが、顧客企業のIoT導入プロジェクトにかかる技術要素や課題の整理、実行計画立案の支援等、顧客プロジェクトに参画・サポートを行うコンサルティングサービスを提供しております。また、企業のIoTプロジェクトに関するシステム開発の考え方や、システム構成、具体的なサービス提供について実装するワークショップも提供しております。

② 業務受託
主要株主であるKDDI株式会社との業務提携契約に基づく協業の一環として、技術開発支援等の業務を受託しており、個々の受託案件毎に業務受託収入を受領しております。

「商品販売」や「その他」の売上については顧客がIoT事業を始めるときだけでなく、IoT事業の拡大に伴って継続的に増加する売上であるため、「商品販売」や「その他」の売上をインクリメンタル収益と呼称しており、インクリメンタル収益の増加に伴って、リカーリング収益も増加していく関係にあります。一般的なIoTプロジェクトは、顧客企業がSIMやデバイスを購入し、PoC(概念検証)を実施した後、商用サービスを開始するにつれ規模が拡大していきます。規模の拡大とともに、インクリメンタル収益は増加するとともに、リカーリング収益の割合が高まっていく傾向があります。

(3)事業の特徴
[技術的な優位性]
① パブリック・クラウド上に構築した独自のモバイル・コアについて
従来型のモバイル・コアは交換器やサーバー等をハードウェアで構築していたため設備投資負担が大きいところ、当社グループはパブリック・クラウド上にソフトウェアベースで独自のモバイル・コアを構築しているため、コスト競争力と高い拡張性を実現しております。このモバイル・コアに関連する特許も100以上有しており、当社プラットフォームの技術的優位性の源泉となっております。

② 継続的な機能更新及びサービス拡張について
当社グループは創業以降、プロダクト開発を積極的に進めており、多くの顧客企業がIoTに取り組む際に直面する共通課題を解決できるサービスを通信(コネクティビティ)、デバイス、アプリケーションの多岐にわたり提供しております。必要な機能が、レゴのブロックのようにモジュールとして揃っているため、顧客企業は、必要な要素を活用することで、すぐに新しいサービスを創り出すことができます。
また、顧客企業からのフィードバックに基づいた継続的な機能更新及びサービス拡張を実施しております。近年は平均2週間の開発サイクルにて継続的に新機能をリリースしており、当社プラットフォームのアップデートを通じて、顧客は先端技術の導入や利便性が向上されたサービスの利用が可能となっております。生成AIを活用した主な取り組みは以下のとおりです。

2023年

SORACOM Harvest Data Intelligence

IoTデータ保存サービス「SORACOM Harvest Data」に蓄積された時系列データをAI分析し、異常値や傾向などを自然言語で受け取ることが可能

2023年

IoT x GenAI Lab 設立

株式会社松尾研究所とIoT分野におけるLLM(大規模言語モデル)の活用を研究・推進する共同ラボを設立

2024年

SORACOM Flux

プログラミングの専門知識がなくても、生成AIを利用してIoTデバイスからのデータ(センサーデータ、カメラ画像など)を基に、さまざまな処理や連携を行うIoTアプリケーションを簡単に構築できるサービス

2025年

SORACOM Query

生成AIを統合したデータ分析基盤サービス。センサーデータやSIMの通信状況といったIoTデータを自然言語で検索・可視化・分析することが可能

2025年

Wisora

生成AIを活用し、ボットの「学習」から「利用」「分析・改善」まで、必要な機能を搭載
経営方針・課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針
当社グループは、グローバルに使われるプラットフォームビジネスを目指し、以下の企業理念を掲げております:
「Making Things Happen for a world that works together」—モノや人がつながり、それぞれの価値が増幅し合い、想像を超える未来が次々と生まれていく世界—
このプラットフォームとは、オープンでフェアで、アイディアを持つ誰もが利用できる共通の基盤です。クラウドの登場がアイディア実現の初期コストを下げ、多くのスタートアップとイノベーションを生む原動力となったように、当社グループのAI/IoTプラットフォームを通じて、素晴らしいアイデアを持つお客さまがテクノロジーを活用し、社会的問題を解決することを支援します。
当社グループは、IoTテクノロジーのプロフェッショナルとしてこの分野のフロントランナーであり続けるとともに、先進テクノロジーが社会をより良く進化させ、サスティナブルな社会を創ると確信しております。
AI/IoTコネクティビティプラットフォームの拡充とグローバル展開を加速させ、日本発のグローバルリーダーとしてグローバルNo.1を目指します。

(2)経営戦略等
当社グループは、上記の経営方針の下、グローバルNo.1 AI/IoTプラットフォームへの成長を実現するため、「IoT中核事業の成長と拡張」及び「海外展開の加速」を主要成長ドライバーと位置づけ、これらにM&Aによる「インオーガニック成長」を組み合わせることで持続的かつ飛躍的な成長基盤を確立するとともに、当社のAI/IoT基盤の強みを活かした「新たな成長市場への展開」を加速してまいります。
(a)IoT中核事業の成長と拡張
当社グループの中核事業であるIoTコネクティビティプラットフォームは、国内外の幅広い産業においてIoTの導入が加速するなか、引き続き堅調な成長を見込んでおります。
リカーリング収益の持続的な成長
当社グループは、IoTサービスを始める顧客企業に向けて包括的なサービスを提供しております。具体的には、IoTデバイスやIoT SIM、IoTに必要な通信回線、IoTサービスに求められるデータ保存や可視化アプリケーション、ネットワークサービス等をプラットフォームサービスとして提供しております。
当社プラットフォームでは、Web上で提供するIoTストアから、IoT SIMやデバイスを1個単位で購入し、すぐにサービス利用を開始することができるセルフサービスモデル型で事業を展開しております。Web広告やイベントを通じて当社プラットフォームの認知度を上げるとともに、IoTの導入ハードルを下げることで、幅広いセルフサービスアカウント(注1)の獲得を目指しており、セルフサービスアカウント数の増加がひとつの成長ドライバーとなります。
セルフサービスアカウント数の増加に加えて、メジャーアカウント(注2)への転換も当社グループの成長ドライバーになると考えております。当社グループにおいては、顧客によるIoTの導入規模や成長スピード等のポテンシャルを考慮の上でサービス導入や将来の取引拡大にかかるサポートを要すると判断した場合には、IoTに精通したアカウントマネージャーが対応することとしており、さらに、顧客ニーズに応じてスムーズなサービス導入及び立ち上げを促進するプロフェッショナルサービスを提供しております。
当社プラットフォームを利用するセルフサービスアカウントが成長することで、契約回線数並びにデータ通信量が拡大するケースが多く、当社プラットフォームの利用料が増加し、メジャーアカウントへ成長する事例も増えております。結果として、第13期連結会計年度におけるリカーリング収益のNRR(注3)は121%の伸びとなっております。
また、これらのメジャーアカウントの成長による成功事例が、当社プラットフォームのサービスの評価や認知向上に繋がり拡散されることによるネットワーク効果から、更なるセルフサービスアカウントの獲得に結び付くという好循環を生み出しているものと認識しております。さらに、当該ネットワーク効果は、IoTに精通しているアカウントマネージャーが比較的大規模にIoT事業を始める顧客に直接アプローチすることで、新規のメジャーアカウントの獲得にも寄与しており、2026年3月末でグループ全体の課金アカウントは1万4百と継続的に増加しております。
なお、IoT領域における特性に加え上記のアカウントマネージャーのフォローにより、2026年3月末の主要顧客の年間解約率は0.4%(注4)に留まっております。
当社プラットフォームは、5G/6G、衛星通信、生成AI、などのテクノロジーの進化、異なる業種での顧客利用にあわせ、今後も継続して新規機能を追加していく予定であり、リカーリング収益の持続的な成長が見込まれます。
国内市場戦略
国内では、AI対応(AI Ready)化が求められる産業において大容量・低遅延・高信頼の通信基盤への需要が構造的に高まっており、AIが必要とする通信へのシフトが接続単価を押し上げ、接続数と単価の両面で成長が加速する局面に入ったと認識しております。
また、ミソラコネクト・キャリオット等のグループアセットを統合し経済圏を拡大するとともに、クロスセルの推進、通信ネットワーク統合による原価低減、当社の技術基盤の移植によってグループ全体の収益性を底上げしてまいります。
当社プラットフォームを活用することで、顧客企業のイノベーションの初期投資を抑え、より多くの企業が社会課題の解決に向けたAI/IoTテクノロジーの活用に取り組めるよう支援してまいります。
(注1)セルフサービスアカウントとは、当社のアカウントマネージャーが担当していない比較的小規模なアカウントをいいます。
(注2)メジャーアカウントとは、規模や将来性等を踏まえ当社のアカウントマネージャーが担当しているアカウントをいいます。
(注3)Net Retention Rate の略称。既存顧客のリカーリング収益の継続率を表し、以下の式で算出しております。NRR=(前期以前に獲得した顧客の当期リカーリング収益)÷(当該顧客の前期リカーリング収益)。
(注4)2026年3月31日時点。年間解約率 = (12か月間リカーリング収益の発生していないアカウント数) ÷ (年間1,000千円以上のリカーリング収益が発生しており、かつ、12か月間以上リカーリング収益の発生していない期間が存在しないアカウント数)

(b) 海外展開の加速
当社グループのAI/IoTコネクティビティプラットフォームは、「2026 Gartner® Magic Quadrant™ for Managed IoT Connectivity Services, Worldwide」においてSoracom-KDDIがリーダーの一社として位置づけられたほか、複数の主要調査機関からも最高水準の評価を獲得しており、グローバルでの認知度と競争力は着実に高まっております。
グローバル販売体制の構築
当社プラットフォームは、グローバルに提供できるBtoBプロダクトであり、日米欧の世界三拠点で販売カバレッジに対応した体制を構築しております。実際、世界標準の通信規格とメガクラウドに準拠する当社グループのサービスは、米国や欧州を含め海外で既にプロダクトマーケットフィットを確認しております。
海外拠点においては、営業人員拡充による販売体制強化を継続しており、顧客獲得においては米国拠点、欧州拠点ごとにその地域の顧客や市場に最適化したアプローチをとっております。
米国拠点:より中堅・中小企業やスタートアップ企業などを対象としてセルフサービスアカウントの獲得に注力するとともに、メジャーアカウントへ成長するサポートに注力しております。数千社規模のTSAネットワークを保有するTSD(Technology Solution Distributor)との提携を深化させることで最小限の直販リソースで高い成長を実現しております。
欧州拠点:有望な見込み顧客への直接アプローチに注力することで顧客開拓を進めております。
米国・欧州を中心とした社会・産業インフラへの採用が拡大するなか、グローバル売上比率はすでに4割に達しております。グローバル比率50%超を目指してまいります。今後は中南米・アジアをはじめとする新興地域への段階的な進出も進めてまいります。
今後も、米国拠点と欧州拠点のそれぞれの販売体制構築に向けたリソース拡充に努めてまいります。

(c) インオーガニック成長(戦略的M&A・アライアンス)
オーガニックの成長基盤を確立した上で、M&Aによるインオーガニック成長も積極的に推進してまいります。国内外のIoT MVNOの買収によるリージョン拡大と、AIやIoTソリューション領域における技術補完を両軸として、ターゲットの選定を進めております。買収後は当社のクラウドネイティブ・モバイルコア技術への移行によってコスト削減とサービス品質向上を同時実現し、グローバルNo.1の地位を不可逆なものとしてまいります。
戦略的アライアンスの強化
丸紅グループとは、ミソラコネクトの子会社化をはじめ複数の分野において戦略的協業を推進しており、あらゆる産業のデジタル変革の加速と、持続可能でスマートな社会基盤の実現を目指してまいります。
当社グループは主要株主であるKDDI株式会社と戦略的アライアンスを組み、コネクテッドカー分野に取り組んでおります。グローバルなコネクテッドカーは、海外の地域キャリアと連携する必要があり、当社プラットフォームの海外通信キャリア連携の強みが活きる分野と考えております。通信キャリアとの連携において、KDDI株式会社へのIoT通信管理プラットフォームの開発・導入支援等も既に開始しております。今後、当社グループのテクノロジーを海外の他通信会社へ提供し、売上成長及びグローバルスタンダードの確立も期待できるものと考えております。
また、2024年2月にスズキ株式会社ともモビリティサービス分野のIoT先端技術の活用に向けた合意書を締結しております。
これらのアライアンスを通じて、ユーザー、パートナーのみなさまとともに、テクノロジーが社会をより良く進化させるエコシステムの構築に取り組んでまいります。

(d) 新たな成長市場への展開
上記の成長基盤を土台として、当社グループはAI/IoT基盤の強みを活かした以下の4つの成長市場において、収益機会の拡大を加速してまいります。当社プラットフォームを活用したイノベーティブなソリューション提供を通じて、様々な業界のお客さまの社会的課題解決を支援いたします。
大規模案件の安定的な獲得
当社プラットフォームは、主力サービスであるIoT通信の「SORACOM Air」をはじめとした多くのサービスを提供しております。様々な業種の顧客においてIoTの導入が進むにつれて、多様なニーズ、事業機会が生まれると想定されます。
今後のさらなる成長に向けて、顧客のフィードバックに基づくサービス開発を通じてAI/IoTプラットフォームサービスを継続的に拡充させるほか、各産業で必要とされるサービスを顧客の業務の流れやビジネス展開に沿った形で提供する取組みにより、また、クラウドカメラやIoTストア等のデバイス販売分野においても一時的な売上だけではなく、同様に顧客のニーズやビジネス展開に沿った提案をすることで、通信サービスの継続利用につなげ、事業の方向性を拡大し、収益機会を最大化してまいります。
当社グループは、IoTの導入を進める多くの業界へ水平に展開してきましたが、いくつかの業界においては、その業界に特化したIoTデバイスやIoT関連サービスの開発を共に行うことで、深い業界知識と様々なニーズに対応できる技術を蓄積しております。今後は、その業界特有のIoTに関する課題を解決するサービスを開発・提供するといった垂直的な展開を進めていくことによって、大規模案件の安定的な獲得につなげ、さらなる収益の向上に向けて取り組んでまいります。
第一:通信事業者向けサービス(MVNE)
国内外のMNOに対し、旧来型の通信設備をクラウドネイティブ・モバイルコアで代替することで設備コストの大幅削減を実現します。すでにKDDI株式会社との包括契約のもとで協業を深化させており、他の国内外通信事業者への展開を推進することで数百億円規模のMNO設備更新需要を取り込んでまいります。
第二:コネクテッドカー
次世代eSIM標準(SGP.32)準拠のeSIM管理を軸に、国内外のモビリティ企業へ国境を問わずシームレスな車載通信を提供します。グローバルなコネクテッドカーは海外の地域キャリアとの連携が不可欠であり、当社プラットフォームの海外通信キャリア連携の強みが最大限に活きる分野と位置づけております。
第三:AIネイティブカメラ
クラウドカメラとAI解析を組み合わせることで物理世界をリアルタイムに可視化し、現場データを経営判断へ統合するサービスを提供します。フィジカルとデジタルをAIで繋ぐプラットフォームとして、幅広い産業における需要の取り込みを図ってまいります。
第四:AI×IoTソリューション
通信・クラウド・デバイスを一気通貫で提供するソリューション事業を推進することで、フィジカルAI時代における新たな収益の柱を創出してまいります。生成AIによるオペレーション自動化やコスト削減効果も、グループ全体の競争力強化に寄与するものと考えております。

(3)経営環境
 ①市場環境
 当社グループが展開するAI/IoTプラットフォーム事業は、IoTプラットフォーム市場やIoT関連のサービス市場のうち、コネクティビティ、サービス、ソフトウェア及びハードウェア(エンドポイント)を対象市場として想定しております。このIoT市場は、技術革新の波に乗り、今後も年間二桁成長率を維持することが予想されており、進化する生成AIや5Gなどのテクノロジーは、コネクテッドカーやスマートシティといった多岐にわたる業界においてIoTの展開を促進することが期待されています。また、IoTデータの蓄積が進むにつれて、その価値はさらに増大すると予測されており、2026年時点で全世界でそれぞれコネクティビティ市場(セルラー・LPWA回線他)は約646億ドル、インフラストラクチャ市場(クラウド基盤やデータ処理等)は約738億ドル、ソフトウェア市場(IoTプラットフォームやアプリケーション等)は約1,324億ドル、エンドポイント市場(センサーやセキュリティ機器等)は約3,081億ドル及びサービス市場(システム設計や構築等)は約626億ドルと、2029年時点では合計で約9,523億ドルの市場規模が見込まれております(注)。当社グループが注力するコネクティビティ市場はもちろんのこと、ソフトウェアやサービスを含む広範な領域で成長機会があります。
(注) 市場規模は、IDC「Worldwide Internet of Things Spending Guide」(2025年12月)におけるConnectivity、Infrastructure、Software、Endpoint及びServicesの各市場規模(米ドル)を参照しております。

 ② 競争優位性について
 当社グループは、IoTに必要な通信回線やデバイスを提供するとともに、インターフェースやアプリケーション、ネットワークサービス等、IoTを導入・運用する際に必要となる多種多様な機能をワンストップで利用可能なプラットフォームを提供しております。国内外の移動体通信事業者(MNO)より通信回線(携帯電話網)を調達し、サービスを提供するとともに、必要に応じて経営資源とノウハウを補完し合えるエコシステムパートナーとの協業を図り、常に変化する市場環境と多様化する顧客ニーズにスピード感をもって的確に対処することで、競合サービスとは異なる優位性を構築しております。

 ③ 事業・サービスの概要について
 当社の主要なサービスの内容につきましては、「第1 企業の概況 3 事業の内容(2)事業・サービスの概要」に記載しております。

(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
 当社プラットフォームは従量課金モデルで提供しており、リカーリング収益の拡大を経営上の目標としております。その達成状況を判断する上で、契約回線数や課金アカウント数を重要な指標としております。リカーリング収益は経常的に得られる利用料の合計額であり、経営上の目標の達成状
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】
 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
当社の事業運営及び展開等について、リスク要因として考えられる主な事項を以下に記載しております。中には当社として必ずしも重要なリスクとは考えていない事項も含まれておりますが、投資判断上、もしくは当社の事業活動を十分に理解する上で重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点からリスク要因として挙げております。
当社はこれらのリスクの発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載も併せて、慎重に判断した上で行われる必要があると考えます。また、これらは投資判断のためのリスクを全て網羅したものではなく、さらにこれら以外にも様々なリスクを伴っていることにご留意頂く必要があると考えます。なお、文中の将来に関する記載は、本書提出日現在において判断したものであります。顕在化の時期については具体的な記載があるものを除き、本書類提出日時点で合理的に時期を見積もることは困難と判断しております。

(1)事業展開等について
① 特定の取引先に対する売上比率について(顕在化の可能性:小、影響度:中)
第13期連結会計年度における当社グループの連結売上高に占めるKDDI株式会社(主要株主)に対する売上高の割合は9.3%となりましたが、2026年3月期に締結した包括契約に基づく協業の一環として、コネクテッドカー、モバイルコアシステムのOEM提供、生成AIとIoTの活用に向けた取組みを推進しており、引き続き売上の拡大を見込んでおります。
当社グループにおいては、今後もKDDI株式会社を含む上位取引先との良好な関係構築に努めるとともに、新規顧客獲得に注力することにより、その依存度低減を図る方針であります。しかしながら、当面は当該上位取引先の割合は一定程度高い状態が継続するものと考えられ、当該顧客企業における事業サービス動向に影響を受けるほか、事業戦略や取引方針等に変更が生じた場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

② AI/IoTプラットフォームについて(顕在化の可能性:小、影響度:大)
(a)通信回線の調達について
当社グループは、仮想移動体通信事業者(MVNO)であり、事業運営基盤となる通信回線(携帯電話網)は国内外の移動体通信事業者(MNO)より調達しており、その他複数の通信事業者と回線調達にかかる契約を締結しております。当社グループは、これら調達先と良好な関係を維持するとともに、事業拡大や効率的なネットワーク運営等を踏まえた調達先の拡大等、通信回線の安定調達を推進していく方針であります。
しかしながら、一部は代替困難となる通信回線等もあり、何らかの要因により通信回線の調達に支障が生じた場合は当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性があるほか、将来において回線調達コストの上昇が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、各調達先における通信回線サービスの長期にわたる中断や停止、システムエラー、人為的な破壊行為、自然災害その他の想定外の事象発生に起因する大規模通信障害等が発生した場合には、当社グループにおけるサービス提供不全等が生じ、収益機会の逸失やサービスに対する信頼性低下等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
なお、当社プラットフォームにかかる顧客利便性向上及び通信ネットワークの運用効率化を図るため、海外における複数地域キャリア等からの回線調達の拡充を行う計画を有しております。各社との取引契約にかかる条件により設備投資費用の一部負担や預託金等の供出を要請される可能性があり、複数社との契約を締結することにより当該支出が多額となる可能性があります。

(b)クラウドサービス上におけるサービス提供について
当社グループは、外部クラウドサービス上に[IoTプラットフォーム用システム]を構築した上で各種サービスを提供しており、事業運営においてはクラウドサービスの安定稼働が重要な要素となります。
当社グループは、Amazon Web Services社が提供するサービス(以下「AWS」という。)を活用しており、AWSは全世界に点在する複数の地理的リージョン(注1)及びアベイラビリティゾーン(注2)にて運用されており、FISC安全対策基準(注3)を満たす安全性を備えているものと認識しております。また、当社グループは、クラウドサービスの継続稼働にかかる常時監視、障害発生又は予兆検知時のアラート通知及び早期復旧体制の構築等の対応を実施しております。
しかしながら、システムエラー、人為的な破壊行為、自然災害その他の想定外の事象発生によりクラウドサーバーの停止、コンピュータ・ウイルス、クラッカーの侵入又はその他不具合等によりシステム障害が生じた場合、又はAWSの継続利用に支障が生じた場合には、サービス提供に支障が生じることにより顧客からの損害賠償やその対応にかかる追加費用負担等が発生する可能性があるほか、当社グループのサービスやブランドに対する信頼性毀損等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(注1) 地理的に独立したサーバーの設置エリアのことをいいます。各リージョン同士は完全に独立しているためひとつのリージョンで障害が発生しても他のリージョンには影響が出ない設計となっております。
(注2) リージョンの中の個々の独立したデータセンターの名称のことをいいます。
(注3) 公益財団法人「金融情報システムセンター(FISC:The Center for Financial Industry Information Systems)」が提供するガイドライン「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書」

③ SIM及びデバイス商品仕入について(顕在化の可能性:中、影響度:中)
当社グループは、一部の通信サービス用SIM及びIoTデバイス商品(当社独自仕様含む)について、外部の海外事業者より商品仕入を行っております。また、当社グループは、近年における電子部品不足等の状況を踏まえて、商品在庫の確保施策等に努めております。
しかしながら、当該仕入については、製造元の供給能力や半導体その他の部材確保状況、その他のサプライチェーン動向等の要因から、継続かつ安定した商品仕入が困難となった場合、また、代替困難な商品について重大な欠陥が生じた場合等においては、当社グループの事業拡大の制約要因となる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

④ 海外事業展開について(顕在化の可能性:小、影響度:小)
当社グループの事業展開は、現在、国内に加えて、連結子会社であるSoracom Global, Inc.(米国)及びSORACOM CORPORATION, LTD.(英国)において、米国及び欧州その他の海外地域における事業展開を推進しております。
現時点においては、海外地域における当社グループの認知及び顧客獲得実績は限定的であり、海外事業の拡大を企図し、人員体制強化によるマーケティング及び顧客獲得強化等を推進しております。しかしながら、当該施策が当社グループの想定通り推移する保証はなく、海外事業の拡大に支障が生じた場合や事業推進のためにさらなる投資が必要となった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
なお、海外で事業活動を行うにあたっては、地政学上のバランス、各国の政治・経済情勢、為替の変動、外資規制・知的財産権等に関するものを中心とした法規制の新設又は変更等のリスクが存在すると考えております。当社グループはこれらのリスクを事前又は適宜に把握する社内体制を構築しており今後も必要な対応を講じていく方針でありますが、これらのリスクが顕在化した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

⑤ 為替変動について(顕在化の可能性:大、影響度:小)
当社グループの事業においては、海外顧客向けの販売(国内顧客向けグローバル回線販売含む)及び海外通信回線の調達については外貨建て取引にて実施しております。また、SIM及びデバイス商品については海外商品があり、日本円建て取引を含めて為替変動の影響を受けております。
当社グループは、現在、外貨建て取引の割合、外貨建て仕入及び販売による相殺効果等を考慮して特段の為替リスク対策は実施しておらず、急激な為替変動が生じた場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 事業環境について
① IoT関連市場の動向について(顕在化の可能性:小、影響度:大)
当社グループのIoTプラットフォーム事業は、今後の国内及び海外のIoT関連市場の成長を事業展開の前提と考えており、当社グループの事業成長は当該市場動向に依存しているといえます。
国内外のIoT関連市場は現在発展途上であり、また、今後も継続的な市場成長を想定しておりますが、当社グループの事業展開地域における景気の低迷や設備投資縮小、IoT領域にかかる新たな法的規制の導入や規制強化、技術革新の停滞などの要因により、IoT関連市場の成長が阻害される場合や当社グループの想定どおりの規模に成長しない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。そのため、持続的な成長に向け、継続収入であるリカーリング収益拡大に注力しているほか、事業展開地域における景気変動や経済情勢等を分析し、市場の変化を適切に経営戦略に反映させるとともに、海外展開により特定地域への依存を軽減し、顧客ニーズの変化に応じたサービスの提供によりリスクの低減を図っております。また法的規制の動向につき国内外の弁護士等の専門家と連携し、適時に把握し、必要な対応をとるよう努めております。更に、常に最新の技術動向を注視し、優秀な人材の確保や教育を通じた技術水準の向上を図るとともに、既存サービス・機能の向上や新規開発等を目的とした投資の必要性について判断を行っております。

② 技術革新等への対応について(顕在化の可能性:小、影響度:中)
当社グループの事業展開においては、特にIoT領域におけるビジネス・サービス動向や顧客ニーズに対応したプラットフォームやサービス・機能の拡充・更新等を適時かつ継続的に行うことが重要であると考えております。
また、IoT領域に関連する技術革新のスピードは非常に速く、先端技術に対応するサービスを提供し続けるためには、常に技術ノウハウを獲得し、開発プロセスに取り入れていく必要があります。そのため、当社グループは、高度なスキルを有するエンジニアの採用及び育成、創造的な職場環境・開発環境の整備を進めるとともに、技術的な知見・ノウハウの取得に注力しております。
しかしながら、かかる施策に拘わらず、当社グループにおける技術革新等への対応が困難となる場合はサービスの陳腐化や競争力低下が生じる可能性があります。さらに、新技術への対応のために追加的なシステム投資又は人材投資等の支出が増加する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

③ 競争状況について(顕在化の可能性:中、影響度:中)
当社グループが事業を展開するIoT関連業界においては、移動体通信事業者(MNO)や各種MVNO事業者まで多数の競合企業が参入しサービスを提供しており、その競争は激しい状況にあると認識しております。
当社グループは、クラウド上にモバイルコアネットワークを独自に構築し、IoTを導入・運用する際に必要となる多様な機能をワンストップでかつ安価に利用できるIoTプラットフォームが競争力の源泉となっているものと認識しており、また、過年度における顧客導入実績等から国内IoT業界において一定の市場認知を獲得しているものと考えております。
当社グループは、提供サービスについて、継続的な機能拡充、品質向上及び利便性追求等により競争力維持に努めていく方針でありますが、既存事業者との競争の激化や、新たな参入事業者が当社のシステムに類似する仕組みを構築する等により当社グループの優位性が損なわれる場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

④ 法的規制について(顕在化の可能性:小、影響度:中)
当社は、IoTに必要な通信回線を提供するため、電気通信事業者として総務省に登録を行っており、電気通信事業法の規制を受けております。電気通信事業としての登録に有効期間はありませんが、当社の業務運営に関し、通信の秘密の確保やその他業務運営が適切ではないと判断された場合は、総務大臣より業務方法の改善命令その他の措置が実施されることとなります。また、電気通信事業法第14条に定められた事項に該当した場合は、電気通信事業者の登録の取消しとなります。現在、電気通信事業者の登録の継続に支障をきたす要因は発生していませんが、登録が取り消された場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
加えて、当社事業においては、消費者保護法、電気用品安全法、個人情報保護法等の法規制を受けております。
また、当社グループは、海外地域においても事業活動を行っており、その対象となる各国及び地域の電気通信関連の法規制が適用されており、必要な届出又は許認可取得を実施しております。その他、労働安全衛生、労使関係、外国投資規制、外資規制、国家安全保障、消費者保護、競争政策、税制及び環境保護等に関連する様々な法律及び規制の対象となっております。
当社グループにおいては、各種法規制を踏まえた社内規程やマニュアル整備等による社内体制の構築、各地域の法律専門家の活用、行政当局への相談等により、法令を遵守した業務運営に努めております。しかしながら、当社グループが法令等に違反する行為を行った場合、その違反意図の有無にかかわらず、行政当局から処分又は指導を受けることにより事業運営に支障をきたす可能性があるほか、ブランドイメージ及び社会的信用に悪影響が生じる可能性があります。また、今後上記の法的規制やこれに関連する法解釈が変更されたり、新たな法的規制が導入された場合には、当社グループの事業運営が制約される可能性があります。これらの場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(3)事業体制について
① 人材の採用・育成について(顕在化の可能性:小、影響度:中)
当社グループは、今後想定する事業成長や企業規模拡大に伴い、継続的に幅広く優秀な人材を採用し続けることが重要であると認識しております。
サービスにかかる品質確保や安定稼働、競争力向上に際しては、開発部門を中心とした高度な技術力・企画力を有する人材が必要であり、また、国内外における新たな顧客獲得や顧客サポートを強化するため、営業及びマーケティング部門における組織体制強化も必要となり、継続的な人材採用とともに、既存人材の育成・強化が必要であると考えております。当社グループでは、国内外において、営業及びマーケティング部門、エンジニア部門および経営管理部門等の人員強化を図るとともに、部門別・職階別研修等による計画的な人材育成に努めております。
しかしながら、エンジニアその他の優秀な人材確保にかかる競争は厳しく、当社グループが必要とする優秀な人材確保が計画通りに進展しない場合や人材確保にかかる費用上昇が生じた場合、また、既存人材の育成が図られない場合や社外流出が生じた場合、当社グループの事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

② 内部管理体制の整備状況にかかるリスクについて(顕在化の可能性:小、影響度:中)
当社グループは、企業価値を継続的かつ安定的に高めていくためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するとともに、適切な内部管理体制の整備が必要不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な整備・運用、さらに法令・定款・社内規程等の遵守を徹底しておりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の整備が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業運営、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
役員の状況・略歴
(2) 【役員の状況】

① 2026年6月30日(有価証券報告書兼事業報告書提出日)現在の当社の役員の状況は、以下のとおりです。
男性6名 女性1名(役員のうち女性の比率14.2%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数(株)

代表取締役社長CEO

玉川 憲

1976年1月10日

2000年4月

日本IBM株式会社入社

2010年9月

アマゾンデータサービスジャパン株式会社入社

2014年11月

株式会社ヴイコネック(現当社)設立 代表取締役社長就任(現任)

(当事業年度における重要な兼職の状況)
Soracom Global, Inc. Director

(注)3

2,980,240

常務取締役CTO

安川 健太

1980年8月11日

2008年4月

エリクソン・ジャパン株式会社入社

2012年6月

アマゾンデータサービスジャパン株式会社入社

2015年2月

当社取締役就任

2017年8月

当社常務取締役就任(現任)

(当事業年度における重要な兼職の状況)
Soracom Global, Inc. CEO

(注)3

1,129,000

取締役CFO

五十嵐 知子

1963年6月30日

1986年4月

国際電信電話株式会社(現KDDI株式会社)入社

2017年8月

当社取締役就任(現任)

2021年10月

当社に転籍

(当事業年度における重要な兼職の状況)
SORACOM CORPORATION, LTD. Director
Soracom Global, Inc. Director

(注)3

9,900

取締役

藤井 彰人

1970年10月26日

1993年4月

富士通株式会社入社

1997年2月

サン・マイクロシステムズ株式会社入社

2009年4月

グーグル株式会社入社

2013年4月

KDDI株式会社入社

2017年8月

当社取締役就任(現任)

2019年1月

Scrum Inc. Japan株式会社 取締役就任(現任)

2019年2月

株式会社エナリス 取締役就任

2022年4月

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 取締役就任

2022年4月

アイレット株式会社 取締役就任

2022年5月

KDDI Digital Divergence Holdings 株式会社 代表取締役社長就任(現任)

2022年7月

KDDI アジャイル開発センター株式会社 代表取締役会長就任

2023年4月

KDDI株式会社 執行役員 ソリューション事業本部(現ビジネス事業本部)グループ戦略本部副本部長就任

2023年4月

株式会社フライウィール 取締役就任(現任)

2024年4月

株式会社ELYZA取締役就任(現任)

2025年4月

KDDI株式会社 執行役員 先端技術統括本部長就任(現任)

(当事業年度における重要な兼職の状況)
KDDI株式会社 執行役員 先端技術統括本部長
KDDI Digital Divergence Holdings 株式会社
代表取締役社長
Scrum Inc. Japan株式会社 取締役
株式会社フライウィール 取締役
株式会社ELYZA 取締役

(注)3

―

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数(株)

取締役
(監査等委員)

入山 章栄

1972年12月8日

1998年4月

株式会社三菱総合研究所入所

2008年9月

米ニューヨーク州立大学バッファロー校スクール・オブ・マネジメント助教授就任

2013年9月

早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール 准教授就任

2016年5月

株式会社マクロミル 社外取締役就任

2019年4月

早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール 教授就任(現任)

2019年6月

ロート製薬株式会社 社外取締役就任(現任)

2020年6月

三櫻工業株式会社 社外取締役就任(現任)

2020年12月

株式会社セプテーニ・ホールディングス 社外取締役就任(現任)

2021年6月

当社社外取締役(監査等委員)就任(現任)

(当事業年度における重要な兼職の状況)
早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール 教授
ロート製薬株式会社 社外取締役
三櫻工業株式会社 社外取締役
株式会社セプテーニ・ホールディングス 社外取締役

(注)4

―

取締役
(監査等委員)

伊佐山 元

1973年2月26日

1997年4月

株式会社日本興業銀行(現株式会社みずほ銀行)入行

2003年9月

DCM Ventures パートナー就任

2013年7月

World Innovation Lab General Partner & CEO就任(現任)

2013年8月

株式会社WiL 代表取締役就任(現任)

2016年10月

Intertrust Technologies Corporation 社外取締役就任(現任)

2017年6月

株式会社BlueLab 社外取締役就任(現任)

2021年6月

当社社外取締役(監査等委員)就任(現任)

2023年4月

みずほイノベーション・フロンティア株式会社 社外取締役就任(現任)

2023年9月

株式会社UPSIDER 社外取締役就任(現任)

(当事業年度における重要な兼職の状況)
World Innovation Lab General Partner & CEO
株式会社WiL 代表取締役
Intertrust Technologies Corporation 社外取締役
株式会社BlueLab 社外取締役
みずほイノベーション・フロンティア株式会社
社外取締役
株式会社UPSIDER 社外取締役

(注)4

―

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数(株)

取締役
(監査等委員)

福原 成吾

1963年10月24日

1987年4月

国際電信電話株式会社(現KDDI株式会社)入社

2011年4月

KDDIフランス社長就任

2012年4月

KDDIドイツ社長就任

2014年4月

KDDIフランス会長就任

2015年4月

KDDI株式会社ソリューション事業本部ソリューション営業本部副本部長就任

2019年4月

KDDI株式会社理事 ソリューション事業本部ソリューション営業本部 副本部長就任

2021年4月

KDDIヨーロッパ社長就任

2024年3月

KDDI株式会社退社

2024年4月

当社顧問就任

2024年5月

当社取締役(監査等委員)就任(現任)

(注)5

―

計

4,119,140

(注) 1.取締役 入山章栄及び伊佐山元は、社外取締役であります。
2.当社の監査等委員会の体制は次のとおりであります。
 委員長 福原成吾、委員 入山章栄、委員 伊佐山元
3.2025年6月25日開催の定時株主総会の終結の時から、2026年3月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。
4.2025年6月25日開催の定時株主総会の終結の時から、2027年3月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。
5.2024年6月26日開催の定時株主総会の終結の時から、2026年3月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。
6.当社は、取締役 入山 章栄及び伊佐山 元を株式会社東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。

② 社外役員の状況
 本書提出日時点において、監査等委員である取締役3名のうち2名は会社法における社外取締役です。社外取締役と当社との人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係は以下のとおりです。

イ)社外取締役の入山章栄は、グローバル経営を専門分野とする研究者としての専門的かつ豊富な経験・実績と幅広い見識を有していることから、経営陣とは独立した立場からの経営の監督を期待し選任しています。社外取締役入山章栄と当社との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。

ロ)社外取締役の伊佐山元は、World Innovation Lab のGeneral Partner & CEOとして、ベンチャーキャピタル事業における長期の職務経験と他の会社における役員としての豊富な経験及びそれらを通じて培われた幅広い見識を有しており、経営全般及び企業投資に関する助言・提言を期待して選任しています。また、社外取締役伊佐山元がGeneral Partner & CEOを務めるWorld Innovation Labの同Ⅲ号ファンドは、当社の普通株式を3,261,200株保有しています。また、同氏が代表取締役を務める株式会社WiLと当社との特別な利害関係はありません。その他、同氏と当社との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。

 また、当社は社外取締役を選任するための独立性に関する基本方針は定めておりませんが、選任にあたっては株式会社東京証券取引所が定める独立役員に関する判断基準を参考としております。

③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係
 社外取締役による監督又は監査と、監査等委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との連携については後述の「(3)監査の状況」の記載のとおり、十分な連携が取れていると考えています。
沿革
2 【沿革】

年月

概要

2014年11月

IoT向けのSIM及び無線通信回線サービスの提供を主たる事業目的として、東京都目黒区目黒において株式会社ヴイコネック設立

2015年4月

株式会社ソラコムに社名変更、本店を東京都世田谷区玉川に移転

2015年9月

IoTプラットフォーム「SORACOM」を提供開始

2016年2月

リヒテンシュタイン公国にSORACOM LI, LTD.(連結子会社)を設立
(2020年5月にSORACOM CORPORATION, LTD.(英国)(現連結子会社)に業務を引き継ぎ、2021年12月に清算結了)

2016年5月

シンガポールにSORACOM INTERNATIONAL, PTE. LTD.(連結子会社)を設立
(2020年5月にSORACOM CORPORATION, LTD.(英国)(現連結子会社)に業務を引き継ぎ、2022年7月に清算結了)
省電力無線通信規格 LoRaWANへの対応を開始

2016年6月

デンマークにSORACOM DK ApS(連結子会社)を設立
(2020年5月にSORACOM CORPORATION, LTD.(英国)(現連結子会社)に業務を引き継ぎ、2022年3月に清算結了)

2016年8月

米国にSoracom Global, Inc.(現連結子会社)を設立

2016年11月

北米でのIoTプラットフォームサービス提供を開始

2017年2月

欧州でのIoTプラットフォームサービス提供を開始

2017年7月

省電力無線通信規格 Sigfoxへの対応を開始

2017年8月

KDDI株式会社への株式譲渡により、KDDIグループに参画(KDDI株式会社の連結子会社となる)

2017年10月

機器への組み込みが可能なチップ型SIM(Embedded SIM, eSIM)を提供開始

2018年5月

国内向けセルラー通信でKDDI回線を提供開始

2018年7月

国内初のセルラー通信内蔵 SORACOM LTE-M Buttonシリーズを発売開始

2018年7月

セルラーLPWA LTE-Mへの対応を開始

2019年3月

IoTサブスクリプション・マーケットプレイス IoT SELECTION connected with SORACOM(注)を開設

2019年7月

エッジ処理AIカメラ S+ Camera Basicを開発

2019年11月

英国にSORACOM CORPORATION, LTD.(現連結子会社)を設立

2020年2月

海外旅行者向け eSIMデータ通信サービス SORACOM Mobileを提供開始

2020年5月

リヒテンシュタイン、シンガポール及びデンマーク拠点の機能を集約し、英国拠点での営業を開始

2021年6月

当社プラットフォームの国内外における利用実績の拡大、サービス拡充を目的とし、セコム株式会社、ソースネクスト株式会社、ソニーグループ株式会社、日本瓦斯株式会社、株式会社日立製作所及びWorld Innovation Labの6社と資本業務提携を実現

2022年5月

クラウドカメラサービス ソラカメを提供開始

2023年7月

株式会社松尾研究所と「IoT x GenAI Lab」を設立

2024年3月

東京証券取引所グロース市場に株式を上場(KDDI株式会社は親会社からその他の関係会社へ)

2024年10月

株式会社キャリオット(現連結子会社)の株式51%を取得

2025年8月

株式会社ミソラコネクト(現連結子会社)の株式51%を取得

(注) IoT SELECTION connected with SORACOMとは、導入事例として実績のあるIoTソリューションを、サブスクリプション(サービス利用料課金モデル)で提供するBtoB向けウェブサイトです。

役員情報は有報に記載された範囲です。部長級など社内キーマンの網羅情報ではありません。

出典

出典書類を表示(3件)
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第13期(2025/04/01-2026/03/31)

    ID S100YGJH2026-06-30書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第12期(2024/04/01-2025/03/31)

    ID S100W2AH2025-06-24書類を開く
  • EDINET(金融庁)

    有価証券報告書-第11期(2023/04/01-2024/03/31)

    ID S100TT1W2024-06-26書類を開く

XBRL から抽出: 45 / 他の開示値から算出: 1

数字の誤りに気づいたら 報告する(訂正は元の記録を残したまま行います)

このページを AI で分析する

数値・単位・時点・出典をそろえた Markdown を、そのまま ChatGPT や Claude に渡せます。